普段あまりモツ類を食べる機会がないのだが、たまに「食べたいよーーーー」と思うことがある。そんなときなぜか声をかけるのはいつも決まってタコ嬢。私とタコ嬢はここ数年、一年に何回か夕飯や飲み会を共にしているのだが、一年の最初と最後はいつも決まってモツ関係だ（そして間に羊が挟まる）。
この日はタコ嬢ともう一人、ダルテミスでご一緒したクーシュカさんも入れて3人でモツな宴となった。クーシュカさんとは、初めて会ったのがダルテミス、二度目が三河島の山田屋…と、すっかり肉肉しい関係になっている。肉肉しいのか肉モツしいのか微妙なところだけど。
さて、浅草、といっても限りなく千束に近いところにある「喜美松」。ホントは喜の字は「七」を三つ重ねた字だけど、パソコンじゃ出ないと思うのでこれで。
モツ刺し盛り合わせ（インパクト強すぎるのかな、と思って写真小さくしてみた･･･）。ここのお店は豚モツを供するお店なのです。レバーとかハツとかコブクロとか。ちなみに左上のピンク色してるのはガツなんだけど「えんがわもどき」と言われるのもよく分かるくらい、コリコリサクサクした歯ごたえが美味しくてびっくり。寿司屋ではエンガワを頼まないことがない私ですが、いやこれは魚のエンガワよりおいしいかも。
以下、生じゃない写真が続く。大きくしたい人はクリックしてflickrで見てね。
この串焼きは、その名も「おやじだんご」。おやじの好物？枝豆、にんにくが入ったつくねです。あと、軟骨が入ってるんじゃないかな。コリッとした歯ごたえもありました。あっさり上品な薄味。脂が抜けたおやじなのかしら……
タン下の生姜煮。あっさり味の超おいしい佃煮みたいな感じで、ルックス地味ながら非常に旨い。ううっ、ご飯が恋しくなる〜（そう、私は下戸……）
シロのたたきは、辛子酢みそに付けていただきます。ん〜、あっさりしているんだけど脂の旨み。カケラも生臭さなし。おいしい・・・
冷しゃぶっぽいでしょ？でも違うんだな〜。ハツのあらいです。あっさり味のハツ（そういえば全然血の味がしなかった・・・）にさらした野菜とポン酢でさらにあっさり旨い。
どの料理もおどろくほど臭みがなく、あっさりおいしい。ものすごく新鮮な魚の刺身に匹敵する食べやすさです。「これがモツ？」と思うくらいの上品な味。下処理がものすごく丁寧なんだろうなあ、と推察。
そんなわけで女3人にしては結構食べたんですが（このほかジャガバタも所望）、しかも3人中2人はそれなりに飲んだんですが、お会計は一人3000円…ほ、ほんとですか！と驚く安さ。いやぁ、おいしかった〜。
★「喜美松」 ←土日祝日は休みです。注意！
★タコ壺「喜美松＠浅草でモツラーの集い」
