トルコの“定番”朝ご飯とは?
トルコに行くと、朝ご飯にハマる人が多いのです。
トルコ語で朝食は「カフヴァルトゥ」といいます。基本はパンとチーズ、オリーブ、はちみつかジャム、そしてチャイといったところでしょうか。
まず、朝ごはんだけじゃなくて昼でも夜でもそうなんですが、パンがおいしい!トルコのパンはすっごくおいしいんです。フランスパンが寸胴になったようなパンで、ふっかふか。いくらでも食べられちゃいそうな危険なパンです。しかも安くて、どこでも食べ放題なんですよねえ。
飲み物はもちろんチャイ。トルコのチャイは濃く煮出したのをお湯で割って飲みます。角砂糖を入れると、お茶のコクがよく分かっておいしい。日本では紅茶に砂糖を入れることはめったにないのですが、トルコに行くとかならず角砂糖をいれてしまいます。
この写真ではホテルの朝食なのでジャムが既製品ですが、人のおうちや家族経営の宿に泊まると、そこの家のお母さん(アンネ)特製のジャムが出てくるのが“お楽しみ”です。ジャムで人気があるのは、アンズ、さくらんぼ、いちご、オレンジマーマレード、バラなど。既製品のジャムも充分おいしいんですが、ジャム自慢のアンネは結構多くて、「うちのアンネのジャムは世界一だ」みたいに自慢されることも多いです(笑)
はちみつは、蜂の巣の状態で出てくることもあります。巣の部分は別に味がするわけじゃなくて、歯ざわりだけ。初めは「ええっ!?」って思うんですが、これが結構おいしいんですよねー。
ここまでは、トルコに行った事がある人ならたぶん皆賛同してもらえると思います。で、好き嫌いが別れるのが、チーズとオリーブ。
トルコのチーズは大きく2つに分けられます。白いチーズと黄色いチーズ。好き嫌いがわかれるのはたいてい、白いチーズ。ヤギの乳や羊の乳から作られるものがあって、ちょっとクセがあるんですよね。白いチーズはちょっとポロポロ崩れやすくて、塩気が強めのことが多いみたい。
そしてオリーブ。こちらも黒いのや緑のやいろいろあって、トルコ人は朝食で何粒も食べます。このオリーブも、いろんな味があるんですよ〜。みずみずしいのやしわしわしたのや、塩気の具合もいろいろで。
で、日本人は「白いチーズ苦手!」「オリーブ苦手!」という人が多いんですが、実はこれもいろんな種類・味があるのです。苦手苦手と避けないで味見してみてほしいなあ、おいしいのに出会えるかもよ?と私なんかは思います。実際、特にオリーブって好きでも嫌いでもなかったんですが、トルコに行ってから大好きになったんですよね、私の場合。