ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

ラ・プレシューズの和栗のモンブラン

※このエントリは、「ありえない光景と未知との遭遇」の続きです※

参加人数28人分だけ、全て違う種類のケーキが並ぶ、某所クリスマスオフ。自分が買っていった駒込「AZUL」のケーキが気になりつつも、やっぱりスイーツ通のAさんが選んだケーキを食べてみたいよね……ということで、私が結局何を選んだかというと……

cakes and hot milk

写真奥のケーキ、「ラ・プレシューズ」のモンブランでした。ちなみに手前は、Iちゃんが食べていたいちごのミルフィーユ。パイ皮がザクザクです。クリスマスらしいデザインが可愛い。

で、ラ・プレシューズは比較的最近できた広尾のお店なんですが、池袋東武に出店してたんですね〜。知らなかった。私がいただいたのは、季節限定の「和栗のモンブラン」というケーキで、見た目地味なんですが、しみじみおいしいっ。たっぷりとかかった栗のクリームの下には、甘くない生クリームとサクサクのメレンゲが隠れています。栗の甘さと、クリームのコクが合うんですよね〜。モンブラン好きなのでわりといろんなお店で買ってますが、印象に残るおいしさでした。

で、それから一週間。昨日ちょうど池袋東武に行く機会があったので、ラ・プレシューズはどこかな?と見に行ってみたんですが、そこで思ったのが「ケーキのおいしさと、デパートで売れるケーキとは違うのかもしれないな」ということでした。

池袋東武のラ・プレシューズは、地下食品売り場のわりと奥のほうにあります。奥とはいっても、そう悪い場所ではないんですが、隣の「KIHACHI」、向かいの「OGGI」あたりと比べると、いかにも地味なんですよね。となりは赤を基調としたキハチで、一つ一つのケーキがサイズが大きくデザインが派手であり、向かいは紫や金を使ったデザインのOGGIで、ケーキ自体はシンプルなチョコレートケーキで地味だけど、金色の紙に包まれ、紫色や木のおしゃれな箱に入っていたりしてゴージャスに見える。

それに比べると、ラ・プレシューズは印象が薄い。ケーキ一つ一つのサイズが小さいのと、お店自体のデザインがシンプルかつ白っぽいのが主な原因だと思うのですが、全体として非常におとなしいのです。私はこのあいだここのケーキを食べて、おいしいことを知ってるから立ち寄ったけれど、でもそうじゃなかったら多分、気付かずにスルーしちゃうだろうな……と思いました。味自体は、キハチのケーキより断然おいしいと(個人的には)思うんですけどねえ…。

多分これ、ショップではそんなこと思わないんですよね。そこのケーキを買おうと思って行くわけだし、そこのケーキの中でしか比較しないから。激戦区のデパ地下で生き抜くのって大変、と思わされた、ラ・プレシューズの和栗モンブラン体験だったのでありました。

ラ・プレシューズ PATTISSERIE FRANCAISE La Precieuse (web)
〒106-0047 東京都港区南麻布5-2-37 TEL03-5798-4845

おまけ:「アトリエフラン」(姉妹店)
神奈川県大和市つきみ野3−27−21 電話&FAX:046-277-1189
営業時間:10:00〜19:00(パンは12:00頃に全てそろいます。)、月曜定休