「ドイツ写真の現在」のあとは、同じチケットで見られる「アウグスト・ザンダー展」へ。どこでやっているのかよく分からなくてウロウロしているうちに、横山大観の「生々流転」まで見てしまった。ラッキー♪
さて、アウグスト・ザンダー展。
19世紀後半から20世紀前半のドイツに生きた彼は、あらゆる階層、あらゆる職業の人たちのポートレイトを撮り続けた人。
農夫は農夫らしい顔をしているし、医師は医師らしい顔をしている。鉱夫はやっぱり鉱夫らしい顔をしている…。「顔は生き様」なのだなあと当たり前のことに思いを馳せてしまった写真たちでした。
私は記者らしい顔をしているだろうか?…してないなあ。きっと。いや、間違いなく。でも、私だけじゃなくて、今の世の中に「らしい顔」をして生きている人がどれくらいいるんだろうか?などと思ってみたり。
そしてもう一つ、アウグスト・ザンダーの写真を見ていて思い出したのは、fotologのmashugaのことでした。彼はホームレスのポートレイトを撮っている人。一度見てみてくださいませ。
#写真は、東京国立近代美術館の2階出口をでたところ。
柱に隠れて携帯で写真を撮っている私はそうとう怪しかった…かもしれない。FOMA D902iで撮影。