ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

阿佐ヶ谷「イズミル」

完全に周回遅れですが書かないのも悔しいので、阿佐ヶ谷の「イズミル」でトルコ料理を食べた話を。

会いたいですね、いっしょにご飯食べたいですねと言いつづけていたのに、なかなかかなわなかったアリーマさん。今回ついにアリーマさんを交えての食事会が実現。やっぱりこういうことには、勢いとタイミングが大事だなぁ、と改めて思う。

前フリはこれくらいで、料理写真行ってみましょー。

Turkish Cuisine 01

1. トマトとピーマンのドルマ盛り合わせ, 2. 地中海風サラダ, 3. シガラ・ボレイとエキメッキ, 4. マントゥ(トルコ式水餃子)

ドマテスドルマ(ス)&ビベルドルマ(ス)の盛り合わせは、普通は一人一つずつ食べるんですが、この日は一人あたま半分ずつになるようにカットしてもらい、盛り合わせて上からパセリを散らし、レモン汁を振りかけたスタイルで供してもらいました。う、うまい〜。

地中海風サラダは、定番・羊飼いのサラダ(チョバンサラタス)にチーズを入れた感じでしょうか。トルコの白チーズ美味いよね〜ということで、飲兵衛組のみなさんは別途白チーズもオーダーしてました。

シガラ・ボレイも白チーズを使った料理。春巻きの皮みたいなのにチーズを巻き込んで揚げたものです。イズミルのシガラボレイは、トルコでよく食べてたのよりも太くて食べ応えあったなあ。

そしてそして、マントゥ(トルコ式水餃子)。事前に「何か食べたい料理はありますか?」と聞いたところ、アリーマさんが「マントゥ!しかもできればカイセリマントゥ!」と主張しており、私は「カイセリ式マントゥってどんなんだ???」と思っていたのでした。

聞いてみたら、カイセリマントゥは一つ一つがとても小さいのだそう。お店ではとても無理ー、ということでした。そうだったのかー。

ちなみにこのマントゥ、一口サイズの小さなゆでた餃子(のようなもの)に、ヨーグルトやその他ソースがかかっています。初めてアンカラで食べたときはビックリしたよなー。でもその次に食べたマントゥが激しくおいしくて、それ以来私も大好物です。アリーマさんの気持ち、分かる、分かるよ。

さて、メインディッシュに移りましょう。


Turkish Cuisine 02

1. 手羽先のケバブ, 2. イスケンデル・ケバブ, 3. シロップ漬けのお菓子, 4. ピスタチオのプティング

パリッと焼き上げた皮と、中のジューシーなお肉がおいしい手羽先のケバブは初体験。横に添えた生たまねぎがトルコっぽさを演出します。定番・イスケンデル・ケバブは、本来ブルサの名物料理。ブルサに行くと、街道沿いにイスケンデルケバブ屋が並んでいるんですよ。懐かしいなぁ。「どの店でもまず外れないから」って地元の人に言われて適当に飛び込んだ店で食べたら、ほんっっっとにおいしくてビックリしました。肉汁あふれるケバブ、熱熱のトマトソース、冷たいヨーグルト、じゅっって音がするくらい熱い溶かしバターが渾然となって、ケバブの下に敷いたパンに染みるんですよね〜。イズミルのイスケンデルケバブもおいしいんだけど、ブルサで食べたのに比べるとどうしてもワイルドさに欠けるというか、各種ソースの温度差があまりないのが残念というか、という感じなのでした。いかん、イスケンデルケバブの話になるとやたら長くなってしまう・・・(^^;;;;;

最後はデザートをいただいてチャイ飲んで〆。ピスタチオがたっぷり入ったプティングが、もうもう〜♪ うりうりさんと二人、食べてて目がハートになっちゃいました(笑)←二人ともピスタチオ好きなもんでw

今は阿佐ヶ谷で押しも押されぬ人気店のトルコ料理店「イズミル」。その昔は板橋にありました。料理のおいしさ、店員さんのフレンドリーな接客は板橋時代と変わらずだけど、盛り付けとかは阿佐ヶ谷に来て上品になった感じがします。過去ログを探してみたんだけど、意外にも板橋時代の話はブログに書いてないんだよね。

ネットの評判などを見ていると、イズミルの料理は上品すぎる、という批判もあるようです。まあ味の好みは人それぞれなので、いろんな意見があっていいと思うけど、私はやっぱり、自分が行ったことがあるトルコ料理屋さんの中ではイズミルが一番好き。

どこの料理でもそうだけど、料理がおいしいって感じるのにはある程度経験値が関係してきますよね。その国の料理を食べたことがない人に、あまりにも本場の味でガツンとパンチの効いた料理を食べさせると、「う、ちょっと、これは……」ということになりがち。かといって日本人向けに相当アレンジした料理を食べた場合、逆にその料理に馴染みが深い人には「こんなの○○料理じゃない!」ということになりやすい。

イズミルがすごいのは、トルコ料理に慣れてる人も初めて食べる人も、そろって「おいしい!」って言うところなんですよね。いつまでもこのまま頑張ってほしいなぁと、一ファンとして応援しております。

同行のみなさんのブログ、まとめて。
イズミル
★morioさん「阿佐ヶ谷でトルコ」
★いぬわんさん「阿佐ヶ谷、トルコ料理イズミルでオレも考えた」
★タコ嬢「トルコ料理「イズミル」でアタシも考えた」
★花侍ちゃん「トルコ経験者を囲んだ夕べ」
★アリーマさん「トルコ料理『イズミル』 〜マントゥ求めて阿佐ヶ谷遠征〜」「マントゥ 〜トルコ料理を食べてきた 其の一〜」「パンと前菜 〜トルコ料理を食べてきた 其のニ〜」「ドルマとトルコ春巻(?) 〜トルコ料理を食べてきた 其の三〜」 ←アリーマさんのエントリはまだ続く……?