……っていきなり大げさなタイトルですが。
週末、来客があったので、我が家でジンギスカンパーティをしました。参加者7名全員「羊OK」ということで、気合いを入れて美味しい羊肉を仕入れることに。
羊好き、ジンギスカン好きなので、羊肉(味付けジンギスカン含む)を見かけるとすぐに買っちゃうんですよね、私。今までで一番美味しいなぁ〜と思ったのが「肉のなみかた」さん。山形県米沢で羊肉を専門に扱うオンラインショップで、1999年(たしか)からやっている老舗。羊に関する買い物ならたいてい応じてもらえます。
今回は「美味しい羊を食べてもらおう!」っていうことで、久しぶりになみかたさんに羊を注文しました。焼き肉用に5mm厚にスライスしたマトン、ラムを注文して準備万端。もやしやキャベツと一緒に焼いておうちジンギスカンを堪能しました。う、うま〜い(涙)
写真は愛用のジンギスカン鍋。写真撮るの忘れたので、昔撮ったやつをひっぱりだしてお茶を濁してみました。「なんでこんなものがあるんですか」と驚かれた……これもたしかなみかたさんで買ったもの
「こんなにおいしい羊を食べたの初めて」「羊がこんなにおいしいと思わなかった」とお客さまも大絶賛で、よかったよかった、と食料調達係としては思ったのでした。マトンっていうと嫌がられるかなと思って、ラムとかマトンとか言わずに混ぜて出したんですが、全然分からなかったみたいですね。どれもおいしかったらしい(笑)
…と、ここまでがジンギスカンパーティの話。実はここまでは前振りで、ホントに好きすぎるのはこの先の話。
今回、ジンギスカン用のお肉と一緒に、マトンのひき肉を注文しました。400gずつ2パック、真空パックになって到着。賞味期限4日ということで、安心して翌日以降食べることに。
ひき肉で何をするかというと、「キョフテ」を作りたかったんですね〜。キョフテとは要するに、トルコ式のハンバーグ。アンカラでトルコ語の勉強をしていたころ、トルコ語学校の向かいのお店で何度となく食べた、思い出の味です。
作り方としては普通のハンバーグとほとんど一緒。違うのは、お肉が羊肉であることと、たっぷりのクミンを入れる、この2点だけ。トルコでは「キョフテリッキ」といって、キョフテ用のスパイスを売っていますが、これの中身はほとんど全部クミンです。パン粉がなかったので、冷凍してあった食パンをフードプロセッサで粉々にして、パン粉もどきを作成。そのフードプロセッサでそのままタマネギを粉砕して刻みタマネギにし、ひき肉と練り合わせ、クミンと塩で味付けして成形し、フライパンで焼けばOK。
ハンバーグというよりは肉だんごくらいのサイズに丸めて、横に焼いたししとうを添えると、よりトルコっぽい感じです。食べるときはそのまま食べたり、レモンをしぼったり。
焼いているあいだ、羊の脂とクミンが焦げる匂いが台所に充満して、「ああ、トルコの匂いだぁ……」と幸せに浸っちゃいました。できあがったキョフテ、むちゃくちゃ美味しかった。トルコ料理屋さんで食べるより美味しいかも♪
「お肉さえおいしければこんなにおいしいキョフテができるんだなあ」と大感激です。
残ったキョフテをパンに挟んでサンドイッチにしてもとってもおいしかった。今週はちょっと仕事でかなり滅入ってたのですが、キョフテで癒されていた私です。普段、あまりお取り寄せってしないんですが、ハマりそうで怖いなあ。