ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

料理通信9月号、ケーキ好きさんは必見です!

焼き鳥好きの私。電車の中吊りで見かけたdancyuの特集が「焼き鳥&冷やし麺」だったため、書店に立ち寄って久しぶりにdancyuを買いに行くことにしました。dancyuを手に取ろうとして、目にとまったのが、隣に積まれていた「料理通信」という雑誌。

ryoritsushin01.jpg

特集タイトルは「世界に自慢したい日本のパティシエ&スイーツ」。日本のトップパティスリー東西110店一挙掲載、ということで、めくれどめくれど続く美しいケーキ写真の数々にくらくらと目眩がしそう。もうねー、どのケーキも非常に美しいのですよ。もちろんおいしそうなんだけど、「食べたい」より前に「撮りたい」「実物を見てみたい」と。特集ページの写真はこんな感じです↓

ryoritsushin02.jpg

で、写真がすばらしいだけでなくて、テキストもすばらしい。日本(一部パリも)の最先端のケーキ(とパティシエ、ショップも)について60ページを費やしての総力特集。中身も濃くて読み応えバッチリでした。深い知識を持った編集スタッフ&ライターさんが、ものすごく熱意を込めて作ったんだっていうのが読み手に伝わってくる、全力投球の特集でしたよ。

もうねー、読んでる最中幸せで幸せで。家に帰るまで待ちきれなくて、電車の中でも読んでたんだけど、楽しくって顔がにやけて来ちゃうくらい。あの内容で980円は安すぎです。

特集では、ケーキにも、ショップにも、パティシエにもスポットを当てて、どれも充分に魅力を引き出しながら紹介していました。たくさんのページを割いた、最先端のケーキ30種類の紹介も面白かったけど、巻頭のルレ・デセールの東京見物の話もすごく面白かったのでご紹介。

ルレ・デセールというのは、パリに本部を置くプロの菓子職人が属する協会。ルレ・デセールの会員であるということはトップパティシエの証で、例えば名前を挙げれば、ピエール・エルメ、ジャン・ポール・エヴァンダロワイヨデルレイ、ヴィタメールなどなどの錚々たる面々ばかり。日本人も4人いて、その4人のお店が「イデミスギノ」「エーグルドゥース」「オリジンーヌ・カカオ」「ジャック」と聞けば、ケーキに詳しい方なら「ほほーっ!」と思うはず。

で、そのルレ・デセールのツアーが初めてヨーロッパ以外で開かれることになり、4月の下旬に東京のお菓子屋さんをめぐったらしいんですね。総勢64名のヨーロッパ人パティシエたちが、コックコート姿で地下鉄に乗ったり、銀座のデパ地下を歩き回ったりしたらしいですよ。さぞ目立ったことだろう…(笑)
「和の講習会」もあって、一幸庵の主人に和菓子について説明を受けたり、文明堂の人にカステラの説明を受けたりしていたそうです。

と、そんな感じであまりに濃い特集を笑いが止まらないくらい堪能していたのですが、最後のところでサプライズが待っていました。

「食の世界の美しき仕事人たち」というコーナーで、写真入りで大きく紹介されていた“シチリア料理・菓子研究家 佐藤礼子さん”って……前にスエコさんの誕生日のときに、一緒にクロカンブッシュを作った、あのreiさんではないですか!!!!!

 ★reiさんのblog「シチリア食文化研究日記」はこちら

最高にステキな特集に加えて、最後にはお久しぶりな方との遭遇までプレゼントしてくれた料理通信9月号には大感謝。いやはやホントに楽しかった。このあいだのBRUTUSの伊藤若沖特集に続き、雑誌を買って幸せな気分になりました。ああー、やっぱりいいなあ、雑誌って。

=======================================================================
【お願い】迷惑コメントが多すぎてサーバーに負荷をかけてしまうため、
現在コメント受付を停止しています。コメントを下さる方は、お手数ですが
BBSに書き込んでいただけますか?
よろしくおねがいいたします!(トラックバックは従来通り受けつけています)