ayanolog版「鉄子の旅」?:花輪線を堪能 その3
そういえば、今回の話でタイトルを借りている「鉄子の旅」について書いてなかったな……と思ったので、その話から。
鉄子の旅は、IKKIという雑誌で連載しているマンガ。小学館の公式サイトにある通り、日本全国の鉄道の駅に降りたという筋金入りの鉄道マニア・横見浩彦さんに、鉄道好きというわけではないマンガ家・菊池直恵さんが引きずり回されるという、鉄道?マンガです。
IKKIの連載は終わったのですが(そういえば話の最初のほうでは、眞鍋かをりが出演していたっけ……)、アニメ化が決まったのだそうで。「ほ、ほんとに〜!?」とかなり驚いたんですが、アニメになったら、きっと見るな〜、しかもかなり楽しみにして見ることだろう、私(^^;
※「鉄子の旅」公式サイトもできてます。本気なのね……。公式サイトにはアニメ制作日記なんかも載っているのですが、このマンガの場合はロケハンといっても、あちこち地方に出かけて本数の少ないローカル線に乗らなくちゃいけないので、時間がかかって大変そう。
さて、花輪線写真の続きを……。奥羽山脈を横断する花輪線。トンネルあり、急勾配ありで、106キロを3時間弱かけて走ります。今回は、秋田を抜けて岩手に入ってからの写真を。
今回の旅行に行く前、私が期待していたのは、うず高く雪が積もった中を走ってゆく花輪線の姿でした。しかし岩手に入ってしばらくすると、まさかの雨が降ってきました。1月の岩手で雨を見るなんて……今年はホントに暖冬なんだなあ。
スキー場で有名な「安比高原」なども通過するのですが、積雪なんと50センチ。通常なら3メートルくらいは雪が積もるところなんですけどねえ……雪が少ない方が、そりゃ地元の人にとっては有り難いことだけれど、ちょっと異常な感じもします。
隣の席にいた男の子たち。窓に指で絵を描いたり、手形をペタペタしてみたり。
でも、一人になると……↓
上の写真よりも、数十分前の同じ男の子。小学校2-3年生というところでしょうか。乗り込んできてすぐ親と別の席に座り、黙ってぼーっと外を眺めていました。その後、兄弟?友達?の男の子がやってきてからはにぎやかだったけど、一人だと静かなんだね。
車内の窓から、ホームに停まる反対方向の花輪線の窓を見る(タモリ倶楽部でいうところの「電チラ」写真?)。
線路を横切る地元のおじさん。
犬とおばあさん。
珍しく自分撮り〜(^^;
東大館を8時47分に出発して、盛岡に着いたのは11時29分。大館=盛岡間は花輪線と平行するように高速道路が走っており、高速バスが結んでいるんですよね。バスにお客を取られた結果、花輪線の乗客数が減ってしまうのも仕方がないことなのかもしれませんが、この路線にはなんとか生き残って欲しいなあ……。
盛岡駅に到着した花輪線。その1にも書いたように、岩手県好摩駅から盛岡駅まではJRではなく、第三セクターの「IGRいわて銀河鉄道線」の路線になるのですが、別に好摩で車掌さんが交代するわけでもないし、言われなければ全然分かりません。IGRいわて銀河鉄道線は18きっぷの範囲外なので、630円を支払って外へ。
これを見ると、「ああ、終点なんだな〜」と思いますよね。
ここは盛岡駅の中とはいえ、JR東ではなくてIGRいわて銀河鉄道線のホーム。反対側を見ると、青い森鉄道の車両が……。IGRいわて銀河鉄道線は盛岡から、岩手と青森の県境くらいまで走り、そこから先は青い森鉄道に直通乗り入れするんですよね(って、青い森鉄道には乗ったことないけど)。なので、反対側にこの車両がいた、というわけです。
……って、知識としては知っていたけどなんとなくピンときてなかったんですが、実際に乗ってみてようやくどういうことなのか飲み込めました(苦笑)
・IGR(いわて銀河鉄道)→(WEB)
・青い森鉄道→(WEB)
花輪線の話だけでエラく長くなってしまいましたが……次からは盛岡の観光話です(ようやく!)。