ファンになりました
ボーダフォンの決算報告を聞いてきました。
ボーダフォンの会長は津田志郎氏といって、NTTドコモの副社長だった人物。次期社長間違いなし、と言われていたんだけど、なぜか去年いきなりボーダフォンの社長になり、その後社長就任後わずか2カ月で会長になった…といういきさつの人だったりします。
現在、ボーダフォンは非常に厳しい状態にあり、当然業績もよくないため、出てくる話はどれもこれも津田氏にとっては胃が痛いような話ばかり。しかも2004年度の業績の話しは、去年の12月にボーダフォンに入社したばかりの津田氏には全然関係ないことなわけです。
決算報告で、ボーダフォンの厳しい現状について淡々と語る津田氏を見てきたわけですが…
津田さんて、ホントにすごい人だよなぁ。
どのようにすごいのか、うまく表現できないのがとてももどかしいんだけど、人間、つらい状況にあるときほどその人の器が現れるよなあ、などと思っていました。
ドコモには津田さんを慕う人がいっぱいいる、というのも、すごくよく分かります。徳のある人だなあ…と感じ入りました。某鉄道会社の社長の謝罪会見とはえらい違いだった…。
おじさま向け経済誌によくある「カリスマ経営者一人の力で会社が劇的に変わる」的ストーリーを見るたびに「けっ」とか思ってる私としては、津田さん一人の力でボーダフォンが急激に伸びたりすることはないだろうと思っていますが、でも、なんとかなってほしいなあ。とりあえず、ボーダフォンの携帯、1回線契約してこようかな…(結構本気)。