ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

めがね話×2

朝から某半導体メーカーに取材。
広報のおねえさんが二人登場、両方ともめがねさんで珍しいなあ…と思ったら、そのうちの一人がすんごいめがね美人でありました。

彼女がかけていたのは、かなり個性の強いめがねなんだけど、非常に似合っていていい感じ。取材中、思わずチラチラと見てしまったりして…(苦笑)

彼女の顔に見とれてしまった結果思ったのは
 1.マユは濃いめに描いた方がいいらしい
 2.口元も輪郭をしっかりとって、はっきりした色の口紅を塗った方がいいらしい
…この二つ。めがねの個性が強いときは、眉と口元もしっかりしてないとバランスが悪いのね。ふむふむ、私も真似してみようかな。←今まで眉描いてない&口元はグロス程度だった

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メガネ美人といえば最近はこれだよね、の「なりきりTommyFebruary by 眞鍋かをり

さて、めがね話といえばもう一つ…。
「先日国際展示場(東京ビッグサイト)にイベント取材に行ったときの話」というのもありまして。

ホールからプレスルームに戻る途中、知らないおじさんに「すみません、めがね貸してもらえませんか」と話しかけられました。…めがねを貸す???と思ったのだけれど、なんだか大変困っている様子だったので、かけていためがねをはずして渡してあげました。

するとその人は私のめがねを顔にかけ、続けて、「すみません、コンタクトを落としてしまって全然見えないんです。駅まで連れて行ってもらえませんか」というではないですか。
まあちょうどホール周りを終わって、プレスルームでメールチェックでもしつつ、ちょっと休憩しようと思っていたタイミングではあったのだけれど、そこから駅まではそこそこ距離があるのです。一緒に歩いていったら、戻ってくるのに20分以上はかかるだろうという感じ。

一瞬考えたのだけれど、本当に困った様子なのですよ。「私も暇ではないんだけどな…まあ往復時間のあいだ、お昼食べたと思えばいいか」と思ってOKしました。
そして歩き出したらですね、「見えないので手をひいてください」といって、そのおじさんは私の手をギュッとにぎってきたのです…

「えっ?えええっ??」と思ったのだけれど、足下の段差で蹴躓いたりふらついたりと、よく見えていないらしいことは分かるのです。それだけ見えなかったらたしかに手をつながないと連れて行ったことにならないかもしれないけど…でも…どうして私はしらないおじさんと手をつないで歩かなくちゃいけないんだろう…?????と悩みながらやむをえず歩きました。

もともとあまり、人とべたべたするの得意じゃないんですよ。人に触ったりすることって、あまりないのです。デートとかしてても、人前じゃまず手もつながないくらいだし。そんななのに、なぜ、なぜ私は知らないおじさんの手を握っているの〜!?!?
おじさんはふらついてるからあまり早足では歩けないし、しかもテクテク歩いていると、顔見知りとすれ違ったりするし、頭の中はもうプチパニック状態。

「早く駅に着いてほしい〜!」と思ったり、「いやでも、困っている人の手を引いてるくらいでこんなに悩む私は心の狭い人間ではないか」と思ってみたり…。
かなり逡巡しながら歩きました。ううう。

でもね、歩きながら私はだんだん疑わしい気持ちになっていたのでした。
まず疑問その1。手を引いてもらってるなら、どうして私のメガネかけてるの?
めがねかけてるなら見えるはずじゃん…と思って聞いてみたら「このメガネじゃ全然見えない。でも、鼻の上にメガネがあるだけで落ち着く」とのお答え。あれ…さっき、コンタクトなくしたって言ってなかったっけ…。

疑問その2。この人、駅につくまでずーーーーーっとメガネの話をしていた…
そりゃ目が見えないという話がきっかけで声をかけたから、それが共通の話題と思ったのかもしれないけど
「視力はいくつ」にはじまり、「コンタクトにしないの?」とか「女の人はメガネをかけるとかっこわるいとか思わないの?」とか「いつからメガネかけてるの?」とか「メガネ歴は何年くらいなの?」とか…

「今までメガネかけてなかったんだけど、ちゃんとかけないと視力がもっと落ちるからって言われて、最近かけはじめた」って答えたら「じゃあ僕がこのめがねをかけてしまったら、あなたは目が悪くなってしまって困るんじゃない?困らない???」とかしつこく聞いてくるし。うああ〜なんなんだよ〜。この人もしかして、メガネフェチ…???
「そんなこと思っちゃいけない」と思いつつ、「この人気持ち悪い…」とつい思ってしまいました…。

やっとの思いで彼を駅まで連れて行き、メガネを返してもらいました。
くるっと後ろを向いて、自分でかける前に、思わず何度も何度もメガネを拭いてしまった私は、困っている人の手を引くのにも逡巡するくらい、心の狭い人間なのでしょうか…(悩)