ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

「ノンシリコン○○」という謎

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ご存じ、ここ数年ブームの「ノンシリコンシャンプー」(男子諸君はご存じないかもしれませんが)。ドラッグストアなんかに行くと、特等席をノンシリコンのシャンプーやコンディショナーが占めてますよね。あれについて、前から疑問だったことが……

 

ノンシリコンなんとかって軒並み高いじゃないですか。シャンプーやトリートメントだったらボトル2000円くらいが当たり前。一番人気は「Reveur(レヴール)」じゃないかと思うけど、これだって「ノンシリコンシャンプーなのに1000円以下」みたいなのをウリにしていて、普通のシャンプーに比べたら相当高いんですよね。

で、ここからが疑問。「~が入ってる『から』高い」なら分かるんですよ。高級オイルのなんちゃらが入ってるから高い、とか。でもノンシリコンって「シリコンが入ってない」って意味でしょ? 何かが「入ってないから高い」っていうのの理屈が分からない。

上に写真を貼ったのは、「流行りのノンシリコンほげほげなるものを使ってみようか」と試しに買ってみたノンシリコントリートメント。かなり大量に入って600円くらい、ノンシリコン云々を差し引いても格安です。髪がしっとりするとかつやつやするとかいう効き目はほとんどなくてとても軽く洗い上がるので個人的には気に入ってるんだけど「だからノンシリコンは良い」とは言えない気がして……。

 

そもそもシリコンってかなり安定した扱いやすい物質のはずで、べつにシリコンを抜いたからっていいことあるとも思えないんですよね。値段も安価。それがなぜ悪者にされてしまったのか? Reveurのサイトを見るとノンシリコンの何が良いのかみたいな説明ページがあるんだけど(→ http://www.reveur-hair.com/nonsilicon/ )、結局髪の毛がきしまないように各種オイルその他を入れてるわけで、それで結局頭皮に油で膜を作っていれば、シリコン抜いても意味がないような、と。

 

「シリコンを抜いてる代わりに○○という素材を入れています、だから髪が綺麗になるんです」という理屈だったら納得できるんだけど、そういうシャンプー&コンディショナーはあまり見かけないんですよね。大抵は「ノンシリコンだからいい!」という訴求の仕方をしています。

 

どうして今のような「ノンシリコンシャンプーは高くても売れる」という状況が生まれたのか、そして実際に売れているのか、考えれば考えるほど謎だよなぁ……なんてことを、今朝頭を洗いながらぼんやり考えていたのでした。わからん。