ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

ものすごく気分が悪くなったニュースの話

突然ですが、いろんなサイトを渡り歩いていたらあるニュースサイトに出くわしました。そこで見かけた、イスラエルの子ども達のニュースです。
 こちら→ Photo of the day: Israeli kids sends gifts of love to Arab kids

israeli.jpg

レバノンに飛ばす爆弾に、イスラエルの少女達がペンでメッセージを書いている、という話。なんと書いているかというと……

"Dear Lebanese/Palestinian/Arab/Muslim/Christians - Kids,
Die with love.
Yours,
Israeli Kids"

"Die with Love"なんですよ。"Die for Love"でも"Die in Love"でもなく、with。救いがなさすぎる。イスラエルの子ども達のメッセージが書かれた爆弾のプレゼントを受け取った子ども達の写真が、上でリンクしているニュース記事にムービーで載っています。

なんともいえない気持ちになり……というか、吐き気を催しながら記事&ムービーを見ていて、その後下に書いてある「上のメッセージは想像によるもの。写真からはなんと書いてあるか文字が読めないから」という一文に気付いて、さらにいやな気持ちになってしまいました。この写真自体はAP通信の提供なんですけど、記事を載せているuruk.netってアラブ側のニュースサイトなんですよね。「占領下のイラクの状況をお伝えします」と書いてある。

女の子達が爆弾にサインしているという話だけでもかなり嫌な気持ちになったわけですが、上の強烈なメッセージがアラブ側メディアの想像によるものと知ってさらに嫌な気持ちに。こうして憎しみを増幅しながら戦争は進むのか、と。

さらにあちこち見ていたら、Die with Loveのメッセージの話の続編を知りました。
 こちら→ Die with Love, version 2.0!

今度はユダヤ原理主義の男性です。立派なひげをたくわえたユダヤ人男性が爆弾にメッセージを書き込んでいます。

"Dear Arab/Muslims/Christians/Lebanese/Palestinians...
Die with Love. We are dancing on your dead bodies!
Yours,
Ultra-Orthodox Jews"

もう何も言えません。さらに過激になっています。このメッセージがホントかどうかは分からないですが、ただニュース記事の下の方に書いてある「このユダヤ原理主義たちは、テロリストのビン・ラディンよりひどい」「イスラエルが戦えば『聖戦』なのに、アラブが戦えば『テロリズム』と言われる」っていう気持ちは、アラブの人たちの正直な気持ちだと思うんですよね。

もしも、日本の子どもがこういうことをしたとしたら「想像力の欠如(=爆弾が飛んでいった先で何が起こるかに思いが至らない)」っていうことになるんじゃないかと思うけど、イスラエルの子ども達はどうなるか分かっていて書いているのだろうしなあ。

日本はやっぱり、なんだかんだいって平和ボケなんですよね。自分も含めて。うまいこと話がまとまらないし、いきなりこんなことblogで読まされた方には「はぁ?」という感じかもしれないけれど、誰かに聞いて欲しかったニュースの話でありました。

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