ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

SCRIPT最新情報と初「生」Ricken's感想

最近全然活動している様子が見えず、やきもきしていたSCRIPT。
先日新曲「青春グローリー」が出ることが発表され、ファンとしてはもう大盛り上がりです。
しかも!来年春に劇場版が公開予定のアニメ「テニスの王子様(少年ジャンプで連載中)」の主題歌になるらしい!
きっと露出も増える!と期待しております。やった〜〜〜♪♪♪

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さて、このblogでもなんだかんだと書いている、SCRIPTの佐々木収氏期間限定ユニット「Ricken's」(写真)。先日ようやくライブを観ることができました。まだ一回しか観ていないんでなんともいえないんですが、思うところをつらつらと…。

Ricken'sは、リッケンバッカーを弾くギターボーカリスト二人のユニットです。収さんと一緒に歌っているのは、カレイドスコープというバンドのボーカル、石田匠さん。

聴いてまず思うのは、二人ともかなり特徴のある声ということ。
Webで視聴したときはイマイチピンとこなかったんですが、石田さんの声、なかなか味のある(クセがある、ともいうが)忘れがたい声です。

あと、石田さんは笑顔がいい!広島の人らしいですが、東北人の収君とはいいコンビな気がする…。
SCRIPTのライブだとMCはひたすら収君がしゃべるパターンが多く、収君が一人ボケっぱなしで、客席は半ばボーゼンとしながら収君のトークを受け止める…という感じなんですが、Ricken'sだと収君がボケたら石田さんがつっこんでくれるので観てる方もいくらか安心。
でも、収君の「ごっついサングラス&こぶし突き上げキャラ」はイマイチ似合ってないと思うんだけど…まあいいや。

曲調はいまどき珍しい「ギタージャカジャカかき鳴らし系ロックンロール」です。あー、二人ともこういうのが好きなんだろうなあ…と思わせる曲ばっかり。面白いのは、どの曲を聴いても「これはきっと収君作だろうなあ」「これは石田さん作なんだろうなあ」と分かるところです(^^ゞ

で、演奏の素直な感想なんですが…。
ツインボーカルってやっぱり、難しいなあ」と思わされましたね。それが一番の感想です。
二人以上で歌う曲をきれいに聴かせようと思ったら、やっぱりどちらかを生かして、どちらかは寄り添うように歌うとか、一人はハーモニーに徹するとか、声がぶつからないように上手にかぶせるとか、そういう気配りが必須だと思うんだけど、Ricken'sにはそれがないんですよ。
…なんて言ったらいいんだろう。二人でボーカルを張りあってる感じなんですよね。正直、それが気になって、メロディが素直に頭に入ってこない。

SCRIPTおよびMOON CHILDって、ほとんどコーラスがない曲が多いのです。まあ、わりくんや秋山さんがちょこちょこっとコーラスしてますが、基本的には「ボーカリスト佐々木収が一人で歌う」曲ばっかり。
それがRicken'sには悪い形で出ているような気がしてならないのです。カレイドスコープの曲はよく知らないけれど、でも石田さんもコーラス向きじゃないんですよねえ。声が特徴的すぎて、メインボーカルのじゃまになってしまう。ハモ担当という点では収君はもっとまずい。メインの石田さんよりでっかい声張り上げちゃだめでしょ…(汗

もう一つ引っかかったところ。自分たちで作った曲なのに、音域が全然合ってない気がする。たぶん二人とも声のよさ&歌のうまさが売りだと思うのに、収君の声も、石田さんの声も、一番きれいに響く高さを外して歌ってるように聞こえるんですよね。すごくもったいないと思う。

Ricken's、正直言って私は「微妙…」と思いました。だって、二人の声の良さを全然生かせてないんだもん。
Ricken'sを観た友達(SCRIPTファンにあらず)が「佐々木収が真ん中にいないから、SCRIPTファンは不満なんでしょ」って言ってたけど、そういう問題じゃないです(私に関しては、ね)。

文句ばっかり書いちゃいましたが、でもいいところもあるんですよ。それは、「二人ともとっても楽しそう」なところ。

最近のSCRIPTを観ていると、「収君、一人でいろいろ背負い込んじゃって、なんだか苦しそう」と思えてならなかったんだけど、Ricken'sの収君はホントに楽しそう。センターに立たない、っていうのも一つ、気楽に楽しめてる理由になってるんじゃないかなあ…なんて思いました。トークは石田さんがやってくれるし、ギタージャカジャカかき鳴らしてホントに楽しそうに歌ってる。

ライブで石田さんは「Ricken'sで武道館を目指す」って言ってたけど、まあそれはないでしょうね。あくまで「期間限定」ユニットだと思う。
職業として「歌を売っていく」ための活動じゃなくて、「好きな曲を楽しく演奏したら、そりゃー楽しいじゃん!」という、そういう音楽だと感じました。
あの楽しそうなノリは、学園祭のときのバンド活動に通じるものがあるなあ、と…。

“偉大なる学園祭バンド”Ricken's。いっぱいライブやってるわりには、平日ばかりなんでなかなか行かれませんが、色の違う人とのユニットがいい刺激になってくれれば、それはそれでアリだし、あのはじけるような二人の笑顔が観たいから、応援したいなあ…と私は思ってます。収君も、石田さんも、二人ともがんばれっ!


#…で、カレイドスコープは解散しちゃったけど、石田さんはRicken'sが終わったらどうするの???(^^ゞ