ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

撮る側と撮られる側と


連休初日、あらかわ遊園へ。

去年の六月だったか、fotologの東京ミートアップでみんなで撮影した場所です。たしかmixifotologミートアップした、最初の企画だった気がする。懐かしい…あれからもう丸一年以上経ってるわけですね。あのときみなさんが食いついていたカメラ屋さんが閉店したりしてました。


さてこの日は、たらこキューピーのぬいぐるみを持って行ってきました。「トロと旅する」ならぬ「たらと旅する」です。


手前にたらキューを置いて遠景を撮るって、意外と難しいです。デジカメは被写界深度深いし楽勝、と思いきや、さすがにこれだけ遠近差があるとデジカメも悩んでしまうらしい…後ピンよりは、手前のたらキューにピントが合っていた方がいいわけですが、でもあまりに後ろがぼけすぎると、どこで撮ってるのかわかんないし。悩ましいところです。

「たらキュー in あらかわ遊園」写真集?を作ったので、よかったら見てみてくださいまし。ちなみに、全部の写真にキャプションが付いてるので、スライドショーじゃなくて1枚ずつ順番に見た方が、たぶん分かりやすいだろうと思います。→コチラ

さて実はこの日のお出かけには、たらキューを撮るののほかにもう一つ目的があったのでした。それは、写真を撮って“もらう”こと…。

ご存じの方はご存じの通り、私は写真に写るのがものすごく苦手。筋金入りです。カメラから逃げ回っているような子どもだったんで、まともに写ってる写真はほとんどありません。
カメラのレンズを向けられると顔がこわばってしまって、相手をにらんでいるようなこわーーーーい顔になるか、くるっと横を向いてしまうかどちらか。で、その写真を見て嫌な気持ちになり、ますます写真が嫌いになるという悪循環…。

とまあそんなヘタレな私を撮ってくださるという話があったので撮っていただいてきました。
撮る側なら何回かやったことがありますが、逆の立場は…。まともにモデルになったのなんて初めてです。

最初のうちは目が泳ぐわ、シャッター切った瞬間にクビ動かすわ目はつむるわで、私がカメラマンだったら怒るんじゃないかってくらいのダメぶりだったのですが、根気強く一日付き合っていただいてるあいだにいくらかマシになってきたように思います(あくまで自己採点ですけど…)。

撮られる立場になってみて、分かったことをいくつか。
1.カメラマンとの信頼関係は(やっぱり)すごーく大事。
2.撮った結果を見せてもらえるデジカメは、モデルにとってもツールとして非常に有効。
3.恥ずかしいという気持ちは、撮ってる相手に対してじゃなくて、第三者に対して持っているモノらしい。
4.被写体の主役が人なら、風光明媚なところを探すより、足場の工夫ができるところや、背景として面白いところを探したほうがいいかも。

1.はまあ、当たり前というかなんというか。初めましての人だとちょっと最初は大変なんだろうなあ。最初30分くらいはフィルム入れずにシャッター切るプロカメラマンさんも多いと言うし。

2.について。撮られるほうだって、工夫しよう、できるだけ撮る側の期待に応えようとします。そのとき、デジカメだと「相手の目に自分がどのように写ってるか」をすぐに把握できるのがいい。撮られる側がプロで、自分が写った写真をしょっちゅう見ている場合だとちょっと話が違うのかもしれないけど…。
相手から自分がどう見えてるかを絵にして見せてもらうと、悪いところを直せるし、次の工夫をしやすくなる…ような気がします。フィルムで撮ってるときも、サブでコンパクトデジカメでも撮るようにして、モデルさんに見せながら話をすると、よりよい撮影ができるんじゃないかと思いましたです。昔はポラでやってたんでしょうけどね。

3.も、自分ではちょっと意外でした。「写真撮られて恥ずかしい」っていう気持ちって、カメラというか撮影者に向けて持っているものだと思っていたんですが、実は違うみたい。恥ずかしいのは、「周りの目があるところで写真に撮られてる」というシチュエーションなんですねぇ…
周りに人がいなければ、撮られることに集中できて、恥ずかしいという気持ちが消える(もちろん、撮られるんだという気持ちがあることは前提条件)というのは新発見でした。

4.も今まで気づかなかったこと。モデルさん撮るときってまず「どこで撮ろう?」って考えるんですが、景色がきれいなとこを考えがちなんですよね。噴水のある大きな公園に行こうとか、庭園に行こうとか邸宅に行こうとか。でもよく考えてみたら、人メインで撮った写真に背景なんてちょっとしか入らないわけです。だいたい、景色にインパクトがあるところで、景色と人と両方撮ろうとしたら観光写真になっちゃう…。
だったら、足場の工夫ができるところ(上から撮るとか下から撮るとか)とか、背景が面白いところ(派手な落書きがしてある壁とか、変わった光があるところとか)のほうが、バリエーションに富んだ写真が撮れるなあと思った次第。
今回は公園でも撮ったんですが、遊具って色合い自体も華やかだし、登ったり座ったりできて、場所としてよかったです。

と、そんな感じでものすごく勉強になった一日でした。
今日学んだことは、次にモデルさんを撮るときに生かそうと思います!(いつ?)