昼も夜も朝も魚三昧「ばんや」@千葉・鋸南町
前にちらっと書いたのですが、房総で一泊二日、魚三昧してきたときの話です。今回はツアコンのHちゃんに何もかもお任せで、行程をまったく把握していなかった私。海ほたるで写真を撮って遊んだ後、「これからお昼」と連れて行ってもらったお店が「ばんや」。鋸南町保田漁協直営の食事処ということで、「きっと魚がおいしいんだろうな〜」と期待が高まります。
結構大きな敷地なのですが、びっくりするほど混んでいるのです。受付で名前を書いて、干物を売っている売店を冷やかしながらしばらく待っていると、ごった返す店内を抜けて奥へ案内されました。んー、想像以上に大きな建物だなあ。
メニューは壁を見て注文します。札に料理の名前と値段が書いてあって、売り切れたら裏返し。値段も日によって違うし、見ていると結構頻繁に札が裏返っていくので油断はできません。
ツアコンHちゃんとAくんは何回か来ているということだったのですが、ほかの人たちは初めて。今回は大人数だったし、気になるメニューはバンバン頼んじゃえ!ということでいろいろ注文してみました。
朝とれた新鮮な魚介類ですから、どう調理してもまずいわけはなく。調理するのは地元のお母さんたちという感じなので、かき揚げの衣が必要以上に分厚かったり、この辺の味付けなのか寿司飯がものすごく甘かったり(そして寿司の具もごはんも大きいw)するのはご愛敬。
全体的にとてもおいしいです。そして、迫力があります。私たちは頼まなかったけど、天丼(重?)を頼んでいた人なんかは、器から揚げた具がはみ出して大変なことになっていたし。「食べきれない〜」と同行者に手伝ってもらっている女性客もたくさん見かけました。
そうそう、房総の魚料理といえばこれ。
「なめろう」と「サンガ(焼)」。鰺や秋刀魚、トビウオといった魚の刺身を、生姜や大葉などの薬味と叩いたのがなめろう。丸めて焼いたのがサンガです。
私、なめろうって味噌が入ってるモノだと思ってたのですが、ばんやのなめろうはあまり味噌の味はしなかったです(ちょっとは入ってたような)。薬味もおとなしめだったかな。サンガは鰺のハンバーグ、といった趣。
このほかにも数皿頼んでます。写真撮ってない刺身がけっこうあったと思うし、そういえばシーフードカレーとかも食べた気がする。そうこうしているうちに、さっき食べた伊勢エビの刺身がこんな姿になってやってきました。
刺身を作って残った、伊勢エビの頭やしっぽを使った味噌汁です。エビの味噌がうまーい!
おなかいっぱいになったあと遊びに行って、くたくたになって宿に到着。お楽しみの夕食をいただくことになりました。今宵の宿のお楽しみは、もちろん(?)お料理。写真は以下に。
舟盛りどーーん!
魚やエビの天ぷらどどーーん!!
金目の煮付けどどどーーーーん!!!
……そうです。今回は宿も「ばんや」の宿泊施設なのです。この舟盛りがハンパない大きさ。天ぷらも一つ一つのネタが相当大きいし、このほかにも茶碗蒸しやら野菜の料理やらもちろんごはんやらがテーブルに所狭しと並びます。た、食べきれない……。
昼にもばんやで魚料理を食べてるわけで、既視感のある料理が食べても食べてもなくなりません。「夜出そうなものは避けるべきだったか」「煮魚は頼まなかったから、新鮮な気持ちで食べられる」などと言いながら必死で食べました。ごはんをあまり食べないようにして、舟盛りの上のお刺身を相当の量食べたんだけど食べきれず。うう、残すのは忍びないけどもう無理、ごめんなさい……。
おなかいっぱいでフラフラになりながらいったん解散。ばんやには人工の炭酸泉があるというのでお風呂で少しおなかを空かせよう作戦です。炭酸泉のほか、「かじめ風呂」というお風呂があります。かじめというのは、昆布みたいな海草。かじめを詰めた布袋が入っているお風呂はなんだか昆布で出汁を取っている鍋の中みたいで、お風呂に入っていると自分がおでんの具にでもなったような気持ちに……(笑)いや、気持ちいいんですけどね。
友達同士の旅行なので夜はそのまま酒盛り。酔っぱらってそのまま寝た……はずなのですが、寝ているところをたたき起こしてくれたPさんと、なぜか付き合ってくれたRくんと寝ぼけながらF1観戦。結局寝たのは、大分遅くなってからでした。
翌朝起きて朝風呂へ。せめて少しでもおなかを空かせて食堂に行くと、待っていたのは、やっぱり舟盛り(驚)
さすがに同じお店のお刺身三回目はだいぶキツかったです。いや、おいしいんですよ。そんな贅沢言っちゃいけないんだけど、でもね……
当分魚、特にお刺身はいいや、と思った朝でした、まる。
ばんや(WEB)千葉件安房郡鋸南町吉浜99-5
追記:いぬわんさんも行ってたらしい!w→☆