ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

銀座一丁目の食パン専門店「セントル・ザ・ベーカリー」に行列がなかった日

有楽町にある「銀座のジンジャー」に行く度に気になっていた、近所の大行列。最初は茨城マルシェ(茨城県の物産館)の行列かと思っていたのですが、さすがにそんなことはなかった。「セントル・ザ・ベーカリー」という高級食パン専門店なのですね。

本当にいつ通っても大行列なのですが、11月なのに東京に雪が降った(!)ある日。近所で仕事を済ませて「どこかでお茶かごはんか食べたいですね」と仕事相手と話しながら歩いていたら、なんと、セントル・ザ・ベーカリーに行列がない!さすが雪の日。

というわけで、訳も分からず入ってみました。店頭で食パンを買い求める人のほか、カフェスペースにも結構人がいます。見渡すばかり女性ばっかりw

 

渡されたメニューを見ると、サンドイッチにクロックムッシュなど食パン屋さんらしく食パンを使ったメニューが並んでいます。でも一番の推しはこれらしい……ということで「食パン食べ比べ」というメニューを頼んでみることに。

「食パン食べ比べ」は、切り立ての食パン2~3種類(1枚ずつ)と牛乳(またはアイスティー) がセットで出てくるメニューです。写真のパン3枚+バター3種類+牛乳の「バター食べ比べセット」で1100円。バターじゃなくて「ジャムセット」だと1400円。おおお、銀座価格だわぁ……


f:id:ayanolog:20161124212830j:image

パン3種類は右から「一番右は焼かずにそのままがオススメ、真ん中は焼いてもおいしいです。左側はトーストするとサックリいただけます」とレクチャーされます。というわけで、まずは右の食パンを焼かずにぱくり。うん、確かに風味がよくておいしい。

真ん中のパンも焼いてみましょうかね。


f:id:ayanolog:20161124212708j:image

ここ、面白いのがテーブルにトースターを持って来て、自分でパンを焼いて食べられるようになっているんです。写真はイタリアのトースターなんだけど、メーカー名分からず。 派手さに負けてこれを選んでしまいました。


f:id:ayanolog:20161124212722j:image

お店の入り口入ってすぐのところがトースター置き場になっていて、好きなのを選べるようになっています。外国のメーカーのトースターばかりで、ほとんど知らないなあ。分かったのはデロンギくらいだ……。 


f:id:ayanolog:20161124212747j:image

パンの写真をもう一回。写真の右から、「国産小麦の湯種・液種の角食パン」「北米産小麦の湯種・液種の角食パン」「山形のイギリス食パン」。食べ比べると、確かに味が違うもんですね。食感と小麦の風味が違うんです。国産小麦はもっちり目、イギリス食パンはサクサク。北米小麦はその中間って感じ。でもどれもおいしいから「どれが一番よかった?」と聞かれてもまったく答えられない…強いていうなら右が一番好きかなあ。焼かずに食べたけど、焼いてもきっとおいしいんじゃないだろうか。

ちなみにバターも3種類違うもので、上からエシレ、自社農場で作ってるバター、あと一つは何だったかな。どれもおいしいです。説明になってなくてスミマセン。 

 
f:id:ayanolog:20161124212843j:image

ジャムセットを頼むと、珍しい海外のジャムがこんな感じでドドンと出てきます。右下はハチミツ。下の真ん中はヘーゼルナッツのチョコスプレッドだったかな。どれもおいしいので迷う迷う。 

高級食パン、確かにおいしいです。気に入った人は入り口で買って帰るのをオススメ。サイズは2斤のみ、食べ比べの3種類を売っているようです。冒頭に書いたとおり雪の日で通常よりは相当空いていたと思いますが、それでも見ていると飛ぶように売れてました、食パン。 

 

さて、この日はここでパンを食べて(買わずに)そのまま帰ったんですが、ちょうどそのとき読んでいた『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか』という本に、このお店の話が出てきてびっくり。渋谷の「VIRON」と同じ会社がやってるんですね、ここ。そうか、VIRONがフランスパンで、こっちが食パン……と納得。

さらにその本では、日本のパンは日本にやってきたドイツ人やフランス人、後にアメリカ人によって進化してきた(日本人が本場に勉強しにいくパターンももちろん多い) のだが、日本人はもっちりした食感のパンが好き……という話が語られて、読みながら「おお!」と思ったのでした。そうなんです、上に書いたとおり、食べ比べた食パンのうち一番もっちりしていたのが国産小麦の食パン。日本の小麦を、日本人の嗜好に合わせて作ったもっちり食パンだったのだな……と妙に納得したのでした。

この本、すごく面白かったので強くオススメします。パスコとかアンデルセンとか木村やとかよく知ってるパン屋さんがいろいろ出てくるのも楽しい。筆者は料理本……というか料理研究家の歴史にも通じた人なので、背景にある知識がハンパないです。パンに詳しくない私が読んでもとっても面白かったので、パン好きの人ならたまらないはず。主役はパンですが、それとなく小麦食の世界史に触れながら話が進むので、麺好きや海外の食文化に興味がある人、文化史好きな人もきっと楽しめます。というか、このブログを読んでくれるような食いしん坊さんなら間違いなくあっという間に読み終えちゃうと思いますよ。かなーりオススメです。 

 以下、余談。

続きを読む

久しぶりの味坊で羊肉三昧ディナー

一昔前は、羊肉串を筆頭に中国東北料理が気軽に食べられる、知る人ぞ知るディープ中華の店だった神田の「味坊」。今やすっかり有名店になり、 「羊」「ワイン+中華」「パクチー」などのキーワードでグルメ雑誌にも出てくるし、よく名前を聞くようになりました。湯島に系列店(鍋の店と羊の塊肉焼の店)もできたし、今や押しも押されぬ人気店。その本店である神田の味坊、私は最近予約なしで何回かフラれてるので、久しぶりに予約して行ってきましたよ。


f:id:ayanolog:20161127230043j:image

板春雨の冷菜……のはずが、春雨が見えない!てんこ盛りの香菜、その上にたっぷりの細切り牛肉。姿の見えない板春雨はムチムチちゅるちゅるの食感です。はああ、おいしーーーーーい。 


f:id:ayanolog:20161127230107j:image

「今日は いっぱい羊を食べよう!」ということで羊串肉。以前よりスパイス(ズーラン、だったっけ)の量が減ったかな?と思いながらかぶりついたら充分すぎるほどスパイシーでした。羊肉は、本当にうまいなぁ~。


f:id:ayanolog:20161127230122j:image

羊肉の水餃子。手作りの皮は良い感じにむちむち、中の具も肉肉しく具だくさん。テーブルの黒酢をつけて食べます。おいしーーい。 

 

f:id:ayanolog:20161127230133j:image

もう一回羊の餃子、今度は焼きで。……と思ったんだけど、テーブルにやってきたのは豚肉の餃子でした。おいしいから食べちゃうけど。もぐもぐ。 


f:id:ayanolog:20161127230142j:image

羊肉のクミン炒め。汁気少なくカラッと炒め上げた羊肉は、しっとりとした玉ねぎとたっぷりすぎるクミンシードをまとって、おいしくないはずがない。 


f:id:ayanolog:20161127230154j:image

酸っぱい白菜(漬け物)と豚肉のスープ。さっぱり味……ではあるんだけど食べ応えあり。しみじみおいしい、具だくさんでおなかいっぱいになるスープ。中国の寒い内陸部とかで、冬場にこういうのたべるんだろうなあ。……などと、行ったことのない中国内陸部に思いを馳せつつ頂きました。

そういえば最近ご無沙汰しているけど、新宿の随園別館の酸っぱい白菜の鍋が大好きで、昔は冬になると毎年一度は食べに行ってたのを思い出す。このスープと似てるんだけど、でもやっぱり違う味。そろそろ本格的に寒くなってきたし、久しぶりに食べに行こうかな、随園別館。

 

久しぶりの味坊、羊羊羊たまに豚、みたいな感じでとてもおいしかったです。料理は基本的にかなり盛りがよく、お値段は800円くらいのが多いかな。この日はレモンサワーを飲みながら食べていたんだけど、もうちょっと人数がいればワインが飲める(このお店はボトルワインを出しています)ので、次回は四人くらいで行きたいかも。

続きを読む

エリックサウスで南インド料理飲み会が安旨すぎて幸せすぎた話@永田町

このブログを以前からごらんの方は私がカレー好きなことをご存じだと思うのですが、ここ数年自分でもかなりハマっている自覚があるのが「南インド料理」。都内近郊に最近続々といいお店ができているので、気軽においしい南インド料理を食べられるようになったのですが、その中でも特に南インド料理のハードルを下げて、気軽に楽しめるような食べ物にした立役者だと思っているのが「エリックサウス」。

エリックサウスは東京駅の地下街にあって、一人でもふらっと立ち寄ってカウンターでミールスを食べられる気軽さが本当に素晴らしいお店。私も東京駅八重洲方面or京橋あたりに用事があるときにはなんやかんやと理由を付けて食べに言っていました。さらに今年オープンした永田町のお店が(東京ガーデンテラス店)、個人的に行きやすい場所ということもあって訪問頻度が一気に急上昇。これまで以上に「一人だけどおいしいもの食べたい」「ごはん食べて元気になりたい」という時に訪れることが増えてます。というか、週2回以上行き過ぎないように自制してるくらい^^;;

……というわけで、それくらい溺愛してるエリックサウス。普段は一人で行ってミールスビリヤニを食べることが多いんですが、先日6人くらいで集まって南インド料理飲み会をしたのでそのときの写真を。

 

f:id:ayanolog:20160821050431j:plain

ワダ。豆でできた甘くないドーナツみたいな料理で、南インドの軽食なのだそうです。揚げたてさっくさく、アツアツなワダが出てきます。大好き!添えられたサンバル(カレースープみたいなの)と、ひんやりしたココナッツチャトニー(白いペーストみたいなの)をつけて食べます。あああああ、おいしいいいいいい。 

f:id:ayanolog:20160821050454j:plain

ウプマだったかな。おからみたいに見えますが、デュラムセモリナを練ったものなのだそう。こちらもココナツチャトニーとサンバルをつけて食べます。

 

f:id:ayanolog:20160821050438j:plain

f:id:ayanolog:20160821050447j:plain 

f:id:ayanolog:20160821050503j:plain 

f:id:ayanolog:20160821050510j:plain

お酒を飲みながらから揚げやサラダやドーサやライスコロッケを楽しんでいると大分…お腹いっぱいになってきて… 

 

f:id:ayanolog:20160821050517j:plain

お腹いっぱいでも、これはぜひとも食べてください、とビリヤニを半ば強引に注文。エリックサウスは毎日どの時間帯でもビリヤニが食べられる素晴らしいお店なのですが(しかも素敵においしい!)、アラカルトメニューで夜だけ食べられるハイデラバードビリヤニというのがあるのです。 ハイデラバードってインドの街の名前だから、そこの名物ってことなのかなあ。

 

f:id:ayanolog:20160821050525j:plain

 ルクルーゼで供されるハイデラバードビリヤニ。こちらは取り皿にとって、ライタ(刻んだきゅうりやスパイスが入った塩味のヨーグルト)をかけたもの。

このときはたしかラムのビリヤニでしたが、季節限定のものもあって、少し前まではサンマのビリヤニ、現在は牡蠣のビリヤニが提供されています。本当においしいので、夜にエリックサウスに行くときはぜひ食べてみて!(しつこい)特にサンマのビリヤニは美味しすぎて驚く投稿をTwitterでいっぱい見かけたのが印象的です。サンマも牡蠣もインドでは多分まず食べないと思うけど、日本にビリヤニが輸入されたことで、こんな料理がアリになるんだから、なんとも幸せなことであります。

 

f:id:ayanolog:20160821050531j:plain

最後は濃厚なチャイで締めました。はぁぁぁぁ、おいしかったぁぁぁぁぁぁぁ!この日は女性六人でおなかいっぱい食べたり飲んだりしたのですが、あまり飲まない人が多かったこともあって、一人3000円行かなかったという……こんなにおいしいのにこんなに安いなんてアリなのだろうか。 

エリックサウスは紀尾井町の東京ガーデンテラスという建物に入っているのですが(元赤坂プリンスホテルの跡地に今年オープンした新しいビルです)、他のお店はかなりお値段高めのところが多いんですよね。昼も夜も格安でおいしい南インド料理が楽しめるエリックサウスはやっぱり最高、と改めて思ったのでした。 

エリックサウスは現在東京八重洲地下街、東京ガーデンテラス(永田町、紀尾井町)、KITTE名古屋の3店舗で営業中。多分どこでも昼夜両方食べられるはずです。

続きを読む

おやきってこんなにおいしいものだったのか…と開眼した話@いろは堂本店

「いろは堂」本店に行ってみた

長野の定番郷土料理、おやき。おまんじゅうの皮みたいなので野沢菜や キノコ、カボチャやナスといった野菜の具をたっぷり包んだものです。多分東日本の方にはおなじみ。

長野市から戸隠方面に抜ける道の途中、鬼無里というところに、おやき「いろは堂」の本店があるよ、と聞いて行ってみることに。

お店に入ってすぐ、カウンターでおやきを注文。いろいろ種類があるのでかなり悩んで5つ選んで注文しました。おかわり自由の野沢菜をつまみながらそば茶を飲んで待っていると……あれ?


f:id:ayanolog:20161113105105j:image

 「焼きたてのおやき、できましたよー」と 持ってきていただいたおやきは6個。「切り干し大根、おまけでつけときました(にっこり)」と…あ、ありがとうございます!

急いで写真を撮って、早速ほかほかの焼きたておやきにかぶりつくと…うっ、旨ぁぁぁぁあい!!!!サクッとこんがり焼けた皮は、例えるならホワイト餃子の皮みたいな感じ? 皮の焼き方が揚げ焼きに近いんじゃないかなと思います。焼き方、気になったのでお店の人に聞いてみればよかったな。

パリっとサクッとした薄めの皮のなかにはたっぷりの具が詰まっていて、めちゃくちゃ美味しいです。いや~、焼きたてのおやき最高。おやきは好きで長野に行くとよく買って食べるんだけど、こんな皮のおやきを食べるのは初めて。もっとお饅頭的というか、肉まん的というか蒸した厚い皮のイメージだったんですよね。おやきってこんなにおいしいものだったのか……(びっくり)

 
f:id:ayanolog:20161114122535j:image

店内はいろりがあったりして昔の農家風。野菜ミックス、舞茸、粒あん、あざみ(山菜)、ぶなしめじ、野沢菜、かぼちゃ、切り干し大根、ねぎみそ……種類いろいろで迷います。

しかしおいしかったなー。気がついたら一人3つぺろっと食べてた ^^;; どれもおいしかったので甲乙付けがたいですが、「あざみ」のほろ苦さがすごく気に入りました。あとねぎみそね!そういえば茄子みそがなかったのはシーズン的なものかしら。

 

鬼無里って読めますか?

ところで、「鬼無里」って漢字を見てパッと読めます?「きなさ」と読みます。鬼女(紅葉という名の美女だったらしい)伝説や、木曽義仲由来の伝承が残るエリア。小さな集落なので村だと思っていたのですが、今は市町村合併の結果、「長野市鬼無里地区」になっているそうです。

ただ鬼無里といわれても長野県人じゃないとパッと場所が思い当たらないですよね。長野市中心部から西にクルマで1時間くらい走ったところにあります。山に囲まれた山村で、行ったときはちょうど紅葉が美しかった~!


f:id:ayanolog:20161114122638j:image 

f:id:ayanolog:20161114122742j:image
長野市から鬼無里に入る手前にある据花橋&据花渓谷の眺め。あまりに綺麗だったので、思わず車を停めて写真撮りまくり。


f:id:ayanolog:20161114122711j:image

これは逆に、鬼無里から戸隠に抜ける途中の大望峠の夕暮れ。車の移動だったら是非行ってみてください!本当にいい景色です。

 

おやきのいろは堂はこちら↓

www.irohado.com

 

長野の話が好きだったらこの辺も楽しめるかも↓

ayano.hatenablog.jp

ayano.hatenablog.jp

ayano.hatenablog.jp

ayano.hatenablog.jp

帝国ホテルでパワーブレックファースト

お友達が本を出すことになりまして。だいたい作業終了、あとは発売を待つばかり。おめでとう!…ということで、お祝いモーニングしてきました。

お祝いなのにモーニング?飲み会じゃなくて?と思ったあなた。ノンノンノン。お祝いだから豪勢ですよ?帝国ホテルのダイニングだもーん。宿泊客じゃなくても行けるんですね、「インペリアルバイキング サール」のモーニングビュッフェ3800円。

パンやシリアルなどの洋食と、ご飯にあうおかずの和食と両方選べます。並んでいるものはすごく珍しいものがあるわけではないんですが、どれもこれもいちいちおいしくて上等。私が食べたものだと、フレンチトーストとハムが印象的なおいしさだったなあ。また食べたい。


f:id:ayanolog:20161109093727j:image

最近買ったばかりのスマホでパチリ。 

ほとんどはセルフで食べたい物を取るのですが(ビュッフェだからね)、シェフが作ってくれる料理がいくつかあります。オムレツとかオニオンエッググラタンスープとか。オムレツは「ハム、マッシュルーム、オニオン、チーズ全部入り」がオススメなのですが、写真映えを考えてチーズだけで焼いてもらいました(わがまま)。ちなみに私はケチャップかけてますが、常連さんによるとオススメはハーブ塩だそうです。


f:id:ayanolog:20161109100019j:image

朝早起きして、よく手入れされたカトラリーを手に、丁寧な接客を受けながらリッチな朝ご飯を食べる時間はちょっと非日常で素敵。コーヒー&紅茶はわんこそば状態で減っていれば即注いでもらえます。

 

行く前は「モーニングに3800円!?」と正直思ったのですが、 朝7時~9時半まで2時間半ゆったりごはん食べながらおしゃべりできて(私は先に帰ったけど、他の人はもっと長かったはず)、食事はもちろんおいしくて……とかなり満足度高かったです。

この日はお酒を飲まない人が多かったこともあって「飲まない人同士なら、飲み会のつもりで豪華モーニングビュッフェ、いいかも」と思ったのでした。また何かお祝い事があったら(口実がないとさすがに一人では行けない)、他のホテルのモーニングビュッフェも行ってみたいなあ。

 

●帝国ホテル「インペリアルバイキング サール」 

www.imperialhotel.co.jp


このブログが面白かった人はこの辺も楽しめるかも

ayano.hatenablog.jp

ayano.hatenablog.jp

ayano.hatenablog.jp

ayano.hatenablog.jp

 

上野のかっぱよ、永遠に【後編】~ありがとう、「かっぱ寿司」

惜しまれながら10月末に閉店した、上野のかっぱ。かっぱには寿司屋と飲み屋があり、飲み屋さんのほうに飲みに行った……というのは、「上野のかっぱよ、永遠に【前編】~さよなら『酒場 かっぱ』」に書いた通り。

その翌日、私はまたもやかっぱに行ったのでした。今度はお寿司屋さんのほう。一階のカウンターは並んで入るしかないのですが、4人以上いれば予約できるので、二階を予約しました。平日夜ですが、夜七時集合厳守にしたのは「夜8時までにオーダーした刺身&寿司は半額」というかっぱルールがあるから(さらに、月曜日は一日中、夜八時過ぎても半額!)。

7人で二階を予約し、食べまくったお寿司は以下の通りです。

 

f:id:ayanolog:20161104022917j:plain

刺身の盛り合わせ(3~4人分)。切り方が厚めで食べ応え有り。

中身はお任せなので「思いの外、貝がいっぱい入ってるね」「刺身の中にこんなに玉子があると思わなかった……お寿司の玉子いっぱい頼んじゃった!」とかいいながらもぐもぐもぐ。思いの外ボリュームあるなぁ。

 

f:id:ayanolog:20161104022947j:plain

「ネギトロ」を頼むとこんな感じで出てきます。本当にトロを包丁で叩いたネギトロなのでおいしいのだ。たっぷりの海苔が添えられているので、好き好きにネギトロを海苔に包んでいただきます。

さて、いよいよお寿司がやってきましたよ。

f:id:ayanolog:20161104025338j:plain

かっぱ寿司の握りは、ネタ厚め&しゃりがかなり大きめで、気取らないお寿司です。おなかいっぱいになる~!

 

f:id:ayanolog:20161104025529j:plain

かっぱはまぐろがおいしいんだよね~。個人的には赤身が一番、次に中トロが好き。溶ける。中トロでもかなり脂がのっているので、大トロだとやや重すぎるくらいなのです。

ここまで全部、20時前に注文を済ませたのでお値段半額。といっても、「半額って言っても、元が高いんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるのでは。値段、お見せします。

 

f:id:tokyo-ujikintoki:20161104024258j:image

これは半額じゃないときの1コのお値段。例えばイカだったら、普段は一皿 216円ですが、火曜~日曜の20時まで&月曜日は一皿108円になります。安めの回転寿司程度の値段でしょ?

そんなわけでこの日は7人で二階で「もうだめ……」というくらいお寿司を食べました。一人4000円台だったかな。お酒を飲んだのに加え、高いネタもガンガン頼んだので、かっぱ寿司にしてはいつになく高かったかも。普段は3000円くらいです。

 

……で、さんざん寿司を食べた数日後。「でもやっぱりもう一度最後にカウンターで食べたい!」と再度かっぱへ。今度は一階カウンター狙いなので、会社を早めに出て店の前に並びます。30分くらい並んで無事入店。

 

ここから先は、一階のカウンターで食べたお寿司写真です。二階もいいけど、一階で板さんが目の前で握ってくれるのはやっぱり断然おいしいのだ。 

f:id:tokyo-ujikintoki:20161104024018j:image

たい、カンパチ、アジ。

 

f:id:tokyo-ujikintoki:20161104024031j:image

赤身。やっぱりここのマグロはおいしいなぁ……赤身おいしいなぁ……。

 

f:id:tokyo-ujikintoki:20161104024048j:image

寿司ネタでタラコ?と思ったけれど、ここに来るとつい食べてしまうんです、タラコ。あとこの日は食べなかったけど「カニミソ」もここでしか頼まない寿司ネタかも。どちらもおいしいんだけど、食べる度に毎回「あ~、痛風の人に食べさせちゃダメなやつだよな~」と思ってしまう。

 

f:id:tokyo-ujikintoki:20161104024106j:image

あわび。半額だから食べちゃえ!ということで……ああ、おいしいな~。(←貝好き)

 

f:id:tokyo-ujikintoki:20161104024137j:image

ここで刺身を頼んでみました。マグロ、ホタテ、サンマだったかな。刺身は握りの4貫分としてカウントするルール。

 

f:id:tokyo-ujikintoki:20161104024154j:image

ウニ。半額だから食べちゃ……(以下略)

 

f:id:tokyo-ujikintoki:20161104024211j:image

お寿司を食べるときは、最後梅の細巻きで締めることが多いです(かっぱ巻、納豆巻でもOKなのでそこは相手に合わせて)。パラパラと振られた胡麻が香ばしい。

この日はお酒ちょっと飲んで、一人3000円くらいだったと思います。このコストパフォーマンスの良さはなかなかないよなぁ……。

 

f:id:tokyo-ujikintoki:20161104024239j:image

店内(一階)はこんな感じ。カウンターの隣に外国人女性二人連れが座ったら、サッと英語メニューが出てきました。英語メニューがあったとは!でもそうだよね、確かに地元民以外にも最近人気だったもの。きっと外国人のお客さんも多かったんだろうねえ……。 

 

帰り際、板さんに「また来てくださいね!」と言われ、なんとも寂しい気持ちに。思わず「また来てくださいねと言われても……」と答えてしまいました。板さんも困ったように笑ってたな。

 

f:id:ayanolog:20161104031410j:plain

帰り際に店先をパチリ。最近は回らない&座って食べられる寿司というと、かっぱ寿司に来ることが圧倒的に多かったんですよね。もうここにお寿司を食べにくることもないんだなと思うと、なんともいえず、本当に寂しかったです。

 

この一週間くらい後、10月31日に予定通りかっぱ寿司は店を閉じました。

 

 

最終日、私は行けなかったけどこんな感じだったんですね。行きたかったなあ……。これからは「お寿司食べたい!回らないやつ!」と思ったらどこに行けばいいのだろう、と思っています。さよなら、かっぱ寿司。今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

系列の「酒場 かっぱ」の話はこちらを。

ayano.hatenablog.jp

以前「かっぱ寿司」について書いたのはこちら。

ayano.hatenablog.jp

ayano.hatenablog.jp

 

上野のかっぱよ、永遠に【前編】~さよなら、「酒場 かっぱ」

みなさま、大変お久しぶりです、ayanoです。気がついたらあまりにも長時間ブログを放置しすぎており、すでに何から書いたらいいか分からなくなっている状況です……。そんな中でも、これは書き残しておかなくては、と強く思うことがあったので前後編の分けて書こうと思います。今回はまず前編を。

 

上野にかっぱ寿司というお寿司屋さんがあります。回転寿司の「かっぱ寿司」とはまったく関係ないお店。上野(正確には御徒町かな)の寿司屋通りに向かい合って一号店と二号店がある、地元密着型(でも最近は観光客も多い)のお寿司屋さんです。安くてウマイ。

そのかっぱ寿司の系列の飲み屋さんが「酒場かっぱ」。以前は「もつやき かっぱ」と呼ばれていた気がするんですが、今調べると全部「酒場かっぱ」と出てくるので、以下こちらの名前で進めます。上野にはいわゆる「せんべろ」(1000円で酔っ払えるような安いお店)と呼ばれるような立ち飲み屋さんがいろいろあるのですが、酒場かっぱはちゃんと座って飲めるのに料金は立ち飲みレベル。軽くなら1000円で飲めちゃう素晴らしいお店なのです。安くてウマイ!

そのかっぱ寿司」と「酒場かっぱ」が、どちらも10月28日で閉店するというのです! ※かっぱ寿司は10/31閉店とお知らせいただきました。

悲しい、悲しすぎる。しかも両方ともものすごい人気店で、しょっちゅう店の前に行列ができているくらいお客さんがたくさん来るというのに……。急な閉店の知らせに、「せめて最後にもう一回かっぱで飲み&食べたい」という気持ちをおさえられず、わたくし、ものの一週間ちょいのあいだに合計3回も酒場かっぱ&かっぱ寿司に行ってしまったのでした。……ということで、前振りがえらい長くなってしまいましたが、前編は酒場かっぱ、後編はかっぱ寿司の話でお送りします。

f:id:ayanolog:20161031033424j:plain

 

もともと酒場に詳しいわけではない私がこの店を知ったのは、「かっぱ日記」というブログのおかげでした。かっぱ日記の書き手、suzuさんはかっぱを知り尽くしている超常連。かっぱ閉店の知らせを聞き、「かっぱが閉店する前に一度飲みに行きたいです!」とsuzuさんにお願いしたところ、快諾していただけたのでした。

というわけで、10月後半の平日の夜7時、御徒町駅かっぱ口(南口改札)に集合。平日にもかかわらず、かっぱの前には行列が……。これは並ばないとダメかな、と思ったのですが、お店の奥から出てきた店長さんはsuzuさんの顔を見るとサッと2階席へ通してくれました。さ、さすがだ……。

二階に上がると、あれ、意外と空いている。どうやら店員さんが少ないので、勝手が分かっているひとだけを上に通して、その他のお客さんは店員さんの目が届きやすい1階に入れているようです。

かっぱではホワイトボードに書かれたメニューを見てつまみを選びます。この日は基本的にsuzuさんにお任せして、たまに私も「これ食べたいです」とリクエストを言う感じで進みました。今回うっかりホワイトボードの写真を撮り忘れたけど、メニューはほとんど158円か303円(安い!)。お酒も同じく安いのです(すごい!!)

f:id:ayanolog:20161031033508j:plain

系列にお寿司屋さんがあるかっぱは、刺身類が安くてウマイ!写真はマグロブツとかんぱちだったかな。 各303円。奥は、湯豆腐(158円)。温めた豆腐に刻んだネギとかつお節、そして揚げ玉をたっぷりと散らし、醤油をかけていただく……というかっぱのスペシャリテ。温めた豆腐に揚げ玉、というのが実にいい相性で、実は時々家で真似してかっぱ風温奴を作って食べていました。

f:id:ayanolog:20161031034137j:plain

かっぱといえば絶対外せない「煮込み」303円。

おそらくは味噌ベースの良い感じに濃ゆい味、よく煮込まれてプルプルと柔らかいモツ、そしてこんにゃく。ん~、優しく甘く、そして濃厚。子どもの頃、家の近くの八百屋でなぜかいつもモツ煮を売っていて、それをおかずにご飯を食べるのが楽しみだったのですが、かっぱの煮込みはそのモツ煮を思い出させる味なのです。おいしいのう、おいしいのう(涙)。

私は数回しか行ったことがないけれど、suzuさんは数え切れないほどの回数通った店。いろいろなかっぱの昔話を聞いているうちに、あっという間にジョッキが空に……suzuさんが頼んだのは「大ジョッキホッピー」。ん?大ジョッキ??

 

f:id:ayanolog:20161031034901j:plain

どどーん。大きさの違い、分かります?手前が私の飲んでた梅干しサワー(普通のジョッキ)、奥がsuzuさんが頼んだ 大ジョッキホッピー。写真を撮った角度が良くなくてあまり差が出てないけど、大ジョッキ、ホントに大きいんです!!!!!

最初に頼んだおつまみが空になってきたあたりで、「次何にしましょう?」と相談。ここでなんとなく気になったのが、シュウマイとかウインナーとかの肉加工品系メニュー。特にウインナーは「ノーマルとバジルとチョリソーと、3種類盛り合わせなんですよ。もちろん出来合いのソーセージなんだけど、安くてウマイんだよね……」なんて話をしていたところに登場したのがこれ。

f:id:ayanolog:20161031040007j:plain

……あ、あれ???

3種類のウインナーの盛り合わせという話だったのが、残念ながら1種類、同じソーセージが4本並んで登場。「刺身など魚系のメニューは寿司屋があるから仕込むけど、おそらく、酒場かっぱだけのための仕入れはもうしていないのだろう」という解説を聞いて、ナルホドと納得する私。しかし、寂しいな……。

 

f:id:ayanolog:20161031040659j:plain

そして、ハムカツが終わっていたので代わりに頼んだ「アジフライ」。ハムカツなんてそんなに早くなくなるものじゃないけれど、ウインナーと同じくハムももうそんなに仕入れてないんだろうなあ……と、アジフライをもぐもぐしながらまた寂しい気持ちに。

いろんな話を聞いてとても面白かったのだけれど、「かっぱ」絡みの話は面白い半面、聞けば聞くほどさびしくて。店員さんたち、これからどうするんだろう、とか、「もし自分が大金持ちだったら、お店ごとかっぱを買い上げるんだけどな、ホワイトナイト」なんて話をしたりして。ああ、それ、すごくいいですねえ……そもそもこんなに賑わってる店を閉めちゃうなんて、意味が分からないよ。

かっぱをめぐる話は尽きることなく、この日はなんだかんだで閉店間際までかなり長居してしまいました。「本当にあと1週間くらいで終わってしまうのかなあ、現実味がないけど、でも本当なんだよなあ……」としんみりしながら店をあとにしたのでした。

f:id:ayanolog:20161031042223j:plain

(この日、不忍池弁天堂近くで見たバルーンの群れ。こんなイベントをやってたみたいです)

 

翌日、suzuさんから「昨日話したxxの話は、2006年の8月に出てきますよ」とメッセージをもらったので、久しぶりにかっぱ日記を読みました。かなりの頻度で更新されていた飲み日記なんですが(飲みだけじゃないけど)、数日間かけて2009年の2月まで、2年半分のかっぱ日記を読み直し。一度読んでるはずなのに、かなりいろいろ忘れてて、初めて読むような感覚で読めるのが不思議。いや、私が単に忘れっぽいだけか……。2006年って、もう10年も前なんですよねぇ……(当たり前だ)。

かっぱ日記を読み返したこともあって「もう一度『酒場かっぱ』に行きたい!」と強く願うも、その後私がここで飲むことは叶わず。10/28に予定通りかっぱは閉店し、結局この日が私にとってはラストの酒場かっぱになってしまいました(寂)。

しかし、かっぱは一つじゃない。次回は寿司屋のかっぱの話に続きます。

 

 

清竜人25×lyrical school @ハーレムフェスタ

9月26日、渋谷O-Eastで行われた「ハーレムフェスタ 2016 vol.8」で清竜人25を見てきました!対バンのリリスク(lyrical school)は生で見たのは初めてだったんだけど、かわいくて上手でとてもよかったので以下感想ツイートまとめときます。

 

 

 

 

 

 

 

セットリストはこちらを参照。

東京から2時間のブラジルで本場のシュラスコを食べてみた@プリマヴェーラ

リオデジャネイロ・オリンピック、終わっちゃいましたね。いやー、すごかったですねぇ。毎日メダルラッシュ。日本の真裏でやっているオリンピックということで、平日はとても試合観られず(会社員だもんで……)。毎朝、試合結果を知らせるニュースアプリのプッシュ通知で目が覚める毎日でした。

と、リオの話から始めてみましたが、すみません、すっかりブログ更新しそびれてました。前回、東京から2時間でいけるブラジル、群馬県大泉町に行ってきた話を書き、後編に期待!と書いたまま放置プレイすること2週間。今日こそ後編です。前編をまだ読んでないよ、という方はこちらをどうぞ。

ayano.hatenablog.jp

 

さて、大泉町を散策した私たちは夕飯を食べることにしたのです。ここまで来たらやっぱりアレ食べたいよね……と向かったのは「プリマヴェーラ」。ブラジルの名物料理、シュラスコのお店です。

シュラスコとは、ブラジル版BBQと言いますか、ブラジル式焼肉といいますか……という料理。日本人はシュ「ラ」スコと言いますが、発音としてはシュ「ハ」スコが正しい、らしい。

塩をした塊肉を串刺しにして炭火で焼き、ウェイターさん(シュラスケイロというそうです)がテーブルにサーブしてくれるので、好きなだけ肉を切ってもらって食べる、という趣向です。肉の種類は牛や豚や羊やソーセージなどいろいろいろ。シュラスケイロさんがやってくると、こんな感じ。

f:id:ayanolog:20160820163334j:plain

 

大泉町、調べてみるとシュラスコが食べられるお店はいくつかあるようです。それこそここで紹介したスーパー「タカラ」の入り口横にあるカフェというかレストランというかのスペースでもカジュアルな感じでシュラスコ食べ放題メニューがあったし。

友人はシュラスコ初体験ということで、今回はシュラスコ専門店を探して行ってみることにしました。前編に貼った地図で、黄色く囲った右下のあたりにある「プリマヴェーラ」というお店です。

 

f:id:ayanolog:20160820163748j:plain

プリマヴェーラ、私が行ったときのメニューは「シュラスコ フルコース」という食べ放題コース一本のようでした。お肉の種類は9種類、食べ放題で3280円。テーブルでサーブしてくれるお肉のほか、サラダバーのようなビュッフェとソフトドリンクバーが付いており、それも込みの値段です。

 

f:id:ayanolog:20160820164629j:plain

ビュッフェコーナーはこんな感じ。サラダや煮物、カレーなどいろんな料理(ブラジル料理も日本料理?も)あります。ここでお腹いっぱいになってしまうと肉が食べられないので私はサラダ以外あまり手を付けないんだけど、シュラスコに行くと必ず食べるのがこれ。

f:id:ayanolog:20160820164921j:plain

フェジョアーダ。黒っぽい豆と肉を煮込んだ料理で、ブラジル家庭料理の代表ともいえるものらしい……というのは、昔、角野栄子さんの本で知った知識。お店によって味がけっこう違うので食べ比べるのが密かに楽しみなのです。上にかけてあるのは、マンジョッカ(キャッサバ)という芋の粉を炒めたものだそう。

 

さて、いよいよお肉を食べますよ~!

f:id:ayanolog:20160820165649j:plain

1種類目、ガーリックステーキ。どうしてもぶれちゃって困った。ニンニクと塩のシンプルな味付けの赤身肉です……と思ったけど「牛バラ」とも言ってたなあ。

 

f:id:ayanolog:20160820165924j:plain

 2種類目は、豚バラ。写真のように、カットしているところをお客がトングで受け取って自分のお皿に移し、食べます。これ、肉汁ジューシーでおいしかった!*1

f:id:ayanolog:20160820170806j:plain

3種類目、ハツ。こういう小さいお肉も串に刺さって出てきます。真ん中の穴は、ちょうど串のふとさってこと。串が太いというかハツが小さいというか。

f:id:ayanolog:20160820171429j:plain

こちらのお肉、ポルトガル語で行っていた名前が全然聞き取れず……その後の説明を要約すると、牛の熟成肉だったみたいです(4種類目)。

f:id:ayanolog:20160820171556j:plain

カットしたところ。外がカリカリに焼けててすごくおいしい!

f:id:ayanolog:20160820171714j:plain

f:id:ayanolog:20160820171840j:plain

フィレだったかな(5種類目)。焼き加減が絶妙です。基本的に味付けは全部「塩+炭火焼き」なんだけど、部位によって味が全然違うものだなあと感心しながら食べる我々

 

f:id:ayanolog:20160820172100j:plain

肉ばかり注目しがちですが、実はかなりおいしいのが「ソーセージ」(7種類目)。これおいしかったなあ。ブラジルのみなさんのソーセージへの愛は相当みたいで、スーパーにもものすごく大量&多種類のソーセージが並んでいたのを思い出します。

他に、手羽もとも食べました(8種類目)。骨の周りの肉って、おいしいよね。軟骨までぱりぱり行けちゃいます。

 

f:id:ayanolog:20160820172614j:plain

カーニャ。多分「イチボ」と呼ばれる部位だと思います(9種類目)。これ!すごく!おいしい~!!!(←気に入ったらしい)

 

f:id:ayanolog:20160820172930j:plain

f:id:ayanolog:20160820172941j:plain

ラストはサーロイン。あれ?10種類目だ。ソーセージは肉9種類に入らないのかな?こちらもおいしいんだけど、大分お腹いっぱいになっていたのと、直前のピカーニャがおいしかったので感想があまり浮かばず……。

 

さて、こんな感じで肉9種類?10種類?(実は私の記憶も曖昧で、最初写真と付き合わせてブログに書きだしてみたときは肉+ソーセージで12種類あった)を堪能したわけですが、ノンノンノン。これで終わりではないのだよ。シュラスコのもう一つのお楽しみがこれ!

f:id:ayanolog:20160820173304j:plain

じゃーん。焼きパイナップルです!丸ごとパイナップルが串に刺さって、肉と同じく炭火で焼かれているという、シュラスコならではの果物の食べ方。しかもここのは周りにシナモンシュガーがまぶされていてホントにデザートみたい。

f:id:ayanolog:20160820173559j:plain

私、「酢豚にパイナップルは要らないんじゃない?」派なのですが、これは大好き。味としてもおいしいし、パイナップルを食べると肉続きの口の中がさっぱりして「もうちょっとお肉食べようかな」という気持ちになれるんですよ。シュラスコに行ってこれを見かけたら、ぜひ食わず嫌いしないで食べてみてほしいです。

 

パイナップル+シナモンシュガー効果でやる気がでて、もうちょっとお肉を食べることに。2週目は好きなやつだけ頼めるので、ソーセージとかイチボとか特に気に入ったものをリピートして楽しみました。はぁぁあぁ、おいしかった&楽しかった。ブラジル人街遠足の締めくくりとしては、最高のディナーでありました。

f:id:ayanolog:20160820173923j:plain

 

もう無理!というくらいお肉を食べて、上にも書いた通り1人3280円。バルバッコアグリルなど都内の有名店で夜シュラスコを食べると1人5000円台+ドリンク代というイメージなので、さすがにこちらは安いなーと満足したのでありました。プリマヴェーラ、お勧めです!店員さんが日本語あまり通じなかったりするのも異国気分で楽しい。

そんな感じで群馬県南部をいろいろ楽しんだわけですが(かき氷を食べた話はそのうちトーキョーウジキントキでかきます)、実はこのほかにも面白いところを見つけたので、その話も近日中に書きます!書きたい!書けたらいいな……(弱)

*1:んですが、調子にのって二回続けて食べたらちょっと胸焼けしました。おいしいからって食べ過ぎ禁物……^^;;

続きを読む

祝・リオオリンピック開幕!東京から2時間でブラジル気分を味わってきたよ

オリンピックが始まりましたね~! 会場のリオ・デ・ジャネイロは私にとって子どもの頃から一種憧れの地なのですが(子どもの頃に買ってもらった、角野栄子さんがブラジル暮らしについて書いていた本がめっぽう面白くて何度も読み返したからなんだけど、残念なことに書名が思い出せない)、日本から見てブラジルって地球上で最も遠い所。そうそう行けるものじゃありません。

いいなーブラジル、そういえば私、シュラスコとかも好きなんだよな~と思い、一年発起。東京から2時間かけてブラジルに行ってきましたよ!

…。

 

……。

 

………。

 

…………ハイ、分かる方にはもうおわかりだと思います。本物のブラジルじゃなくて、「日本のリトルブラジル」こと群馬県大泉町です。ここは三洋電機富士重工の城下町で、日系ブラジル人がたくさん住んでいる町なんですよね。人口の16%がブラジルの方なのだそう。リオオリンピックの開会式を見ずに東京を出発し、大泉町に行ってきました。

 

f:id:ayanolog:20160807005624j:plain

なじみがない方がほとんどだと思うので、まずは地図をぺたり。

町名は「大泉町」なんですが、最寄りの駅は東武小泉線の「西小泉駅」(隣は小泉駅)。私が今回お散歩してきたのは黄色い線で囲ったあたりです。

 

駅自体はよくある東武線の駅なのですが、ひとたび駅前を歩き出すとすぐに「あ、これは面白い」と感じます。

町を歩くとまず違和感があるのが、お店の看板や電柱などに書かれている言葉。日本語よりもアルファベットが圧倒的に多いんです。読めないけどきっとポルトガル語なんだろうなあ、と思いながらてくてく。レストランもなんとなく日本の普通の田舎町とは違う感じの店が多くて面白い。

西小泉駅の周りの写真を何枚か貼りますね。

f:id:ayanolog:20160807010004j:plain

 電柱。いきなり読めないw

f:id:ayanolog:20160807010157j:plain

タトゥー屋さん。駅の近くだけで二軒ありました。確かに、タトゥー入れてる人多いかも。

f:id:ayanolog:20160807010236j:plain

異国感あふれるお店の看板。

f:id:ayanolog:20160807010356j:plain

f:id:ayanolog:20160807010408j:plain

雑貨屋さんと店頭に置いてあった雑誌。

 

さて、駅からちょっと離れてみましょう。

海外のお楽しみはいろいろありますが、私の場合はまず、スーパーマーケットをのぞくこと!郷土料理を食べる、とかもいいんですが、スーパーを見れば現地の人たちが食べてるものが分かるというか、食文化の違いをダイレクトに感じられて面白いじゃないですか。

大泉町には、大きなスーパーマーケットが2軒並んで建っています。まずは「TAKARA(タカラ)」。

f:id:ayanolog:20160804024437j:plain

もう一軒は「キオスケ・シブラジル」。

f:id:ayanolog:20160804024505j:plain

どちらも大きくて品揃え豊富な総合輸入食品スーパーなんですが、TAKARAのほうがより大きいかな。免許合宿の申し込みとか旅行の申し込みとか携帯電話の申し込みとか、国際電話用のカード?みたいなものとか、食べ物以外もいろいろ取り扱っています。

 

さていよいよスーパーマーケット。店内に入ると、まずはソフトドリンクとお菓子がずらり。サイズが大きなもの、日本では見慣れない味のものも多くて面白い。粉末の溶かして飲むジュースや、ガラナといった“日本にもあるけど珍しい”系商品も多かったです。どれも甘そうだな~。

f:id:ayanolog:20160807010804j:plain

タカラの店頭、オリンピックらしい飾り付けが♪

f:id:ayanolog:20160807010933j:plain

見慣れないソフトドリンクばっかり。ココナッツものや、トロピカルフルーツのジュースが多いですかね~。

f:id:ayanolog:20160807011039j:plain

アマゾンビール……?

 

お次はパンコーナー。これが非常に広くて充実!いろんな種類のパンが並んでいます。そうだよねえ、パンが主食だもんねえ……。

f:id:ayanolog:20160807011158j:plain

スーパー内にベーカリーがあって、焼きたてのパンがどんどん補充されていきます。店員さんに声を掛けて、奥から焼きたてのパンを出してもらうお客さんも結構多いみたい。

 

お次は肉コーナー。安い!大きい!種類豊富!ほとんどはドカーンと塊肉。1kg以上の大きなパックが当たり前です。値段も安くて「あー、これ切ってステーキ焼きたいな~」と思いながら店内をうろうろ。

f:id:ayanolog:20160807012002j:plain

f:id:ayanolog:20160807011417j:plain

基本的に「塊肉」。薄切りの肉ってほとんどないみたい

f:id:ayanolog:20160807011439j:plain

ハムやチーズはかなりいろいろな種類があります。さすが。

f:id:ayanolog:20160807011616j:plain

特にソーセージ類に対しては並々ならぬ情熱を感じる。種類も量もすごいです。生ソーセージ、というのも売ってました。

さらにびっくりするのが「えっ、こんな部位まで普通に売ってるの」という商品が多いこと。牛・豚・鶏以外もフツーに並んでます。日本のスーパーだとせいぜい、普通の肉以外の部位といっても豚足とかミミガーとかホルモンくらいしかありませんが、ブラジル人は全身くまなく食べるんですね。頭のてっぺんからつま先まで、「これ、どうやって調理するんだろう……」というあらゆる部位が売られてました。ラップされた豚や鴨の頭の二つ割りににらまれたときには、思わず心の中で手を合わせましたよ……。

 

f:id:ayanolog:20160807011824j:plain

鶏一匹とか、牛のアキレス腱とか、牛の肺とか。どうやって調理するんだろう……

 

さて、お次は調味料コーナーへ。

f:id:ayanolog:20160804024527j:plain

タカラとキオスケ・シブrジル、どちらのスーパーでも結構広い棚スペースをとって売られていたのがこれ。「sazon」という商品で、カラフルなパッケージを手に取って見ると「肉用」「魚用」「野菜用」「フェジョアータ用」などそろぞれ書いてあります。

気になったので調べてみると……なるほど、シーズニング(粉末状の調味料)なのですね!しかも作っているのはAjinomoto(味の素)。おそらくブラジルの味の素から輸入してきているんだと思います。大泉町にこれだけ並んでるってことは、ブラジルでは相当メジャーな商品なんだろうなあ。ここを見ると2013年に25周年と言っているので、ほぼ30年選手ということになりますよね。いやぁすごいなあ。

SAZONとよく似た商品もやはり同じようなバリエーションで売られていました。気になったので買って帰ってきたのですが、使って分かった。塩ベースなんだ……。肉にすり込んで焼くだけで良い感じにおいしいんですが、基本的にかなり塩っぱいです。大きな塊肉にはあれくらい塩気が強いものじゃないとダメなんじゃないかと思うけど、日本で買いやすいちっちゃいor薄切りの肉であれをやるとしょっぱすぎるかも。

 

……おっと、話が逸れました。スーパーの話に戻ります。

f:id:ayanolog:20160807012511j:plain

常温の野菜コーナー。ポルトガル語の練習になりますね。と思いながら見ていると、「なす=Nath」なの……?

f:id:ayanolog:20160807012606j:plain

冷蔵野菜コーナー。もはや日本語が見当たらない(笑)

 

そういえば、お菓子も見たことがないものばかりでした。

f:id:ayanolog:20160807013034j:plain

f:id:ayanolog:20160807013106j:plain

手作り系というか半生?のお菓子みたいなのもいろいろ。

f:id:ayanolog:20160807012853j:plain

f:id:ayanolog:20160807012913j:plain

 作ってるところは複数なんですが、住所を見るとどれも浜松。聞いてみると、浜松にも日系ブラジル人街があるんですね。なのでそこで作っているお菓子を仕入れているみたい。

スーパーをふらふら歩いていたら結構な時間。レジを済ませて外へ。そうそう、タカラにはブラジル料理レストラン(シュラスコ食べ放題あり!)が、キオスケ・シブラジルにはブラジルの軽食が食べられるカフェが併設されています。

f:id:ayanolog:20160807013927j:plain

ブラジル料理レストラン。グリルした肉などは持ち帰りも可能。

 

f:id:ayanolog:20160804024645j:plain

軽食が食べられるカフェ。……サンバの衣装売ってるの?w 

 

2軒のスーパーの間、ちょっと奥まったところにはTOMIというブラジルパンのパン屋さんがあります。こちらも覗いてきました。 

f:id:ayanolog:20160804024542j:plain

パン屋さん、TOMI。パンのほかお菓子も売ってます。

f:id:ayanolog:20160804024556j:plain

おなじみ、ポンデケージョのほかにも見たことないパンがいろいろ。ポンデケージョと揚げパン(ピロシキみたいなの)を買って食べてみましたけど、どちらもモチモチしておいしかったですよ! 

f:id:ayanolog:20160804024617j:plain

イートインコーナーもあるのでその場で食べることもできます。 ハンバーガーやサンドイッチ的なメニューもいろいろあって気になったんですが、夕飯食べられなくなっちゃうので我慢我慢。 

 

東京から2時間のブラジル、群馬県大泉町。ここまで来たらやっぱり夕飯はブラジル料理を食べないとね……ということで、次回に続く!

 
※後編書きました。

ayano.hatenablog.jp