Harritsにフラれ、大勝軒の爆盛りにノックアウトされた私が気を取り直して向かったのは下北沢。そう、この日はしもきた茶苑大山さんの、かき氷営業最終日だったのです。今年最後の営業日、やっぱりあのスペシャルなかき氷を食べておきたかったので。
前回、一緒にかき氷を食べたAさんがやっていた「ミルク氷に抹茶蜜添え」という注文の仕方をまねっこしてみました。美しい！葉っぱの代わりに雪が枝についてる木みたい〜。
わかります、この抹茶蜜の濃密っぷり。大山さん曰く、蜜に溶かせる限界に近いのだとか。この濃厚な蜜を、ミルク氷にかけると、どうなるかというと……
この感じ、写真で伝わるかなぁ。ミルクを吸った氷の上に、液体ぎりぎりの濃さの蜜が重くまったりと垂れてゆく感じ、たまりません。あー、やっぱり私はかき氷が好きだー！そして抹茶が大好きだー！と叫びたくなる。
あまりに抹茶が濃いから、お腹空いてるときにこれを食べると気持ち悪くなることがあるくらいなんですよ。この日はお客さんも少なかったので、大山さんともゆっくりお話しできたのですが、午後数時間だけという営業時間には「ちゃんとお昼を済ませてから食べるかき氷」という意図もあるということでした。
正直、大山さんのかき氷はお茶の出し方として振り切れちゃってて、万人受けするものではないのかもしれません。普通に抹茶氷として出すのなら、例えば「都路里」や「紀の善」くらいのほうがバランスがよくて、より広い人々に好まれるのだろうと思う。
でも、私はこのかき氷が好き。かき氷という形をとった、大山さん（と鈴の茶屋の女将の）抹茶の供し方の一つなのだと受け止めているから。ここの抹茶に慣れてしまうと、どこの抹茶かき氷を食べても物足りなく感じてしまうので、かき氷blogの書き手としてはツライっちゃツライんですけどね……（苦笑）。
今年のかき氷営業は10月13日で終了だけど、12月23日〜28日にはまたクリスマス氷をされるそう。きっと、食べに行きますね♪
しもきた茶苑大山→☆
