ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

イスタンブルからカッパドキアへ

夏に行ったトルコ旅行記、いまさらですが再開です。(いままでの話は、右のカテゴリから「トルコのはなし」をクリックするとまとめ読みできます)

今回はイスタンブルにだけいたわけではなくて、一回だけ遠出しました。行き先は中央アナトリアの「カッパドキア」。スターウォーズのロケ地にもなったという、変わった景観のところです。世界でもたぶん、ここにしかこんな風景はないと思うんだよね。

トルコの国土はけっこう広いのですが、長距離バス網が発達しているので移動は楽です。イスタンブルからカッパドキアまでは所要時間8時間くらい。夜、夜行バスに乗って一晩たつと、朝カッパドキアに着いてる感じです。

トルコで長距離バスに乗りたいときは、まずは町のあちこちにあるバス会社の代理店や旅行代理店でチケットを買い、町外れにある長距離バスターミナル「オトガル」に行きます。イスタンブルみたいに大都市の場合は、市街地からオトガルまで「セルビス(service)」という乗り合いバスみたいなのが走っているので、セルビスに乗ってオトガルへ向かうことになります。

ということで前置きが長くなりました。はい、これがイスタンブルのオトガル。


オトガルには長距離バスがたくさん並んでいます。バス会社はそれぞれ得意なエリアがあるのですが、今回、行きに乗ったのは「KENT」というカッパドキア方面に強いバス会社です。

トルコにいると、いろんな意味で「て、適当だなあ…」と驚いたりあきれたりすることが多いのですが(かつ、それだけ適当なのになんとかなっちゃうことにも驚きなのですが)、この日も案の定。イスタンブル市内の渋滞がひどくてセルビスが2時間くらい遅れてしまい、オトガルについたころにはとっくに出発予定時刻をすぎていた、という事態でした。

日本だったら「大変!」「どう責任取るんだ!」みたいな状況ですが、ここはトルコ。「タマーム、タマーム(大丈夫、大丈夫)」でオシマイです。なにがタマームなんだかよくわからないけど、大丈夫らしい。結局この日は、予定よりだいぶ遅い時間に増発便を出すことで終了しました。オトガルで時間ができちゃったので、夜食を買ったりしながら時間をつぶします。

途中、ネットで申し込んだ旅行会社があまりに適当だというので顔面蒼白になっていた女の子に出会って、彼女を助けたりしながら自分たちもカッパドキアへ出発しました。

トルコ人、男女ともに結婚すると横に大きくなる人が多いんですが(トルコ料理、おいしいけどカロリー高いからね。。。)、みなさんエコノミー症候群になることもなくバス移動をこなしているのが不思議だよなあ、と以前から不思議に思っていたのですが、今回その理由の一端を垣間見ました。その秘密はなんと、椅子にあった!

二つ並んだ座席が、横にスライドするんです!細い人二人ならいいけど、太い人と並んだら窮屈ですよね。そういうときに、椅子を横にずらすと楽々座れる、という仕掛け。昔からこうだったんだろうか?今回の旅の連れもかなり横に大きい人でしたので、おかげさまで助かりました。

そしてバスの旅は続く・・・。