映画「さくらん」を観る
先日、映画「さくらん」を観ました。もうホントの桜もシーズン終わりかけだよなあ、と思いつつ、公開終了間際の映画を鑑賞。行きがかり上歌舞伎町の映画館で観たんですが……自由席の映画館なんて、何年ぶりだろ、とビックリ(^^;;
真っ赤+青、金魚の赤……蜷川美花が最近好んで撮っているモチーフをそのまま動画にしたような映画でした。動く蜷川美花の写真集に、椎名林檎の音を載せたような。そう思えば満足だし、映画と思えば不満だろうなあと。よい点も悪い点も予想通り。実に“期待通り”の“期待を裏切らない”映画でありました。
以下、感想は箇条書きで。
・「下妻物語」も「さくらん」も、土屋アンナは素で演じてるなあと思った(実際にそうなのかどうかは知らないが)。
・そして下妻物語では「はまり役だなあ」と感心し、「さくらん」では「けんかのシーン以外全くリアリティがない」と思った。
・菅野美穂と木村佳乃は女優だなあと思った。二人が出てこなくなると話が中だるみする。
・菅野美穂も木村佳乃も大変色っぽかった。私が男だったらうれしさも100倍以上だったのではと想像。
・でも、監督とは別に演出家をつけるべきだったのではないかとも思った。二人とももっと上手く演じられる人のはず。
・土屋アンナ、滑舌悪すぎ。せりふ聞き取れないシーンが続出なのはどうかと。
・土屋アンナの色気のなさはある意味特筆ものだった。着物をはだけてのけぞっても体操してるようにしか見えない……
・金魚出し過ぎ。門のなかにいるのもやりすぎ。
蜷川美花がどんな映像を作りたかったかはものすごく観客に伝わる映画だったけど、やはり監督とは別に演出家をつけるべきだったのではないかと。途中木村佳乃が●●●して●●シーンがあるのですが、失笑がもれてたもんなあ……(苦笑)
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映画「さくらん」(WEB)