ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

「雪舟からポロックまで」ブリヂストン美術館

bridgestone.jpg

なんだか最近エントリ書く順がめっちゃくちゃですが……皇居で伊藤若沖を観た後、冷たい雨が降る中をブリヂストン美術館へ。「雪舟からポロックまで」展を観てきました。

東京駅八重洲口から歩いて数分のところにあるブリヂストン美術館。何度となく前は通っているのですが、今回ようやく初めて中に入りました。石橋財団はこのブリヂストン美術館のほかに、久留米にも美術館を持っているのだそうで「開館50周年を記念して、財団が持ってるお宝を全部まとめてドドーンと見せちゃうよ!」という大盤振る舞いの展覧会であります。従って、展示してるものは日本画から近代洋画からエジプトの古代美術から彫刻からとてんでばらばら。でも、よかったな〜。

企画のタイトルにもなっている雪舟の「四季山水図」や、円山応挙の「牡丹孔雀図」といったあたりが企画の目玉展示なのでしょうが、常設展示(多分)扱いの作品がなにしろゴージャスなんですよ。美術の教科書で観たことがあるような作品が、各部屋に最低でも2つくらいあるという贅沢さ。ものすごいコレクションの数々に「石橋財団、すっごいな〜!」と感心するばかりです。いやー、眼福眼福。良い物見せてもらいました。これで800円は安すぎる……。

最近は企画展に行くと、なんだかあり得ないくらい混んでることが多くて、行ったはいいけど人混みの凄さにめげて、ロクに鑑賞せずに帰ってくる…というパターンも多かったんです。そこいくと、この「雪舟からポロックまで」はガラガラで、堪能できました。とくに、屏風絵の前に置いてある椅子に座って、視界を遮る人がいない状態で鑑賞すると、作品を独り占めした気分です。いや〜、セレブ〜……ってのは冗談ですが、本来屏風絵って座って観るものなんですよね、きっと。畳で正座するよりもソファに座るほうが視線は高いけど、でも立って観るよりはまだ正座して観るのに近いはず。じっさいにここでソファに座って観ると、自分の視線の高さが変わるだけで絵の見え方がガラッと変わるのに驚きました。

ここのところ、東京は天気の悪い日が続いていますが、もしお出かけの予定がなければ、「雨の日にブリヂストン美術館」、かなりいいかもですよ。空いてるし。

★以下与太話。
sakyu.jpg
常設展示の中に出てくる、ピート・モンドリアンの「砂丘」という作品です。
これを観ながらおばさま二人組が「これいいわねー」「これくらいなら私にも描けそうねー」と話し合っているのが聞こえてきて思わず笑ってしまいました。いやいや、そりゃ無理だから。描けないから。


=======================================================================
【お願い】迷惑コメントが多すぎてサーバーに負荷をかけてしまうため、
現在コメント受付を停止しています。コメントを下さる方は、お手数ですが
BBSに書き込んでいただけますか?
よろしくおねがいいたします!(トラックバックは従来通り受けつけています)