3/11の震災以来、東京に住む人の気持ちには大なり小なり変化があると思う。私もそのひとり。直接の被災地に暮らす方々を思えばもちろんこんなことで弱音を吐いてはいけないのだけれど、でも、やっぱり……。
東京がプチ混乱状態にある最大の原因はやはり福島の原発事故に由来する放射能&電力不足問題だ。余震は相変わらずものすごい回数起きてるけど、もう慣れた。写真は3月17日、秋葉原の昌平橋で撮ったもの。この日「大規模な停電があるかもしれない。電車が止まるかも知れない」と海江田万里が会見で言ったものだから、多くの会社で「早く帰りなさい」と指令が出た(うちも同じく)。私も18時頃には帰ろうとしたのだけれど、夕方、大手町の駅は人で溢れかえり入場規制がかかったくらいだった。なので、歩いて帰ることにした。
大手町から神田に出て、秋葉原を通って家を目指す。歩いて帰る道すがらたくさんの飲食店を見かけたのだけれど、どの店も気の毒なくらいガラガラ。「1人じゃなければどこかで飲んでいきたいくらいだなあ…」と、大して飲めないくせに思ったくらいだった。