ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

大阪(日本橋、西成、飛田新地)でディープ散歩、中国資本の流入で西川口と似た事態が起きていることを知る

三連休、大阪で普段行かないエリアを回ってました。

豚足のかどや

大阪には仕事で割と頻繁に来てるんですが、今回は友達がいたので一人では来られないところへ夕飯を食べに。なんばの「豚足のかどや」、数年ぶり2回目の訪問です。

「豚足のかどや」で、ゆでたて熱々、ぷるぷるの豚足。タレ付けなくてもおいしい。

私は豚足好きなんだけど、友達はそうでもないので「モツ焼きもあるから!」と行って連れ出したという(笑)。今回はカウンター席で、座ったら注文する前から黙って豚足が出てきたのにはびっくりした。そう、ここは大鍋でぷるっぷるに煮こまれたあっさり豚足がめちゃ旨いお店なのです。

生センマイ刺もおいしいのよ

豚足そんなに好きじゃないはずの友達が黙々と食べて「カニ食べてるみたいだね…」と呟くくらいだったので、やっぱりここは美味しいんだと改めて思いましたw

私、豚足が好きなんですよね……普段食べるのはスーパーで売ってる冷たいのだけど、大阪(鶴橋とか)に来ると茹でたてで温かいのが食べられてうれしい。

でも、一番好きなのは、台湾式の甘く煮た豚足なんです。かつて豚足が食べたすぎて台湾南部の「豚足の街」に行ったこともありました。

 

ayano.hatenablog.jp

 

日本一マッサージセンターと日本橋の変貌

そして翌日は、腰~脚がつらくて日本橋(大阪)のマッサージ屋さんに行ったんだけど、今まで日本で受けたマッサージの中で一番かもってくらい上手かった!めっちゃ力強いのにツボが的確かつ丁寧。腰、脚だけでなく肩や首もしっかり揉んでくれました。日本橋のおばちゃんゴッドハンド…しかも60分3000円と格安。「日本一マッサージセンター」の名前に偽りなし、でした。ふんわり系マッサージが好きだとキツイかもしれないけど、ゴリゴリに凝ってる人にはめっちゃおすすめです。

ところで日本橋というと、私は電気街(でんでんタウン)のイメージがあるんですよね。大阪の秋葉原というか。久しぶりに日本橋に行ったら、中国人が中国人のためにやってるお店が激増してました。中国物産店とかガチ中華とか。東京近郊の西川口みたいな変化が起きてるのだろうか……雰囲気的にはちょっと上野にも似てたりして。

 

ちょうどお昼時でお腹すいてたので、「ビャンビャン麺」の看板に釣られて入ったのは「西安麺荘」。店に入ると中国語で話しかけられ、オーダーはQRコード読み取ってするように言われるガチ具合。「これは期待できる!」と、涼皮と西安ハンバーガーというか、焼いた羊肉をパンに挟んだものをオーダーしたら期待通りおいしかったです。

 



西成に「カラオケ居酒屋」が大増殖している謎

そして今日は新今宮で降りたんですが、駅前綺麗になりましたねー!びっくりしちゃった。駅前にパチンコ屋さんの本社?とドンキホーテが入っているピカピカのビルと、星野リゾート、そしてスパワールド

マルハンの本社?ビル&ドン・キホーテが、新今宮駅の前にどーーーーん

阪堺電車の駅の向こうには星野リゾートがそびえ立つ

スパワールド、いつか行ってみたい

 

久しぶりに見上げる通天閣。「日立製作所」の文字消えた?

ジャンジャン横丁、観光客でめちゃくちゃ賑わってました。「八重勝」に30分くらい並んで、串カツとかどて煮とか食べられたので満足。

オロナミンC」のポスターって、昔はペ・ヨンジュン上戸彩だったんですね…


新世界をフラフラ歩いて、串揚げ食べたり通天閣行ったり。通天閣、並んでまで上のぼりたくないな。。。と暑い中散歩し続けるうちに古いアーケード街(多分この辺から西成)にたどり着きました。

このアーケード街、なぜか右も左も「カラオケ居酒屋」が乱立しているのです。100軒以上あるんじゃないかな?しかも結構盛況で、まだ昼間で明るいというのに、あちこちのお店から気持ちよさそうに歌う歌声が聞こえてきて「なんだこれ……?」と。

おそらくシャッター街だったであろう古いアーケードにものすごい数の「カラオケ居酒屋」が爆誕していた@西成

「コロナで飲食店がつぶれて、そのあとに一斉にカラオケ居酒屋ができたんだろうか?」「維新が補助金かなんか出していっせいにお店ができたのかな、それにしてもなぜ全部カラオケ居酒屋?」「看板のテイストがみんな同じなのはなぜ?」なんて思いながらぐるぐると散歩。

アーケード街(動物園前一番街)は、真っ昼間からカラオケの歌声が響き渡っていた

そのまま歩き続けて、次のアーケードに入ると相変わらずカラオケ居酒屋が多いものの、今度はママが若め(30代くらい?)で店頭に立ってる店が増えて、まだ時間が早いせいか歌ってる人は少なくなり……という変化が。

お隣のアーケード街(動物園前二番街)もカラオケ居酒屋だらけ。でも、午後三時の時点では歌を歌ってる人はすくなかった

店頭に立ってるママの中国人率が高いなぁと思ったら、西成はいま、こんなことになってたんですね。知らなかった。中国資本恐るべし……そしてその後にベトナム資本が来てたとは。というかさすが安田峰俊さん。

 

前編(コロナ前の話:中国)


後編(最新の話:ベトナム

 

上にもちらっと書きましたが、東京近郊では、もともと風俗街だった西川口(埼玉県)が規制強化でお店がたくさんつぶれ、空いたところに中国系の人がお店をどんどん出しています。中国系の不動産屋が増え、中国人が中国人相手に商売する飲食店やカラオケ屋などが多数でき、新種のチャイナタウンみたいになっているのです。

おそらく、日本橋でも西成でも、同じような事が起きているんでしょう。東京でも池袋北口高田馬場、新大久保なんかはチャイナタウン化が激しいし、ベトナム人筆頭にアジア各地の人たちが住むコミュニティが激増中です。今後、日本の人口が減少するのにつれて、こういう街は増えるんだろうなあ。

飛田新地に迷い込む

だんだんヤバイ感じの人(薬を売ってるとか)が増えてきて、そのまま歩き続けていたら、なんと、飛田新地に迷い込んでしまいました。。。飛田新地って西成のすぐ近くだったんですね。知らなかった。

女の人が歩いているとやり手婆に追い出されるとか塩をまかれるとか聞いていましたが、特にそういうことはなく。とはいえ、「ホントは私はここ歩いてちゃいけないんだろうな」という感じはビンビンするので、申し訳ない気持ちでそそくさと歩きながら、「料亭」の入り口に座る綺麗な女の人をチラ見したり。

実は飛田新地、少し前にはてブで話題になったこれを読んで気になってたんです。テキストで読んで得ていた知識を、視覚で確認して「なるほど……」と思いながら歩きました。

note.com

 

さらに歩いているうちに、西成警察署などがあるあたりへ……萩ノ茶屋?という地名のあたりに入ると、急に空気が変わるのを感じます。西成も昔よりはだいぶ怖い雰囲気がなくなった(気がする)けど、この辺は「これは……」という臭いがしてくるし、道路に寝てたり座り込んでお酒を飲んでるおじさんが増えるして、まあそうすぐには変わりませんよね、と思ったり。

 

大阪で西成と飛田新地が隣り合っているように、東京では、浅草の北の方(山谷)の近くに、吉原があるんですよね……。山谷と吉原を思い出しながらふたたびてくてく歩いて新今宮へ戻り、新大阪に戻り、東京にもどってきたのでありました。


思いがけないディープ散歩、刺激強めで久しぶりにブログを書いてしまいました。大阪ってほんと、いろんなエリアがあって奥が深いですね。。。