三河島は奥が深い
ゴールデンウィークというと、なぜか頭の中で「藤が綺麗だ」と反射的に思いつきます。子どもの頃住んでいた町には、藤の花で有名な天満宮があったから、ゴールデンウィークになるとありえないくらい町が混雑するわけです。なので、「藤の花の見頃はゴールデンウィーク頃」と叩き込まれているのに、その頃に藤の花を見に行ったことがなかった私。ひねくれてるぜ。
でも、今年は違う! これじゃ寄りすぎだから離れて撮った写真も!
ねえねえこの藤、すごいでしょでしょ?(誰に話しかけてんだ、私)
これ、東京都荒川区にある「藤の大滝」といいます。一般のお宅に生えちゃった、ものすごく立派な藤です。2〜3年前に「もうダメです、面倒みきれません、この藤の花を好きだといってくれる方がいるのは嬉しいけれど、もう切ります」とおうちの主がギブアップしかけたところを「いやいやこれは荒川区の宝。区が面倒見ようじゃないか」と申し出て、今は荒川区が面倒を見ているのだそうです。写真でも大きさが伝わると思うけど、実物はホントすごいっす。
昭和48年に植えたのだそう。今年35歳、団塊ジュニア世代と同い年ってことですな。住所は「東日暮里」なんですが、三河島の駅からすぐのところにあります。ってゆーか、駅から山田屋に向かう道を、1本入ったところだった……。こんなところに、こんなに凄い藤の木があったとは。
最後に改めて全体像(と激写する友人たち)を。いやぁ、大きいわぁ〜。
5月3日に見に行ったのですが、残念ながら、見どころにはちょっとだけ遅かった。4/29あたらりに行くべきだったな……と後悔。来年は必ず! 雨がぱらつき、風が強い日で、藤の花が散って花吹雪になっていました。藤の花の花吹雪なんて初めて見た!
そして、藤の花って実は結構香りが強いことも初めて知りました。写真でも大きさだけは伝わると思うけど、実物を見ないと分からない良さってありますよね、うんうん(と、写真のヘボさを棚に上げて終了・・・)。
★藤の大滝…荒川区東日暮里3-37-6(あくまで個人宅です、念のため)
★あらかわ物語・藤の大滝