麻で辣で極楽な宴「蜃気楼」＠板橋

お噂はかねがね、の四川料理のお店「蜃気楼」に行ってきました。しかもしかも、誘ってくださったのは蜃気楼の常連、ラルさん。予約が取りにくいという噂なのに、我々の一行の貸切状態、というぜいたくな宴を堪能してきました。今回は敢えて、料理写真を時系列に並べないで進めたいと思います！

まずはいきなり〆の一品「汁なし担々麺」。麺は数種類ある（というかその日によって違う？）そうで、この日は平麺の担々麺でした。もうねー、ルックスを見ただけでおいしいって分かる感じ。出てきたとたんに私がキャーキャー言って喜んでいたので、「あやのさん、乙女になってるよｗ」って言われたくらい。

で、ですね。実際に食べてみると、こ、れ、が……（はぁと）適度に辛く、適度以上に旨く、麻も辣も味わえてまさに「逸品」。あぁ、この美味しさを表現できない自分の文章力のつたなさが（さらに言うなら行ってからblog書くまで間が空き過ぎちゃったズボラさが）憎い！！

すっかり担々麺で有名になってしまった蜃気楼ですが、おいしかったのはこれだけじゃないのだ。先が長いので急ぎます。

　

火鍋風ですが、スープワンタンです。左が全体図、右が取り分けたところ。旨み濃厚なスープと、もっちり食べ応えのあるワンタンがぐぅ♪♪ 担々麺もですが、花椒が効果的に使われていて、爽やかに辛い＆旨いんですよね〜。香菜とのハーモニーも良いし、どんぶり一杯食べられるなぁこれ。危険ｗｗ

ちょっとびっくりしたのがこれ。宴の前半にこれが出てきたんです。およ？えびのカラだけ？中身はどこに行っちゃったの？？と思いながら口に入れると……うは、これ、むっちゃくちゃおいしい。カリカリサクサクの絶妙な歯触りと、さっぱり辛くて麻で辣な味付けがたまりません。ビール飲みならビールが止まらないんじゃないかなあ。自分がビールあまり飲めないのが残念でたまらない〜（いや、ヱビスビール飲んでたけども）

エビの中身、満を持して登場！写真だと「なんだこりゃ？」って感じですが、ココナツミルク入りの、タイカレーみたいなソースでエビとタマゴを蒸してあるんです。とろーんとしたソース、ぷりっぷりの大きなエビ、甘辛いタイカレー風の味付け。むーぅ、たまらん……これよりおいしいタイ料理を出せるタイ料理店が果たして東京に何店あるだろう。

美味なる皿は、まだまだ続く。

　

左は「油肉餅」っていうのかな。サクッと焼き上げた餅というか厚いクレープみたいというかに、たっぷりの香菜を挟んでいただきます。ごま油が香ばしくて、パクチーがいい香りでシンプルなおいしさ！ 右は前菜です。手前のピータン豆腐もおいしかったけど、奧が！奧が！！！

奧はクラゲの冷菜。しかしこのクラゲがですね、びっくりするくらい肉厚で、ゴリゴリいうくらいの歯ごたえなんです。なんだこれー。旨すぎるーー。

　

見るからにおいしそうな角煮。見た目通りおいしいです、ハイ。花巻といっしょに出していただいたので、ソースをのこさず花巻でぬぐうようにいただいちゃいました。そして右の写真、なんだと思います？これ、一番最初に出てきたナスのフライなんです。クレイジーソルト振ってみました、みたいなシンプルな味付けなんだけどこれも「やめられないとまらない〜♪」系のおいしいおつまみ。うう、どれ一つとして外れの皿がないんですけど……なんて店だ。

辛い食べ物も好きだけど、甘いモノも大好きなラルさんの行きつけだけあって、デザートも素晴らしかった。一見普通の杏仁豆腐なんですが、一緒に付いてくる魔法の液体を垂らすとあら不思議。「えー！」っていうくらい味が変わるんです。はぁぁぁぁぁ、おいしかったぁぁぁぁぁぁ。

世の中辛いモノはたくさんあるし、旨いものもたくさんあるんだけど、「かなり辛くてすごく旨い」を両立するのは至難の業。ここは1皿目から最後のデザートまで何もかもが唸るほどおいしくて、しかも料理は結構辛い方に振ってあって、私のは極楽のような店でしたです。はぁぁ、またいきたいなあーー。でも、予約取るの大変そうだしなぁ……。この日のラルさんのblogはこちら→☆

☆蜃気楼＠板橋　今でもすでに予約取りにくい店なので、場所は自分で調べてくだされ……