大奥のシーンは面白かっただけにね・・・男優編
12月15日の日記の続きで、「篤姫」の感想です。今度は気になったこと編なので、「篤姫面白かった!」という人は見ないほうがいいのかも?あ、あと片岡鶴太郎&原田泰造のファンの方には申し訳ないと先に謝っておきます。念のため折り返しておきますからね。
気になったことその1。うりうりさんもコメントに書いてらっしゃいましたが、女優陣の頑張りに比べて、男優陣(特に薩摩組)がね・・・(苦笑)。西郷(小沢征悦)も大久保(原田泰造)も島津久光も演技が安っぽすぎる。あと、薩摩じゃないですが岩倉具視(片岡鶴太郎)の演技の薄っぺらさときたら……。なんというか「僕、芝居上手いでしょ?」という意識が透けて見えるんだよねぇ……ファンの方には申し訳ないけれど。大分前に白央篤司さんが
そう、一番「いやらしい」芝居をしていたのが岩倉具視を演じる片岡鶴太郎だ。ちょっとしたアクションのたびに「あたしゃウマイんでございますょ」という声にならない声が私には聞こえてしまう。人間を演じているというより、キャラをつくっているという感じ。
と書かれているのを見たときには、「そうそうそうそうそう!!!!!!!」と膝打ちまくり頷きまくりだったもの。
で、「僕、芝居上手いでしょ?」という意識が透けていたという点で、鶴太郎と双璧なのが原田泰造。「鬼になる」とか軽々しく言わないでくれよ……頼むよ……と、彼が出てくるたびに涙目になって観ていました(何度もしつこく書きますが、私が歴史上最も尊敬する人物は大久保利通、歴代大河ドラマで一番好きだったのは『翔ぶが如く』)。
まあ、分かりますよ?なにしろ比べる相手が『翔ぶが如く』だというのは確かに気の毒かもしれません。でも、このときの西郷隆盛(西田敏行)、大久保利通(鹿賀丈史)、岩倉具視(小林捻持)、徳川慶喜(三田村邦彦)は実に説得力があったんだもの。ちなみに『翔ぶが如く』『篤姫』の両方に出ていたのが高橋英樹。翔ぶが如くでは島津久光、篤姫では島津斉彬を演じていましたが、彼の場合、久光はちゃんと久光に、斉彬は斉彬に見えるからさすがですよね。
……ああ、だめだ。こんなこと書いてたらどんどん翔ぶが如くが観たくなってきた……。総集編DVDを買ってしまったために完全版DVDを買おうかどうかずーっと迷ってたんですが、給料も出たことだしやっぱり買っちゃおうかな……。うむむ。