ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

湯島「ロワゾー・ド・リヨン」


湯島駅からほど近いケーキ屋さん「ロワゾー・ド・リヨン(L'oiseau de Lyon)」。地元にこんなお店ができてたなんて…とびっくりするようなお店でした。2005年のクリスマスケーキはこちらのものにしたので(右上の写真)、以下ご紹介。

千代田線湯島駅と、銀座線上野広小路駅の間は、ゴミゴミっとした歓楽街。最近ドンキホーテができたりして、さらに猥雑感を増していたのですが、そんなエリアに「どーして??」とびっくりするようなおいしいケーキ屋さんができていました。2005年10月にオープンしたばかりなのだそうです。

カレーの有名店、「デリー」のそばに大きなタワーパーキングがありまして、そのすぐ裏にお店があります。大きなフランス国旗が店の前に掲げられているので、すぐに分かるはず。お店はホントに小さくて、テイクアウトのみ。イートインスペースはありません。生菓子が10種類くらい、ほかにもデニッシュや小さな焼き菓子、コンフィチュールなどが販売されています。小さなお店の割には商品点数は多くて目移りしちゃいます。焼き菓子のイチオシは「湯島ケーキ」だそう。ドライフルーツがどっさり入ったパウンドケーキです。

右上写真のクリスマスケーキは、チョコレートケーキの中に、ふわっとしたフランボワーズムースを巻き込んだもの。チョコ部分は濃厚ながら、フランボワーズムースが溶けるような食感で、食べてると幸せな気分になります。一見、オーソドックスなブッシュドノエルかと見せかけてこの味とは…やられました。

なお、両脇の年輪部分は板チョコ、上に載っかってるキノコはメレンゲです。このメレンゲがおいしかった!メレンゲ菓子も期待大です。この日は買わなかったんですが、フランボワーズのメレンゲにチョココーティングしたお菓子(見た目は太めのポッキーって感じ)もあったので、今度はそちらも試してみたいな。

以下、生菓子のご紹介。この日は体調が悪かったため、写真がメロメロなんですが、そこは割り引いて見てください(^^;

loiseau01.jpg
タルトタタン、だったのかな。私は食べなかったんですが、タルト生地がサクサクして美味、ということでした。

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モンブラン。おいしいマロンクリームの下に、ホロホロ崩れるメレンゲの台が…うわ、これすんごく美味しい!パティシエイナムラショウゾウの看板ケーキ「上野の山のモンブラン」よりこっちのほうが好みかも。

loiseau03.jpg
こちらも定番「オペラ」。これもむちゃくちゃ美味しい…(びっくり)。
一番上の層のねっとりとしたチョコレートも、中の洋酒が効いたしっとりした生地も、抜群に旨い!です。大人の美味って感じだなあ。大人でよかったw

パティシエの加登学氏は、元ル・コルドン・ブルーの講師をしていた方らしいです。なるほど、それでか…。ケーキは1つ500円くらいが平均。最初「ちょっと高いかな?」と思いましたが、食べたら納得。高くないです。

上にも書いたようにオペラやモンブランなど定番ケーキがむちゃくちゃ美味。なお、シュークリーム系のお菓子が充実していて、ノーマルなシュークリーム、紅茶のシュークリーム、パリブレストなどがありました。

上野エリアはもともとケーキ屋さんが少ないエリアでして(そのかわり和菓子屋さんはおいしいところがたくさんある)、このあたりのケーキ屋さんだと、上野桜木のイナムラショウゾウが一人勝ち状態だったのですが(行列が絶えない…)、こんなにハイレベルなケーキ屋さんができて、地元民としてはうれしい限りです。

場所が悪いのとイートインスペースがない点だけがちょっと心配。がんばって生き残ってほしいなあ…。むちゃくちゃ気に入ったのでリピート決定。続編も近日中にupします。


ロワゾー・ド・リヨン(WEB)

東京都文京区湯島3-42-12 TEL:03-3831-9901 営業時間:11:00〜19:00(水曜定休)