ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

佐原の風景

鹿島神宮に行ったあとは、数駅離れた佐原へ。加藤洲十二橋とか、香取神宮とかにもとても行きたかったのですが、時間的に厳しそうなので、佐原の昔ながらの街並みを見てきました。

a boat is floating on the river

町の真ん中を川が流れ、観光用ですが船が行き来しています。絵葉書なんかだと、もんぺ姿の女船頭さんが、手漕ぎ?の船(サッパ船っていうのかな)を長い棒を使って操縦しているイメージがあるんですが、さすがに手漕ぎじゃないみたい。エンジンついてる船でした。

old Japanse style houses in Sawara town

川の両側にある柳がいい雰囲気。蔵作りの家や、昔ながらの商家が立ち並ぶところから、小江戸とか小京都として紹介されていることも多いようです。帰りに見た地元タウン誌では、CMや映画の撮影にもよく使われていると紹介されていました(中山美穂の一番絞りのCMなど……って書いてあったけど、ううむ、記憶にない 汗)

写真の右下、フランス料理のお店なんですよ〜。そうは見えない店構えでしょ?

佐原といえば伊能忠敬の出身地。伊能忠敬旧宅……には行きそびれたんですが、記念館はしっかり見てきました。面白かった!もともとは九十九里の生まれで、佐原の伊能家に婿養子として入ったんですね。商人としてかなり才覚があった人で、伊能家の財産を相当殖やしたのだそうです。うーん、そうだったのか。

地図測量、天文学のイメージが強い伊能忠敬ですが、隠居した50歳から勉強を始めたのだそうで……す、すごい。師事した高橋至時は、自分より20歳近く年下だったけれど、高橋至時のことを大変尊敬していたのだそうです。やっぱり、50から何かを成し遂げる人は違うよなぁ……いろいろな面で凄い。

そんな、ある意味美観地区ともいえる佐原の街並み。でも、きれいに整った写真映えする街並みよりも、そうじゃないところのほうが写真撮りたくなる私……


09_sawara01.jpg

09_sawara02.jpg

蔵の建ち並ぶエリアを離れて、佐原駅に向かうと一気に寂れた雰囲気に……駅前の一等地にある大きな建物が2軒ともつぶれていたり(一軒は長崎屋っぽかった)、なんとも寂しい雰囲気です。商店街を「佐原銀座」と名付けるあたりも、昭和なムード。

駅のすぐそばには小さな渋いフルーツパーラーがあって、氷ののぼりがはためいていたのですが、そのフルーツパーラー、店頭のガラスケースの中にバナナしか入ってなかった……バナナしか売ってないフルーツパーラーなんだろうか(^^;

ちなみに、「街角で猫&レンズ話」と題した日記も、実は佐原で撮ったものでした。