ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

悲しい一日






Angkor Watt


Originally uploaded by tokyo ayano.

午前中、堀切へ。パソコン雑誌の編集をしていたころ、ものすごくお世話になったIBMの広報マンさんの告別式に行ってきました。38歳、若すぎる死にみんなショックを受けていました。病気で入院されているという話は聞いていたけれど、そこまで悪かったとは…。


会場で「故人の仕事ぶりをよく表している文章を紹介します」といって全文が読み上げられたのが、ITmediaのオルタナティブブログとして掲載されていた、本田雅一さんのエントリでした。

ホントにここに書かれているとおりで、押しつけないけれど伝えたいメッセージははっきりと伝わってくる、そして何より、ThinkPadを愛していることがにじみ出ている方でした。

うちのThinkPadが、お通夜の日に突然壊れたのは、偶然ではなかったのかも…。


会社で数時間仕事をして、夜も。子供のころ、お向かいの家に住んでいて、仲の良かった親戚のお姉さんNちゃんのお通夜に行ってきました。こちらも40歳。若い人のガンは、進行が速いんですよね…。


私の記憶の中のNちゃんは、結婚してお嫁に行ったところで止まっています。ふっくらとしたほほでニコッと笑っている遺影を見ても、なんだか全然実感がわかなくて、お通夜の最中ずっと、なんとも言えない妙な気分でいました。正直、未だに実感がわいていません。



読経をききながら「私がもし、明日急に死んだら、だれが伝えてくれるんだろう。仕事はどうなるかな、まあなんとかなりそうだな。blogの書き換え方なんて誰にも伝えてないけど、掲示板かなんかに書き込んで、ネット友達にも伝えてくれるだろうか…」なんてつらつらと考えていました。



ここ一ヶ月、若い方の訃報が続いて、なんともやりきれない気持ちでした。

お葬式って、亡くなった人ではなくて、残された人のためにある儀式なのですね。何があっても、お葬式には出なくては、と最近思うようになりました。 お葬式でお別れを告げないと、いつまでも亡くなったことを受け入れられないし、信じられないから…。


それにしても、お子さんを亡くした親御さんはさぞ辛いことでしょう。私はせめて、親よりは長く生きようと強く思いました。