ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

谷中で一服・喜久月

桜を撮り歩く谷中散歩。最後、半分強制的に、RさんとNさんを連れてきたお店が、「喜久月」。谷中界隈でお茶したくなったら、ここを強力プッシュいたします。超穴場です。

というのはここ、老舗の和菓子屋さんなんですが、横にこっそり喫茶スペースが作られているのです。ここの飲み物メニューはただ1種類、お薄のみ。でもこのお抹茶が、すごく、すご〜くおいしいの。

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お恥ずかしながら、ちゃんと“茶道”を習ったことがない私。でもお茶は好きなので自宅に抹茶を常備してあり、飲みたくなると自分でシャカシャカ茶筅で点てていただいてます。そこそこいい抹茶を買ってあるので、外でいただくお茶(和カフェとか、公園のなかにあるお茶室とか、ああいう「外」ね)程度にはおいしいのですが、でも喜久月で初めてお茶をいただいたとき思ったのです。「今まで飲んでたお抹茶って、なんだったんだろう?」って。

まず、色が非常にあざやかな濃い緑。泡立ちも充分で、口に含むとお茶の香りがぱぁっと広がります。舌に感じる、濃厚なお茶の旨み。単に濃いのとはまったく違うの。しかも、しっかり濃いのに苦くないし渋くない。うーん、お茶って、上手な人が点てると実はここまでおいしいものだったのか……。

ちなみに、お菓子をいただいている間に煎茶も出していただけるのですが、これもきっちり美味しいのです。うう、うれしい…。

お茶の話で長くなってしまいました。お菓子の話は次のエントリで。

久月
東京都台東区谷中6-1-3 03-3821-4192 9:00〜18:00 火休

谷中・喜久月「あをうめ」と「ゆずもち」



さて、お茶の話をしただけで1エントリ終わってしまいました。今度こそお菓子の話をしましょう。


お茶をいただく前に、お菓子を選びます。RさんもNさんも初めてなので、ここのお店の看板メニューである、「あをうめ」と「ゆずもち」にしてみました。どっちもかわいい一口サイズで、1つ126円。


緑色の丸いのが、あをうめ。白みそ餡を薄〜い求肥で包んだ小さなお菓子です。ほんとはあんころりんさんみたいに断面写真を載せたいところだけど、柔らかすぎてとても無理なので、中は想像してくださいませ。


右の四角いのが、ゆずもち。求肥みたいなお餅のお菓子です……といっても、あんみつとかに入ってる、砂糖ジャリジャリの求肥とはまるで別物。もっちりとした生地の中に、柚子の皮の砂糖漬けが練り込まれていて、お餅を噛むと上品な甘みと柚子の香りがふわふわと漂います。うう、おいしいなあ……。


白状すると、柚子(風味)の和菓子ってあまり好きじゃなかったんですよね。柚子そのものは大好きで、お雑煮に入ってる柚子の皮も、柚子サワーなんかに入ってる柚子の果汁も「もっといっぱい入っててもいいなー」と思うくらいなんですが、なぜか和菓子に入ってるときだけはおいしいと思えなくて。有名どころだと、四国銘菓「一六タルト」とか。「あー、このあんこの中の柚子の味さえなければおいしく食べられるのにー」と思ってたくらいだったんです(一六タルト、ごめんよ……)。


このあをうめとゆずもち、どちらもお茶席のお菓子としても有名なようです。ちょうどお茶をいただいてたときにも、川口からお茶の先生がお菓子を受け取りにきていたし(ケース4つにお菓子がぎっしり……)、お茶を習ってる友人も「あをうめとゆずもち!どっちも大好物!」と興奮気味に話していました。


ちなみに二つとも、意外に日持ちするお菓子で「4〜5日はOK」ということでした。「別に傷みはしないけれど、固くなっちゃうからそれくらいで食べてください」というお話でした。
あをうめとゆずもちをいただいて、とってもおいしいお薄をいただいて、〆て550円くらい。同行したNさん&Rさんも「うまい!!」とびっくりしてました。ふふふふ。こんないいお店に歩いてこられる場所に住んでるなんて、私は幸せ者だなぁ〜。

なおお土産用に、見かけが可愛いだけじゃなくて味もおいしいお干菓子もオススメです。その話はこちらにて。

久月
東京都台東区谷中6-1-3 03-3821-4192 9:00〜18:00 火休

ワイロをいただきました(笑)

いつもfotologすばらしいマクロ写真をupしているwaza師匠とは,なぜか甘いモノを贈り合う間柄。
不肖の弟子であるワタクシ,マクロ写真はロクなの撮れないですが,師匠へどんな甘いモノを贈ろうか考えるのは楽しいひとときであります。

今回はなぜか師匠から私あてに,「ワイロ」が届けられました。

さて,ワイロならぬ「ワイロ最中」。
箱を開けるとならんだお饅頭が印刷されている紙がぺろりと入ってました。大きな字で「つけ届けは饅頭にかぎるのお…」これ,最中じゃなかったんですか?(^^;

開けてみたらおまんじゅう…ってことはなくて,最中でした。
そしてなぜか「したごころ」と書かれたポチ袋が。開けてみるとお菓子の由縁が書いてありました。ああそうかあ,田沼意次からヒントを得てこれ作ったのかなどと妙に納得しながら読んだりして。したごころのほか,地元のお茶も入ってました。いいなあ,郷土愛って感じだわ〜(笑)

あ,最中ですが,抹茶あんが入って,ちゃんとおいしかったです。
大きさもちょうどいい感じ。やっぱり静岡はお茶だなあ。
参考:ワイロ最中通販サイト

ワイロ最中のほかに,お茶とかえるの形のお菓子も入ってました。
お茶はもったいなくてまだ飲んでないんだけど,面白い!

ボトルの中には水がはいっていて,キャップの部分に粉末の緑茶が入っています。飲むときは内側のキャップを外してお茶の粉末を水に溶かして飲む仕組み。
商品名「できたて緑茶」はダテじゃないですねw

そしてかえるのお菓子。かえるの顔のおかしというと,青柳総本舗のかえるまんじゅうくらいしかしらなかったけど,静岡にもあるんですねえ…。
このかえる君,中身はこしあん。目は小豆でした。カワイイ。

かえるつながりでおまけ写真。
「おみやげ屋さんでみかけたかえるくんたち@ローライミニデジ」です。