御徒町にある完全菜食インドレストラン「ヴェジハーブサーガ」。地元では前から有名なおいしいお店なんですが、最近改めてハマっています。この1週間で2回も行ってしまったよ……というわけでまずはその写真から。
「ワダ」。揚げたてサクサクでめっちゃくちゃおいしい。見た目も味もドーナツみたいな感じですが、違うのは「甘くないこと」と「豆でできてること」。豆をすりつぶしてハーブを混ぜた生地をドーナツ型にして揚げるんですが、揚げたてで外はサクサク、なかはふっくらの非常においしい状態で出していただけます。3種類のソースを付けて食べるんですが、白はココナツ(生のを削って作ってると思われる。ココナツがしゃきしゃき!)、緑は唐辛子、赤はトマトのソース。緑以外は辛くないです。
こちらはチーズクルチャとバガラ・ベイガン(なすのカレー)。チーズクルチャ、久しぶりに食べたけどチーズがとろりと濃厚でおいしい!銀座の「グルガオン」を思い出します。
そしてバガラ・ベイガン!これ、トマトベースのカレーなんですがパスタのトマトソースみたいなおいしさなんです。スパゲティにかけて食べたい……(笑)。
このほか、ヴェジタブル・コルマ(野菜とナッツだけのカレーとは思えないくらい濃厚、甘くておいしい)、カードライス(南インドのヨーグルト混ぜごはん。好き嫌いの分かれるメニューですがわたしは好き)などを堪能しおなかいっぱいに……はぁ幸せ♪
冒頭で「完全菜食インドレストラン」と書きましたが、ここ、メニューがすべて
ベジタリアン仕様なんです。肉や魚が入ってるメニューは一切なし。アルコールもまったくなし、という徹底ぶりです。
その代わり……というのではないんですが、北インド系のメニューも南インド系のメニューもそろっていて、どちらもおいしいのが素晴らしい。北インド系というのは、いわゆる「ナン+カレー」(ドロリと濃厚なカレーが多い)で日本人が「
インドカレー」というとまず連想するあれ、南インド系メニューというのはお米+サラサラのカレーで、その他冒頭の「ワダ」や、クレープみたいな「ドーサ」なども含まれます。ディナータイムには、北インド仕様のターリーも、南インド仕様のターリーもいただけます。最近南インド系のおいしいお店が増えてるけど、「
ベジタリアンメニューで、北も南も得意」というお店はあまりないと思うんですよね。
……さらにさらに。
メニューの写真撮ってみました。緑のシールが貼ってあるのはおすすめ……ではなくて、
ヴィーガンの人でも食べられるメニューです。
ヴィーガンは
ベジタリアンの中でもさらに徹底していて、卵や蜂蜜、牛乳など動物性の食品も一切口にしないし、革製品も身につけない、という人たちのこと。
ヴィーガンともなると日本の外食メニューで食べられるものを探すのは至難の業だと思うのですが、ここなら大丈夫です。外国人のお客さんと食事するときもおすすめ(接待向けの店ではありませんが……)。
というわけで、前回食べたメニューのアレコレがあまりに美味しすぎたので、その週にもう一回行ってしまいました(行き過ぎ)。今回は北インドっぽくサグパニール(ほうれん草+カッテージチーズのカレー)+ナン、そして南インドっぽくココナッツライス+ヴァッタ・コランプ(南インドの伝統的なナス入りカレーらしい)にしてみたよ……の図。
このほかドーサも食べたので、写真はそのうち追加しておきます。
この日はお客さんが私たちくらいしかいなくてウェイターさんが暇だったらしく、ドーサの食べ方を尋ねたのをきっかけに、手食をみっちり教えられました。最初スプーンで食べてたら、途中から実技指導された次第(笑)。
ナンやドーサだけでなく、ココナッツライスもどうにか手で食べられたので、次に南インド料理の店に行ったら(ケララの風とかね)また手でたべてみようと思います。不思議にスプーンでたべるよりおいしく感じるのよね…。
というわけで、久しぶりにヴェジハーブサーガに行ったら記憶の中の味より遙かにおいしくて、思わず一週間で二回も行っちゃいました、という日記でした。ここ、小さいお店なんで前は混雑してると入るの諦めて帰っちゃうことが多かったんですが、最近近所に「ベジキッチン」というここのシェフ出身者が出した店が繁盛しているおかげなのか、以前より空いて入りやすくなってたみたい。
ベジキッチンも気になりつつ、とはいえこの近所には贔屓のデリー&アーンドラキッチンもありつつ……とおいしいカレー激戦区の御徒町ですが、また近いうちにヴェジハーブサーガに行っちゃいそうだなぁ、と思っているワタクシであります。おすすめです。
☆ヴェジハーブサーガ 東京都台東区上野5丁目16−9 サンエイビル B1F 電話:03-5818-4154