山本文緒を読みなおす
ようやく元気になりましたが、いやはや長い風邪でした…
風邪ひいてる間、音楽を聴く気にもなれず、テレビを見ててもいつもよりうるさい音が気になり、久しぶりにいっぱい本を読んでました。でも、頭が働かなくて難しい本は読めないので、山本文緒の本を本棚から引っ張り出してきて枕元に積み上げ、一冊ずつ読み直し。
好きなんですよねえ、彼女の小説。共感できるタイプの主人公はまず出てこないんだけど、でも引き込まれて読んでしまう。女の子の嫌なところを書かせると天下一品というか。でも、嫌な女の子でも、どこかしら可愛いなあと思ってしまうのは、多分作者がそういいつつも女の子(というか人間かも)が好きだからなんだろなあと思うのです。
多分ほとんど彼女の本は読んでいると思うんですが、一番好きなのは「眠れるラプンツェル」「あなたには帰る家がある」ですねえ。その後新しく出た小説も面白かったけど(恋愛中毒とかプラナリアとか)、やっぱり不動の1位はこの2冊だったり。
山本文緒のほかは、森達也とか野沢尚とか渡辺満里奈の台湾本とか読んでました。あ、あと買ったまま読むの忘れてた「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」もようやく読了。すごく面白かったですよー。復活当選した鈴木宗男を見ながら、この本を読むのはなんというか、感慨深いものがありました(^_^;
#写真は「遊茶」で夏に飲んだ八宝茶です。手前は仙草ゼリー。最近手持ちのお茶が切れ気味。台湾行きたい〜っ。