お別れを言いに
今日はねーさんとのお別れのため、つくばまで行ってきました。
以下は3月1日のエントリ「突然の訃報」の続きです。
お別れ会に出たら、スエコねーさんが逝ってしまったんだということが信じられるようになるだろうか。そう思いながらつくばに向かいました。だって、報せを聞いて丸3日経っても、まだ信じられなくて…。
式の最中、寂しくて悔しくて納得行かなくて、ボロボロボロボロ泣きっぱなしでした。原稿なしで、マイク持ってぶっつけ本番の挨拶が出来たのは自分でも奇跡だと思う…
そう、お別れだということが、式が始まるまでまったく受け入れられずにいたのです。
棺の中にいるのに眠ってるようにしか見えないスエコねーさんの横に、お花と、大好きだったイタリアの、野菜市場の写真を入れてようやく、あぁ、これでほんとにお別れなのかと心が理解しはじめたようでした。
いろんな人が語る“カマタさんの話”を聞きながら、それぞれの人の心の中にそれぞれのカマタさん像があり、そのすべての顔を知っているのはカマタさんだけなんだなと、改めて思いました。でもみんなが必ず言ってたのは「元気」「メールの返事がめちゃくちゃ速い」「いろんなアイデアを思いついては出してくれる」という3点かも。特にメールの返事が速い、は「そうそう!」と思って、泣きながら笑ってしまったくらい。
私もスエコねーさんの写真を持っていって、いくつかエピソードをお話しました。写真といえば、スエコねーさんはニコン贔屓で、私はキヤノン好き。それぞれ持ってる機材は違ったけど、よく写真の話もしたなあ…。撮る写真は似ていないけど、お互い食べ物写真を撮ることが多いせいか、写真話やカメラ話はいつでも盛り上がりました。あんなにいっぱい話したし、結構会ってたのに、スエコねーさんを撮ったのはクロカンブッシュ講習会のときだけだったのか、とパソコンのデータを見返していてちょっと悲しかった。私から見たスエコねーさんの顔は私にしか撮れないんだから、もっと撮っておけばよかった、と。いまさらながら悔やまれます。
帰りのつくばエクスプレスの中から外を見ると、田園風景のあちらこちらで梅の花が咲き誇っていました。これから毎年梅の花が咲いたらスエコねーさんを思い出そう、何年経っても忘れないように、そんなことを思いながら帰ってきました。
今年はなぜか梅を撮りたいと思わなかったので、代わりに去年撮った湯島天神の梅の花の写真を捧げます。そしてお別れの挨拶のときに言えなかった言葉を。スエコねーさん、安らかに眠ってください。……でも、天国でもきっと元気にやってるんじゃないかと思えてなりません。
追記:
そうだ、電脳カマタ食堂の今後ですが……サイト制作をしていたおかもとけんさんが、「サーバーが続く限り残す」とおっしゃってるそうで、心配なさそうです。カマ食ファンの皆様、まずはご安心を。