ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

日本で唯一?ベンガル料理専門店「puja(プージャ)」

最近見つけて、すっかり気に入ってしまったお店が町屋の「puja」。
なんと、東京でもほとんど聞かない「ベンガル料理専門店」なんです。ベンガルってインドの北のほうだよね……くらいの知識しかなく訪問。

町屋の駅を降りて10分弱?大通り沿いをまっすぐ歩いて行くと、ライオンズマンションの地下が食堂街になっている不思議な建物が(昔はここに映画館があったらしい)。その一角に「puja」はあります。中に入ると、日本人の店主が調理も接客も一人でこなしていました。その近くに、赤ちゃんをあやしているインド人女性が……なるほど、彼女がベンガル出身なのね。

メニューを見ると、単品のカレー・ライスもあるのですが、ここはせっかくなので「シャダロン・ターラ」(定食みたいな感じ?)1200円か、ターラよりおかずが2種類多い「ボージ」1600円のどちらかを頼みたいところ。+100円でバスマティライスに変えられるので、ここはぜひともバスマティライスで。


シャダロン・ターラ。大きなお皿に乗っているのが、ライス、パボル(豆せんべい)、チャトニ。小さなお皿は左から、羊挽肉と乾燥エンドウ豆のカレー、トルカリ(野菜料理)、ダル(豆スープ)


ボージ。ターラよりおかずが2種類増えます。マチェル・ジャール(魚のトマト・マスタード煮)、パプルチ・ムルギー(チキンのブラックペッパー煮)が追加に。

ベンガル料理
写真を追加。また別の日のボージはこんな感じでした。トルカリがかぼちゃベース、チキンの味付けが黒胡椒じゃなくてココナッツミルクベース、チャトニがパイナップル……と、ぱっと見同じなんだけど実は違う味になってます。この日はさらに甘めな味付けで、またこれはこれで美味しかった。


初めて食べるベンガル料理。お味はというと……
おいしい、すっごくおいしい!毎日食べても飽きない​感じのカレーです。私は辛い料理が好きなんですが、ここは「甘くて​旨い」という新境地。スパイスはたっぷり効いてるんだけど、不思議と甘いんですよねえ。甘いけどスパイシー、そして美味。

バスマティライス(インドの香り米)にパボルをくだいてかけて、カレーとダルを両方かけたり、トルカリとダルをかけたり、そこにチャトニを混ぜ込んだりして食べていきます。ん〜、複雑な美味……しみじみおいしいなあ。

友達とおかずをシェアしながら「おいしい!」「おいしい!」としきりに言い合いながら食べちゃいました。


デザートは蒸しヨーグルト。

6年前に開店、当初は普通のインドカレー屋さんとして営業してた​んだけど、1年前からベンガル料理しか出さない方針に変えたのだそうです。入り口のドアに「ナンありません」と貼り紙がしてある気合いの入​りぶり。確かに一般的には、インドカレーといったらナンなのでしょうねえ……。



週末に食べに行ったのに、あまりに気に入って、その後も一人で会社帰りに食べに行ってます(笑)。チャトニやトルカリ、パプルチ・ムルギーは日によって変わっているみたい。一見見た目同じなのですが、食べると「あ!こないだと違う味」みたいな小さな発見も。

そんなわけで、大層気に入っている、最近のイチオシ店なのです。でもほとんど知られていないらしくて、あまり客が入​っていないのが心配で……

たしかに、そもそもが「ベンガル料理専門」というマニアックなお店なのに、「えっ、こんなところに?」というロケーシ​ョンだし。都心部ではなく、町屋という街がまたやや穴場っぽいところもあって。

で​も、インドカレー好き、カレー好きならきっと、いや絶対ハマるはず。特に南インド料理好きの方は間違いないと思います。興味あ​るかたはぜひ行ってみてください。……というか、こんなに貴重な​お店がなくなったら、私、困る^^;;

Puja

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