SFMOMA(サンフランシスコ近代美術館)に行ったよ
サンフランシスコで何しよう?と思っていたところ、「SFMOMA」なる美術館があると知って行ってみることに。なるほど、サンフランシスコのMOMAですか。MOMAといえばThe Museum of Modern Art、ニューヨークにある有名な近現代美術専門の美術館ですが、サンフランシスコにも似たコンセプトの美術館があったんですね。
こんな街の中を歩いていると、
こんな建物が。これがSFMOMAです。外から見るとそれほどでもないのかな……と思ったのですが、中に入ると意外と広い。
エントランス。
素敵な中庭。
中庭はカフェに隣接してます。あ!Mamanだ!……六本木ヒルズにいますよね、ママン。大きな蜘蛛のオブジェです。実はあれ、世界各国あちこちにいるらしい。サンフランシスコで一つ見つけて、ちょっと楽しい気持ちに。
……写真、続きます。
一番上まで上がるとこんな感じで。
この写真から横を向くと、左右に丸い大きな窓が。窓から人が覗いてこちらを見上げているのですが……窓がかなり大きいの、分かります?
さて、中では「FRANCESCA WOODMAN」とか「The Air We Breathe」とかいくつかの企画展をやっていたのですが、面白かったのはこれかな。「Less and More The Design Ethos of Dieter Rams」。ドイツのインダストリアルデザイナー、Dieter Rams(ディーター・ラムス)についての企画展。
彼がBRAUNで工業デザイナーとして活躍していたころ(1965〜1995)の作品が展示の中心なんですが、非常にシンプルで分かりやすく(パッと見てすぐ使い方が分かる)、今見てもまったく古くないデザインの製品ばかり。見ていて素直に惹かれました。で、「彼のデザインに強く影響を受けた製品群」として展示されていたのがこれ。
分かりにくい写真でスミマセン、iPhoneとかMacBook Airとか、Appleの製品がいろいろ並んでいるコーナーがありました。不勉強にして全然知らなかったんですが、iMacやiPod、iPhoneをデザインしたアップルのデザイナー、ジョナサン・アイブは、ディーター・ラムスの影響を強く受けていたのだそうです。ラムス自身もジョナサン・アイブの仕事を高く評価していて、「アップル社のデザインは私のデザインのコピーなどではなく、私の過去の仕事に敬意を表してくれていると思っている」と話しているとのこと。
サンフランシスコはシリコンバレーにも近く、街の中のアップルストアもひときわ大きかったりするのですが(サンフランシスコのアップルストアは、Mac好きの人の聖地らしい。ホント?)、そういう意味でもSFMOMAで見られて良かったな、と思う企画展でありました。