ちょっと前の話になるが、うりうりさんの個展を見に行った夜、タコちゃんにつれられて代々木に出かけた。目的地は「アルテミス（正式名はBISTRO D’ARTEMIS）」というビストロ。弱っている私に、肉食べて元気だして、というタコ嬢の優しい心遣いである。まったく、持つべきものは良い友達だよねぇ。タコ嬢ブログで名前だけは存じ上げていたクーシュカさんともいっしょだった。同業者であることに加え、年齢不詳なルックス、しかもお互い肉好き（特に羊肉）ということが分かり、一方的に親近感を覚える私。コーヒーショップで“初めまして”をした後、いざいざアルテミスへ。
これが外観だ！
なにしろこの日のテーマは「肉を喰らう」。以下、肉肉肉な写真が続きます。おなかすいてる方、ベジタリアンな人にはお勧めしません。（とか言ってる私がはらぺこだったりするんだけど･･･^^;;）
乾杯のときに出てきたのはバターの代わり？に豚のリエット。そして前菜代わりにブータン･ノワール♪ 血を使ったソーセージなので赤いのだが、予想していたほどワイルドな味ではなく、上品な舌触りに「おおぉ〜」と喜ぶ女三人。
「野菜も食べたほうがいいよね？」といいながら、サラダや温野菜でなく、「豆は野菜だ」という結論に達するわれわれ。頼んだものはソーセージとレンズマメの煮込みだった。結局また肉（＝ソーセージ）か！みたいな脳内セルフ突っ込みをしながら舌鼓を打つ。ん〜、このソーセージ、肉肉しくておいしいなあ。豆がまた、たまりませんですよ！（←実は豆も好き）
メイン肉料理の一品目は「バスク豚のソテー」。イベリコ豚と迷ったが、三人とも未体験のバスク豚なる豚にしてみた。この豚肉、外がカリッと仕上げてあるのはもちろんとして、適切に火が通されている脂身が実に美味。肉を噛み締めると、歯の表面に脂がまとわりつくような感覚は初めてで、またもや「おおぉ〜！」
ジビエも行っておきましょう！ということで選んだのはウズラ。なんだか水鳥のようなシルエットですが、頭に見えるのは脚の先です。きのこといっしょにソテーしてあるんだけど、マロンペーストといっしょに食べると、かなり予想を裏切られる美味。こ、これは･･･（うっとり）
メインは2品で充分かなぁなんて言ってたくせに、「やっぱり羊も行っておこう」とラムのソテーに突入。これは予想通り、期待通りの味。「羊が草原を走ってるのが見える」とか半分妄想モードに突入しつつ、結局これもきれいに平らげました。
最後はやはり甘味を･･･デザートはこれまでの肉肉しさとうってかわって可憐な感じ、にしたはずが、出てきたデザートはなんというか「これ、血？」というような色合いなのだった。（実際はクレームダンジュのブルーベリーソースがけなんですけどね）いやぁ、肉喰らいの宴に実にふさわしい、good-lookingなデザートだｗ
ここのお店、料理がおいしいのももちろんなんだけど、接客が実にフレンドリーかつ気が行き届いていて、非常に食事をしていて楽しいのもよかったです。お店の規模の小ささが、いい感じに生かされてるなーと思いましたです。写真を撮り忘れたけど、このほかに赤ワイン2本空けてすっかりご機嫌。ワインがびっくりするほど手ごろな価格、かつおいしくて幸せな気分になったのでした。
すっかり気に入ってしまい、また来たいなーと思いながら帰宅。タコちゃん、クーシュカさん、いろいろありがとうございました！
追記：ひらたさんも行かれているもよう。夏場はまた全然お料理が違うんですね！また行きたいな−→☆
★ビストロ・ダルテミス（BISTRO D’ARTEMIS）渋谷区千駄ヶ谷4-5-11 ビクトリアプラザ 1F TEL：03-5770-7155 定休日：火曜・第３月曜
★タコ壺「ダルテミス＠代々木で肉喰いの宴」
