XTCとカジヒデキ
三日続けて音楽ネタでブログを書いてみる。
ええとー、iTunesってバージョンアップするたびに使いにくくなってませんか? ……ってそういう話ではなくてですね。今日はあるイギリスのバンドの話を。
☆ ☆ ☆
2015年も終わりかけの今でこそ「時雨のライブにいったよ」「シナリオアートの新曲がいいね」「清竜人がまさかこんな形で復活するとは思わなかった」なんて言いながら新しい曲を聴くようになりましたが、そんなの11月に入ってからの話。
2015年は私、もうずーっと精神的に参っていたので、とても新しい曲を聴くような心の余裕なく。もう、冬も春も初夏もひたすら収さんの曲ばっかり聴いていました。あとは時々PerfumeとCapsuleと電気グルーヴくらいか。
で、夏頃になって急にマイブームになったのが「80年代の洋楽を改めて聴く」。最初はBlow Monkeysを聴き直し(って知ってる人の方が少なそうだ)、繰り返して聴きすぎてそのあとに聴きたくなったのがXTC。で、9月頃買ってきたのがこの3枚。
Instagramのログを漁ってみたら、当時の私はこんなことを書いてました。
「理由は不明だけど、今年はなんだか80年代の洋楽を聴き直すのがマイブーム。夏の間The Blow Monkeysばかり聴いててさすがに飽きてきたのか、先週突然XTCが聴きたくなった。週末ふらっと入った店でこの三枚を入手したので、たぶん暫くの間、洋楽はこればっかり聴いてそうな気がする。」
予想通り、このあとひたすらこの3枚(「Oranges&Lemons」「The Big Express」「Black Sea」)を聴いていました。で、その後さらに「Apple Venus」「English Settlement」「Skylarking」を買ってきて、今年の秋はほとんどXTCしか聴いてなかったんじゃないかくらいの感じでした。ひどいね。
しょっちゅう聴いていると気になってくるもので、90年代以降どうなったのかまったく知らなかったXTCについてある時検索してみたのです。で、ふと気付いた。
XTCのことを検索しようとするときに出てくる関連キーワードが謎なんですよ。「XTC ユニコーン」とか、「XTC スペアザ」とか、「XTC+日本人(バンド)」がいくつか出てくるんです。で、一番上位に出てくるのがなぜか、「XTC カジヒデキ」。
- アーティスト: 根岸崇一 SONG BY カジヒデキデトロイト・メタル・シティ,デトロイト・メタル・シティ,根岸崇一 SONG BY カジヒデキ,Kiminori Wakasugi
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カジヒデキといえば「デトロイト・メタル・シティ」かなー、と。主人公の根岸君のモデルみたいな、ちと女の子っぽくてポップス好き男子であります(男性ではなく「男子」)。
意外な組み合わせに興味が湧いて、ちょっと調べたらすぐ分かりました。カジヒデキの曲の中に、XTCのある曲にそっくりなものがあるらしいんですね。動画を探してみたので、ぜひあなたも見てみてください。
まずはXTCのMayor of Simpleton(1989年)
XTC - Mayor Of Simpleton (UK version) - YouTube
続いて、カジヒデキ「ラ・ブーム〜だってMY BOOM IS ME〜」(1997年、キユーピーハーフのCMソング)
[PV] (カジヒデキ) ラ・ブーム~だってMY BOOM IS ME~.wmv - YouTube
こ、これは大胆。大胆すぎるッ……!「似てる」とか「インスパイア」とか「リスペクト」とかいうレベルを超えて、おんなじ曲じゃないかw 試しに「ラ・ブーム~」を聴きながら「Mayor of Simpleton」を歌ってみたところ、バッチリ歌えました。いいのかこれ? (笑)
私は知らなかったけれど、これ、結構有名な話みたいですね。「カジヒデキ XTC」で検索かけるとゴロゴロ出てきます。「パクリの殿堂」とか「あらやだ偶然!? シャレにならないくらい洋楽に似ている90年代ヒット曲ベスト3」とか、タイトル見ただけで「あら~、やっちまったね~」という感じ。
しかも、このジャンルの邦楽に詳しい友人にこの曲について尋ねてみたところ、アルバムの中の一曲とかシングルのカップリングとかじゃなくて「カジヒデキっていったらこれ、ってくらい売れた曲」なのだそう。えええええ……。
というわけで、XTCいいよね、という話でした。下に私が買ったXTCのアルバムを貼っておきます。
XTCおすすめアルバム
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