横浜「アルアイン」で、アラブ（レバノン）料理を堪能してきた＠関内
世界各国の料理店がひしめく東京。そんな東京でも滅多に見かけないのが「アラブ料理」。中東料理というとなぜか大抵「トルコ料理店」、たまーに「イラン（ペルシャ）料理店」って感じなんですよね。
中東イスラム世界の本丸といえばやはりアラブ。本場アラブ圏の料理ってどんなんだろう？そういえばちゃんと食べたことないな……と思っていたら、中東で長いこと暮らしてた経験のある横浜のお姉様が「アラブ料理といえばレバノン料理が一番おいしい」と教えてくれたのでした。しかも「横浜にとてもおいしいお店があるので、今度宴会をしましょう」と幹事をしてくださることに。
そんなわけである日、横浜「アル・アイン」というお店で、8名の食いしん坊が集まって「レバノン料理の会」が開かれたのです。実はお店に行ってから結構時間が経ってしまっただけれど、忘れてしまうには惜しいくらいおいしいお店なので、思い出しつつ書きますね。
まずはホカホカのパンとおいしいサラダ、そして各種ペーストを盛り合わせた前菜からスタート。写真のこれ、実はパセリが大量に入ったサラダなんです。パセリというと料理の付け合わせでちょこんと皿の横に載っている程度の印象しかないですが、パセリって実はサラダの主役にするとものすごくおいしいのですね……。非常に鮮烈で爽やかな味わい。みんな「パセリってこんなにおいしいんだ！」と言いながら食べていました*1。
写真はないですが、パンにつけて食べたペースト（ごま、豆、ナスなど各種盛り合わせ）もすこぶる美味しかった。どんどんパンが食べたくなる……！も、この後メインが食べられなくなると悲しいのでそこは我慢。
この後も前菜っぽい料理がいろいろ続き、どれもこれもおいしかった。サモサみたいな揚げ物とか、スパイスの効いた炒め物とか。レバノンワイン（確か）をお供に、「おいしいねー！」「これもおいしいねー！」と言いながらもぐもぐと料理を平らげる私たち。
こちら、メインディッシュのカバブ。メインになる頃にはだいぶ満腹だったけれど、おいしいのでなんとなく食べてしまう……（笑）
後ろにちらっと写っているのは「ラク」（アラビア語だとアラック？）。ウイキョウの香りがついているウォッカみたいなお酒で、透明だけど水で割ると白濁するあれです。私は飲まなかったけど、こちらもおいしかった様子。
今回はコースで注文してあったようなんですが、ホントにいろいろな料理が出てきました。「トルコ料理でいうアレだね」といちいち脳内で比較しながら食べてたけど、トルコ料理とはやっぱり違うんですね、レバノン料理。トルコ料理に比べると経験値が圧倒的に少ないので、ぜひまた食べてみたいと思いましたよ。
デザートはこちら。花侍ちゃんの大好きな「薄甘いもの」でした。この他にもいわゆるバクラヴァ系（パイやクッキーのような焼き菓子をシロップに漬ける）のデザートもあったのだけれど、どれも上品な甘さでおいしかった。もっとガツンと甘いモノが出てくると思っていたので拍子抜けするくらいでした（笑）。
甘いモノのお供は、チャイ……だけでなくコーヒーも。コーヒーはカルダモンコーヒーで、爽やかな風味がまたヨシ。私も家でときどきやるんですが、カルダモンコーヒー、オススメです。
コースで注文して、トータルで6000円くらいだったかな……？安くはないけどリーズナブル、という内容で、大変充実していました。「肉肉穀物、肉穀物…」みたいな展開かと思いきや、思いのほか野菜料理が多くてヘルシーな印象。レバーのクミン炒め煮（パクチーどっさり）とか、ビリヤニ風のお肉ゴロゴロ炊き込みご飯とかいちいち秀逸だった。いやぁ、最初から最後までとってもおいしかったです。
聞けばここのシェフはクウェート大使館で長らく腕を振るっていたのだそう。おいしいはずだ～。毎週金・土はベリーダンスショーをやっているそうですよ。
実はこちらのお店、写真NG……ってほどではないけれど、マダムがあまり店や料理の写真を撮られるのを好まないという話を事前に伺っていたので、あまり写真は撮っていないのです。そんなこともあって写真少なめ（しかも記憶もだいぶ曖昧）ですが、とてもおいしかったのでまた行きたい！アラブ料理を食べてみたい、という方にはとてもオススメです。
☆アル・アイン（WEB）神奈川県横浜市中区弥生町2－17 ストークタワー 大通り公園1ビル B1階 電話番号：045－251-6199 営業時間：平日17：30～23：00、日・祝日17：30～22：30
