有賀薫さんのスープラボで「食べる豆図鑑」を堪能してきました
去年ハマってたスマホアプリの一つがmiil。ご飯写真を撮って投稿するSNSです。SNSといっても、私の場合はあんまりコミュニティでのやりとりはしてなくて。このアプリのカメラは、色味や明るさを調整しておいしそうに見せてくれるのが非常に上手。そんなわけで、このアプリで食べ物を撮る&ここに載せるのが楽しくてよく使ってました。
そんなmiilには「miil有名人」とも言える人たちが数人いて、その中の一人が有賀薫さん。一年365日、毎日スープを作っているというスープの達人です。その有賀さんが月に一度「スープラボ」と称してテーマを決めたスープの実験室的イベントを実施されているのですが、先日運良くそこにお邪魔することができたのでその話を……。
会場に到着すると、木製テーブルの上がこんなことになってました。
リアル豆図鑑~。
ヒヨコマメ属、ササゲ属、ダイズ属、エンドウ属、インゲンマメ属……みたいに豆の種類が分けられて、その下に代表的な……というか、手に入れやすい豆の例が並んでいました。実物・生の状態です。
こうして並ぶと、確かに同じグループの豆は似てるんだな、と再確認。インゲンマメ系の豆はみんな同じような形してるし、ダイズ系の豆はみんなゆでると細長くなるのに乾いてる時はまん丸なんだな~とか。興味深い。
このあと、それぞれの豆の横にゆでた豆を並べました。参加者全員で、形を見比べたり食べ比べたり……同じ系統の豆は形だけでなく食感も似ていることが多い!これは発見だ~(笑)
調理した豆のタッパーが並んで壮観!単純に水煮しただけの豆も、味付けした豆もいろいろ並んでいるのですが、忘れられないおいしさだったのが「刻んだ塩レモンとゆでた手亡豆を和えた」という一品。塩レモン漬けちゃおうかと思ったくらい……あと、ヒヨコマメだったかな?刻んだタマネギとクミン(多分)で和えたのもサラダっぽくておいしかったな~。今度自分でも作ってみよう。
その後はお楽しみ、有賀さんお手製のスープタイム。
この時期のごちそう、生の空豆を使ったポタージュ。めっちゃ濃厚!ぜいたくすぎる~。飲むというより食べるスープです。素材の味がダイレクトに伝わってきておいしいです。あーしあわせ。
すごく面白かったのがこちら。
青エンドウ豆とミントのスープ。豆のスープにミントを入れるのはヨーロッパではポピュラーな手法なのだそう。鍋が三つ並んでいて、これが全部青エンドウ豆とミントのスープなのですが、実は手前から順に「乾燥の青エンドウ豆」「(スーパーなどでパウチで売られている)塩ゆでエンドウ豆」「春日井のグリーン豆(!)」をベースに作ったポタージュなのであります。
乾燥エンドウ豆で作ったスープがおいしいのは当然として、パウチの塩ゆでえんどうも思いの外豆豆しくておいしい。さらにビックリしたのは、春日井のグリーン豆で作ったポタージュのおいしさ! 三種類全部おいしかったんだけど、もしかしたら私、これが一番好きかもしれない……w
こちらはおかずスープ。ビストロ風の、パンチェッタとソーセージとレンズ豆のスープ。これもおいしいなあ……パンツェッタはそうそう無いけど、塩豚なら家の冷蔵庫に転がってることも多いので、塩豚バージョンで作ってみようかな。レンズ豆はもどす必要なくそのまま煮て食べられると聞いたので手軽にマネできそうです。
さらにデザートスープまで出てきましたよ! ピーナツと小豆の、東南アジア風ぜんざいです。ちなみにこのデザートスープ、非常に作り方が簡単なんです。有賀さんご本人のレシピはこちら→☆
……というわけでざっとスープラボの様子を振り返ってみました。なんて至れり尽くせりなんだ~。スープラボ、楽しすぎる&おいしすぎる。参加者は全員くいしんぼうさんなようで、終わったあとのおしゃべりタイムも楽しかったです。
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豆についてこんなに考えた(そして食べまくったw)夜は後にも先にもこの日だけ。あーたのしかったー。有賀さん、お招きいただきありがとうございました。「豆三昧~」……とか言いつつ、翌日もヴェジハーブサーガで豆のカレーだのワダだのを食べていた私はホントに豆好きなのだと思いますw
私の適当なレポじゃなく、有賀さんご本人の的確なレポートはこちらを→☆
有賀さんのnote、とても楽しい(=おいしそう)ので購読をおすすめします!→☆