栃木県佐野市のゆるキャラ、「さのまる」をご存じですか？2013年のゆるキャラグランプリで優勝してるくらいなので、かなり有名な大物のゆるキャラです。こういうの。
さのまるが腰に差してるの、刀だと思ってたら「いもフライ」なんですね。佐野名物……と今回初めて知りました。いもフライで戦う侍って弱そう……というか、刀のほうがすぐ壊れちゃいそうだ（笑）
さて、そのいもフライ。作り方はいたってシンプルです。一口大に切って蒸したじゃがいもを串に刺し、衣を付けて油でかりっと揚げ、地元産のソース（フルーツソースというらしい）をかける……というだけなのですが、これがおいしいんですよねー。今回、佐野に泊まったのをいいことにあちこちでいもフライ食べてきました。
実物のいもフライはこんなんです。
シンプル～（笑）。一見、つくねにも見えますが、あくまでこれはいもフライですから！
今回は、佐野市が観光客向けに作っている「いもフライ」のパンフレットをもらってきて、そこに載っている23店の中から、以下の4店に行ってみました。
- 江原商店
- いでい焼きそば店
- おやつの店ぴのや
- 飯島商店
値段はお店によりますが、大体80～100円くらい。「一口大に切って蒸したじゃがいもを串に刺し、衣を付けて油で揚げて、地元産のソースをかける」という作り方はいずこも同じ。……なんですが、意外と食べ比べると味が違うんですね～。面白い！
江原商店。店の前の駐車スペースには、いもフライを買うためのクルマがひっきりなしにやってくる。
飯島商店はおばあちゃんが一人で切り盛りする駄菓子やさんみたいなお店。店内には昔の喫茶店にあったようなテーブル型のゲーム機がありました…（笑）
注文すると手早くいもフライを揚げてくれます。なんと1本60円！
飯島商店のいもフライ。小さめサイズだけどカリカリの衣とほっくりねっとりしたおいも、甘くてフルーティーなソースが絶妙なバランス。うますぎる……じゃがいもふかして揚げただけなのに、どうしてこんなにおいしいの？？？
こちらは「ぴのや」のいもフライ。紙コップに入れてくれるの、食べやすいですね。
上記4店、いずれもおいしかったんですが、とくに私が気に入ったのは「江原商店」「飯島商店」の2店。次点が「いでい焼きそば店」かなー。こちらもかなりおいしかったけど、一番「ジャガイモをふかして揚げたそのもの」という味な気がしました（それはそれでいいんだけど）。ぴのやは佐野駅のすぐ近く、大通り沿いなので一番アクセスいいかも。揚げたて食べてたらもっと評価上がったかもしれませんが……って、要は全部おいしかったってことだ（笑）
ちなみに上述のパンフレットによると、いもフライのソースを作っている主力メーカーは「半久食品工業」（ウスター、中濃、焼きそば、とんかつソースとラインナップ豊富）と「早川食品株式会社」（ミツハフルーツソース）の2社のよう。お店を覗くと、このどちらかを使っていることが多かったです。買って帰ろうか最後まで迷ったけど「また佐野にいもフライ食べにこよう」と思って買うのはやめました。
佐野名物「いもフライ」。ホントに素朴なB級グルメですが、ちょっとしたおやつにオススメです。佐野に行ったら、ぜひ！
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