山梨に行った一番の目的はいちごパフェ……ではなくて、「ほったらかし温泉」という面白い名前の温泉に入ることだったんですねえ。富士屋ホテルに泊まったのも、ひとえにそのため。というのも、甲府富士屋ホテルは山の斜面に立っており、ちょうど笛吹川フルーツ公園の中にあります。で、そのフルーツ公園の上に、めざすほったらかし温泉があるから。
フルーツ公園を上り、富士屋ホテルを過ぎ、駐車場を過ぎ、さらに上にのぼったてっぺんにあるほったらかし温泉。そのウリはずばり、「眺望」なのです。なんでも、ここから見える夜景は新日本三大夜景の1つに選ばれているのだそうで。そう、ここは「絶景の湯」なのですよ。
お風呂に入りながら、夜景を堪能できる……なんて素敵♪（キラッ☆）
……すればよかったんですよねえ。そうだよ、夜お風呂に入れば、夜景を堪能できたのに、のにのにのに。私ったらついつい「そんなに綺麗な夜景（なにしろ新日本三大夜景ですから）なら、写真撮ったらいいんじゃない？」などと思ってしまい。寒空の下、三脚立てて夜景撮るのに夢中になってたのでした。で、そのとき撮ったのが上の写真です。これを見て分かるとおり、寒さに負けて、ロクな写真が撮れず……。ああ、私のバカバカバカ〜（涙）
夜景撮影に失敗した翌日、ほったらかし温泉に入りにいったんですが、ほんとに山の上でびっくりしました。本来秘湯っぽいムードというか「こんなところに温泉が!?」という味も含めての温泉だと思うんですけど、駐車場は激混みでしたねえ。
ほったらかし温泉には「あっちの湯」「こっちの湯」と2種類あって（男女それぞれ2種類あります）、新しくできた「あっちの湯」のほうが、広くて眺めも良いということでそちらに入ってきました。
脱衣所で服を脱いで、お風呂に入ると、ガラス張りの浴室からよーく外が見えます。ここが一番お湯が熱いかな。しかしせっかく眺めが良いんだから、ガラス越しじゃなくて直接見たい・・・と外に行くと、斜面沿いにいくつかの露天風呂があります。どれも広々！
ここから見える甲府盆地はまさに絶景。上の写真よりも、さらに高さが高いところなので、夜景はさぞかしきれいだっただろうなあ……とまたもや口惜しくなってる私なのでした。お湯はちょっとヌメリがあるし、お湯の温度がぬるいわりにはちゃんと身体が温まるあたりはたしかにしっかりした温泉なのだけれど、でもここは泉質がどうこう言うところじゃなくて、やっぱり景色や開放感こそが価値なのだろうなあ、と。
ここ、営業時間が変わっていて、「日の出の1時間前〜22時」なのです。昼間の景色ももちろん絶景だったけれど、それだけにやっぱり、夜景とか日の出とかをお風呂から見てみたい！「いつかもう一度来てやるぜほったらかし温泉！！」とリベンジを（勝手に）心の中で誓いながら、山を下りたのでありました。ほったらかし温泉、また行きたいよ〜。行くとしたら次は、桃の花の季節かしらん？（それってすぐじゃないか！）
