年末っぽく、こんな日記を。
今年の上半期はほとんど映画を見ていなくて、あまり映画館に行かなかったと思います。当時はそんな意識はなかったけど、今思えば震災後のあの雰囲気の中、映画を見に映画館へ行こうという気になれなかったのかもしれません。多分、今年の上半期に観たのってこれくらい。
- 「ソーシャルネットワーク」
- 「10.0000年後の安全」
- 「八日目の蝉」
- 「ブラックスワン」
下期はもうちょっと見たはず……こちらはまだ思い出せるからDVDも混ぜとこう。
- 「冷たい熱帯魚」
- 「愛のむき出し」(DVD)
- 「プライド」(DVD)
- 「踊る大捜査線 THE MOVIE3」(DVD)
- 「ヴィヨンの妻」(DVD)
- 「百万円と苦虫女」(DVD)
- 「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(DVD)
- 「モテキ」
- 「探偵はBARにいる」
- 「恋の罪」
- 「告白」(DVD)
……って、あれ、書き出すと少ないなあ^^;; おかしい、もうちょっと観たつもりでいたのだけれど。映画館で観たものが少なくともあと1本はあるはずだけど思い出せない……。しかもびっくりするほど邦画ばっかり、そして園子温(監督)率高すぎ。
そう、下期になって急に映画を見始めた(気がしてた)のは、園子温監督の「冷たい熱帯魚」を、偶然見てしまったからだったのでした。エロもグロも苦手な私、どんな映画か知ってたら多分観ることはなかったと思う。でも、観終わった後にやってくる、圧倒的な「うわぁ、すごい映画観ちゃった……」という感じが忘れられず、また観たくなる……というパターンで「愛のむきだし」を続けて観て、先日「恋の罪」を観てきたのでした。
あと、園子温監督は意外な人物をキャスティングする能力が素晴らしいよね。AAAの西島くん、アンジャッシュ児島氏などなど。
余談ですがドラマ版「モテキ」で満島ひかりフィーバーが自分の中に来てたので、「愛のむきだし」「プライド」と続けて観ていたり。で、「愛のむきだし」以降気になってるのは安藤サクラ。あの個性的な容貌、妙な存在感、印象的だったなあ……ほかの映画も観てみたい。
「探偵はBARにいる」は、昔の角川映画というか要は松田優作の探偵モノみたいだなーというのが一番の感想。まさか松田優作の後継が大泉洋だったとは、みたいな。
「告白」は去年観ておくべき映画だった。残念。「下妻物語」「嫌われ松子の一生」と同じ中島哲也監督だし(どっちの作品も好き)、松たか子の演技力は素晴らしいしでものすごくいい映画だったと思うけど、「冷たい熱帯魚」のあとに観てしまったがために、去年観た人に比べると衝撃度は低かったんじゃないかな。そしてなにより、劇中の可愛い女の子が芦田愛菜ちゃんであること、テレビに映るアイドルがAKBであることに気づいて「ああ、2011年にブームになったものって、実は2010年にはすでにブレイクしかけていたものばかりだったのかも……」と思ったのでした。
「告白」は、原作も面白いらしいので読んでみようかな。