ここ、どこだか分かります?
答えは東京・代々木上原の「東京ジャーミィ」。ジャーミーとはトルコ語でモスクのこと。私なんかはこちらのほうがピンとくるのですが、地元では「東京モスク」と呼ばれることのほうが多いようです。
以下、写真たっぷりでご紹介。すべてflickrにupした写真なので、クリックすると大きくなります。
参宮橋のcafeももちどりでパンケーキをいただいたあと、「下北沢まで歩こうよ」ということでお散歩スタート。途中、ドームとミナレット(トルコ式モスクの横に立てられる鉛筆型の塔のこと)が見えて「あ!あれもしかして東京ジャーミィじゃない?」と盛り上がり、ちょっと回り道して立ち寄ることに。
外観はこんな感じです。
近くから見上げるように1枚。広角レンズ持ってきてよかった〜と思う瞬間。
階段を上ると、中庭に出られます。
階段途中にあったランプ。さぁ、いよいよモスクの中へ。
中に入ると、思わず息をのみました。こんなにきれいなモスクだったなんて知らなかった……。ここが東京だなんて、なんだか信じられないみたい。もう10年以上前、アンカラやイスタンブルで過ごした日々を思い出し、胸がキューッとなったりして。
この階段のような台はミンバルといいます。説教壇とか説教台とか訳すことが多いかな。イマーム(礼拝の導師という意味、イスラームには僧侶や司祭にあたる職がないのです)がここに上がってお話をするわけです。
鉛筆型の塔の中はらせん階段になっていて、上に登ることができます。ただし女性だけですが(2階は女性用エリアなので)。
2階から見下ろしたミンバルはこんな感じ。ミンバルの左に、蜂巣のようなくぼみ(ミフラーブ)がありますが、これはメッカ・カーバ神殿の方向を指しています。礼拝のときは、みなこの方向に向いて額ずき、祈ります。
2階には2つのバルコニーがあります。階段から見て手前のバルコニーは見学者用、奧のバルコニーはムスリマ(イスラームを信じる女性)のためのもの。この写真は、手前のバルコニーから奧のバルコニーを撮ったもの。
最近は行ってもシンガポールなどアジアのモスクだけだったので、久しぶりにトルコ式モスクの中に入り、とても豊かな気持ちになりました。ここはイスタンブルだろうかと錯覚するほどの美しいモスク。東京にも、探せばこんなに非日常の空間があるんですね。この場にいた5人全員、ちょっと頬が紅潮して目がきらきらしてたのが印象的でした。はぁ、また行きたいな〜。
★東京ジャーミィ&トルコ文化センター(Web) 東京都渋谷区大山町1-19 電話:03-5790-0760
★実際の礼拝の様子はこんな感じ→☆
追記:しきはんさんも行かれたみたい♪たしかにここ、針穴で撮りたくなる気持ち、分かります!→☆