「西日暮里ホルモン」で一本焼きシリーズにノックアウトされた
日暮里舎人ライナーの西日暮里駅を降りたところからほど近いところにあるお店「西日暮里ホルモン」。味よし、コストパフォーマンスよし、お店の人もフレンドリー、と三拍子揃った良店だったために思わず力をこめてご紹介。
まずは突き出し代わりの生キャベツ&キュウリの味噌添え、そしてシーザーサラダ(爆盛り!)を食べ、野菜摂取に努めたところでいよいよ肉(ホルモン)登場。
ミノ、タン、あと何だったっけな……新鮮さに自信があるためなのでしょう、ほとんどのホルモン系メニューは塩味で出てきます。(タレも頼めばやってくれると思うけど、試したことない)
ここのお店に来たら、ぜひ試してほしいのが「○○一本焼き」シリーズ。壺に入っていろんな“一本”が出てきます。
「とことん極太ハラミ一本焼き」、出てきた時には歓声が上がっちゃいました。一緒に写っているキッチンハサミやトングと比べると、どれくらい大きいか分かるはずですが、なんとこれで880円。塩味のハラミは自分で好きなように焼きます。網で焼いたあとハサミちょきちょき切るのが楽しい♪ 塩味のハラミは、ていねいに切れ込みが入れられていることもあってとても柔らかく美味。
そしてさらに、ハラミの上をいくインパクトがこちら。
なんか、テラテラと輝いちゃってますが……こちら、「丸腸ホルモン1本つぼ漬け」1500円。丸腸って、牛の小腸のことなのだそうです。このお店のメニューの中ではめずらしく、タレで味付けしてあります。一本ハラミに「1〜2人前」と表記があるのに対し、こちらは「3〜4人前」と書いてあるとおり、ハラミのさらに上を行く大きさです。なんというボリューム!
こちらは、店員さんがつきっきりで焼いてくれるのでお任せ。まずは網の上でじっくり焼いていくと、こんな姿になります。
この状態になると、店員さんがハサミでちょきちょきとカットしてくれて、そのあと再度ツボに戻して、たれを絡めます。たれが絡んだ丸腸を網に載せて、ほどよく焼けたら各自取り皿にとってぱくり。
脂の甘みとたれの甘みが渾然一体となり、たまらんです。白いごはんと一緒に頼まなかったことを心心底後悔したよ……。実はこのとき、比較的モツ系に対して冷たい態度を取る人と一緒に行ったのですが「こんなにおいしいものなのか」と驚いていたのをみて、なんだかうれしくなっちゃったのでした。でしょでしょ?おいしいでしょー?(私がいばることじゃないけどね)
このお店、何頼んでもおいしいんだけど、今のところ私が知っている中ではこの丸腸一本焼きが最大級のインパクトメニューだなぁ。ここに行く機会があれば、是非体験してほしい逸品。
ひとしきり肉(ホルモン)を堪能したあと、クールダウンするために注文した冷麺。普通の焼肉屋さんで出てくる冷麺とはなぜか全然違う味なのですが、これはこれでおいしい。いわゆる冷麺ではまったくないのだけれども……。
お腹はちきれそうなくらい食べたのに、クーポンの割引を使ったら1人3000円行かずに済んでしまいました。私はほとんど飲まないということもあるけど、それにしたって安いよねえ。おいしくて安くて、ホントすばらしい。店を出る頃には全身煙にいぶされて焼肉くさくなっているのもまた、楽しからずやw
いやぁ、どのホルモンメニューも、まったく臭みを感じないおいしさ。ここを超える店というと、三河島の山田屋と、浅草の「喜美松」くらいしか思いつかないなあ……。タケルンバ卿がかなりテンション高めにこの店を紹介していたのを見て、つい私もつられて熱っぽくお送りしてしまいました。でも西日暮里ホルモン、ほんとにオススメよ!
☆西日暮里ホルモン 東京都荒川区西日暮里5丁目31−5 TEL:03-3801-5067 営業時間:17:00〜02:00(月〜土)、17:00〜24:00(日・祝)、第1〜3月曜休