携帯に留守電が入っていた。
「損保●ャパンのYと申します。交通事故のご通知をいただいたので、お電話をちょうだいしたいと思います。電話番号はxxx-xxxx…」
うちのクルマ、たしか保険は損保●ャパンに入ってたような気がする。でも私はいま外で歩いてて、クルマなんか運転してないわけで…えええっ、家族が交通事故をおこしたの!?!?
#街中で見かけたユキヤナギ。とくに写真に意味なし。
かなりあせって、留守電に入ってた番号にかけ直すと、Yさんは電話中とのこと。こちらの携帯番号を伝えてかけ直してもらうことにした。
会社のすぐそばまで来てたんだけど、心配なので意味もなく会社の周りをぐるぐる歩く。で、10分後。
「損保●ャパンのYと申します。私宛にお電話いただいたということなんですが」
「お電話いただいた○○です、あの、交通事故があったとききまして…」
「はっ!?(←私の名前に聞き覚えがないらしい)何のことでしょうか…?」
「あのー、留守電にYさんから伝言が入っていて、それを聞いてかけ直してるんですけど…」
Yさんは「???」という感じで、いっぺん電話をきり、その後再度Yさんから電話がかかってきた。
「大変申し訳ありません…」
話を総合すると、どうも電話をかけ間違えて、私の留守電に入れちゃってたらしい。というわけで、私の家族になにかあったわけではないようでした。うは〜、びっくりした。 Yさんには何度も何度も謝られたけど、まあでも、事故じゃなくてよかったよ〜。
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…とまあ、ここまでは間違い電話がかかってきた直後に書いたテキスト。ここから先は、その後時間が経って、冷静になってから思ったことです。
電話がかかってきて、実は一瞬「詐欺かな?」とも思ったんですよね。非通知でかかってきてたし… でも言われた番号にかけ直したら普通に会社だったので、まあホントだろう、と思いました。そんなこと、詐欺じゃないという保証にはまったくならないわけですが。
で、「事故なら詳しいことを聞きたいし、まずは家族に電話してみよう」と、電話をもらった直後に私は思ったにも関わらず、でもそのときとっさに「いや、何かあったなら本人から電話なりメールなりがくるだろう、電話もできない状況ということなのだろうか!?」と考えてしまったのでした。
「交通事故!」というショックで、与えられた限られた情報から、悪い方悪い方に都合良く(悪く?)話を組み立てて考えてしまうわけですね。
冷静に考えてみれば、まず本人に電話してみる、というのは正しい判断だったわけですが…
私、なんかあったらだまされちゃうかもしれないなーと思いました。
人間、動転してるときこそ落ち着かないとだめですねえ。