ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

11月27日まで!「ニッポン・ヴンダーカマー 荒俣宏の驚異宝物館」


りんk



Gate02


Originally uploaded by tokyo ayano.

私ったら、群馬に行って上信電鉄に乗った話だけして、肝心の「なにしに行ったのか」を書くのを忘れていましたよ、しかも一ヶ月近くも…馬鹿すぎる〜。


というわけで、何しに群馬まで行ったのかという話です。群馬県立自然史博物館で11月27日までやっている企画展「ニッポン・ヴンダーカマー 荒俣宏の驚異宝物館」を見るためだったのでした。公式サイトはコチラ


右の写真は、最初のゲートの上にくっついている荒俣センセイ。思わずアップで撮っちゃった(笑)


企画趣旨をコピペさせていただくと……
ヴンダーカマーwunderkammerとは、大航海時代にヨーロッパの王族貴族がつくった知的好奇心と驚異の陳列室である。

この企画展は、人々がサイエンスへの興味を失ってしまった現代に、今一度知的好奇心と驚異を呼び起こすべく、群馬県立自然史博物館を舞台に、荒俣宏氏と日本大学芸術学部の大学院生・学部生の叡智とイマジネーションが結集し、21世紀の現在にヴンダーカマーの知的好奇心と驚異を現出させる夢のコラボレーション企画である!!



ということで、これだけ読んでも何がなんだか分からないと思いますが…まあ、写真行きましょうか。クリックすると大きくなるので、興味があったら大きな画面でご覧下さい。

Gate Wunderkammer (cabinet of curiosities)

左:右上の写真、引きで撮るとこんな感じ。

右:ヴンターカマー、すなわち驚異の陳列室を実際に作ってみたのがこちら。スゴイモノからヘンなモノまでいろいろ〜。

Japanese old ad. of Pharmacy

「本草学と天産・物産の部屋」より。昔の薬屋を再現しています。個人的にはかなりツボでした。写真は看板で、手前のは「浅田飴」です。

Japanese old ad. of Pharmacy

これも看板〜。

Japanese old medicine package

昔の日本の薬のパッケージ。ちょっと大きめな写真でご覧下さいませ。

家庭の常備薬

同上。

Japanese old medicine

日本の薬…というか漢方薬というか。タツノオトシゴ〜。ほかにもインパクト強いモノがあったんですが、ちょっと見た人がひきそうなので掲載はやめときます(^_^;

昔の図鑑はこんなんだったらしい

「教育普及の部屋」より。昔の図鑑って、こんなんだったんですね。

figure of human body01 figure of human body 02

こちらも教育普及の部屋より。明治〜戦前に使われていた?人体模型図です。

左:その朗らかな笑顔は何。

右:紙で作られた解剖模型(キュンストレーキというらしい)も見所の一つ。これもそうです。この人体、紙で作られてるんだそうです。スゴイ!

Mr. Aramata and mushroom

展示の最後は「博物アートの部屋」。

いろんなのが展示されてるのですが、最後の最後に飛び出すめがねで見る絵が展示されてます。よく見ると、めがねのかけ方を教えてくれるちっちゃな荒俣さんが!!


ここで写真を載せてないものもあります。一番最初のキマイラの部屋は、人によっては怒り出すかも?

コレクターたちの部屋はある意味この展示のハイライト。群馬県立自然史博物館の館長さんのコレクションもかなりイイ!です。館長さん会ってみたい…


そうそう、博物館の入り口に、実物大の荒俣宏像(平面だけど)もあります。荒俣センセイ、結構背が高いんですよねえ。並んで2ショット写真を自分撮りしようと思ったんだけど、身長差がありすぎて断念しました(^_^;

いや〜、充実の展示でした。ホントに面白かった。
この展覧会、他の博物館で断られ続けた荒俣さんが、ここの館長さんに「制約なし、好きなようにやっていいよ」と言われて実現した奇跡の企画です。なので、ほかの地域に巡回することはまずありえないようですので…この週末で終わりですが、ちょっとでも興味がある方は行った方がいいですよ!と強く強くオススメしておきます。

※追記…荒俣センセのblogを見ていたら、今度は東京タワーで「感どうする経済館」のプロデュースしてるそうです。行かなくちゃ…