料理写真の撮り方
荻窪さんの記事、「今日から始めるデジカメ撮影術 第8回 料理と写真とおいしさの関係」が面白かったのでリンク。
レストランとかカフェとか、外のお店でおいしそうに料理を撮るちょっとしたコツ、というお話。まとめると
・ストロボ焚かない
・マクロにする(DiMAGE Xシリーズみたいに、マクロモードなしで寄れるカメラは心配なし)
・特に店が暗いときは手ぶれに注意
→肘をつく、壁にもたれる、ISO感度を上げる、シャッタースピードは1/15以下で
・何枚もいっぱい撮れば、その中にはアタリもある
・ホワイトバランスの調整
・お皿の色によって露出を調整
・構図を変えて撮ってみよう
・手ぶれだけは救えないので、ぶれないように気を付けよう
というところ。
敢えて追加するなら「もし自然光が入るなら、窓際に近い方に置く」「気持ち明るめに補正」「正確な色が出ないときは暖色かぶり気味で」ってくらいかなあ。雰囲気のいいレストランほど暗いので、そういうときは、ろうそくを料理に近づける、ISO感度上げる、が必須かも。
私もたまに「撮るコツを教えて」ときかれるのだけれど、この記事に紹介されてることでほぼすべてだと思う。私はずいぶん荻窪さんにお世話になっていて、写真を撮るところも何度となく見ているので、無意識のうちに真似してる、というのもあるかもしれないけれど。それこそご飯食べながら一緒に写真撮ってることもあるし。
昔、自分ではおいしそうに撮れたつもりの写真を、職場の人にめちゃくちゃけなされたことがある。木の葉型のお皿に盛りつけたアイスクリームを、斜めから撮った写真だった。「斜めの構図は見ていて不安になるから、そんな構図はありえない」って。
だけど別に商業写真を撮るわけじゃないんだし、そんなことを気にするのはおかしいと私は思っている。おいしそうに撮りたいものは、おいしさが伝わるような構図で撮ってあげなくちゃ。斜めに置くことで、撮る対象をダイナミックに写せるなら、それはそれでアリだと思うんだよね。
で、最後のポイントはわたしもとくに気を付けているところ。
「手早くちゃちゃっと撮って、おいしく食べる」、これが一番大事。
写真撮るのはいいけど、タラタラ撮ってちゃダメだと思う。
お皿を運んでくる気配を感じたら、テーブルの陰でカメラの電源を入れてスタンバイ。お皿がテーブルに置かれたら、構図や露出を変えながら数枚素早く撮って(だいたい私は一皿に対して3枚くらい写真を撮ってると思う)さっさと食べる。そりゃぁ料理がおいしそうだから写真を撮ってるんだろうとは思うけれど、自分が作り手だったら、やっぱり温かいものは温かいうちに食べてほしいもの。