ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

吉原における「喫茶」の意味

a blue lady

中断してたmeetup日記、再開したいと思います。東東京ディープツアー、吉原弁天&見返り柳、たこ焼きやもんじゃ、今川焼きがおいしい千束・三島屋の話に続いて、さらに吉原の話を続けます。

吉原エリアを歩いていると、たくさんの「喫茶店」を見かけます。たくさんあるんだけど、どれも共通した点があるのです。まず、電光掲示板があり、そこには珈琲が軒並み500円だと書かれてます。で、たいてい「それって喫茶店の名前としてはどうなの?」というお店の名前が付いているのです。

例えば、吉原神社の向かいにある喫茶店の名前は「喫茶あなば」。写真は続きに……

吉原にて

これが「喫茶あなば」。魚眼レンズで撮ったので、歪んでるのはお許しを……。創業昭和62年はまあいいとして、よく見ると入り口に「18歳未満お断り」って書いてあるし。

吉原の喫茶店は、どこのお店にも「18歳未満お断り」の札が下がっているのです。店によっては「女性お断り」と書いてある店も……。ソープランド街の吉原にわざわざあるんだから、何か特別の目的がある、普通の喫茶店ではないのだろうとは思うものの、果たして何のために喫茶店があるのか分からず、「?」と思いながら帰宅したのですが……。

気になって、結局調べちゃいました(^^;; 吉原の喫茶というのは、お店(ソープランド)を紹介してくれる紹介所なのだそうです。お客が写真を見て選ぶと、送迎車が迎えに来てくれるそう(でも、吉原って狭いエリアなのに、わざわざクルマで迎えに来るのって大変なのでは)。そういえば歌舞伎町とか池袋の繁華街なんかを歩いていると、風俗店の紹介所を見かけるもんなぁ。あれの吉原版ということか……。電光掲示板があるとはいえ、ほかの街にくらべてずいぶんおとなしい感じがします。電光掲示板の内容も「珈琲 500円」とかだし。

ちなみに吉原にあるこの手の喫茶店、もともとは「情報喫茶」といっていたのだけれど、「情報」と付けてはいけないと警察が指導をした結果、今はただ「喫茶」を名乗っているのだそうです。うーん、詳しい経緯は知らないけど、しかし「情報」の2文字を取ればいいというものでもないような気が……返って一般の喫茶店との区別が付かなくて困るような気がするんですけどね。最近は東京も外国人観光客が増えているから、普通の喫茶店だと思って入る人もいそうだし、私もこのとき途中でネットカフェを見かけて「あれは普通のネットカフェかなあ?」なんて思ったくらいだし。

なんだかとりとめなくなってしまいましたが、ちなみに1枚目の写真は、吉原のソープランドの外壁にいたマリア様?です。ところどころ剥がれて、痛々しい感じでありました。