南蛮カレー/車屋でカツカレーを食す
もう10年以上のお付き合いで、公私ともにお世話になっているライター・杉山淳一さん。ホントは違うはずなのに最近どんどん趣味の鉄道関連の著作が増えてきていて、今やすっかり鉄道ライターになっている杉山さんが、自分に縁が深い場所を東急池上線で巡った記事を読んでいたら、どうにもこうにも食べたくなっちゃったのが、蒲田駅西口を降りてすぐのところにある「南蛮カレー」(店名は「車屋」?)のカツカレー。
普段カレーは食べるし時々とんかつも食べるけど、両方が合わさったカツカレーとなるとさすがに滅多に食べません。でも杉山さんの記事を見ていたらどうにもこうにも食べたくなってしまい……同じく記事に影響された男子4人と一緒に食べてきました。
というわけで、カツカレー680円也。揚げたてサクサクの厚いトンカツの上にはとろーりカレーソース、横にはたっぷりのキャペツの千切りが添えられてなんとこのお値段!キャベツ、いま高いのにな〜。
入り口近くの券売機で食券を買い、着席して食べるスタンドカレーなんですが、出てくるのが速い!なんでも券売機でお客さんが食券を買う手元を見ていて、何のボタンを押したか確認するやいなや作り出すのだそうです。凄い。そんなわけで今回も、注文を受けてからカツを揚げて、切って、ライスに載せてカレーをかけて……としている割には結構な速さで出てきたのでした。スタンドカレーはこうじゃなくちゃね!
カレーは甘めで優しい味。小麦粉から炒めてルーを作ってるんだろうなあ。ものすごく個性的なカレーではないけれど、みんなが「おいしい」と思える懐かしい味です。懐かしいといえばもう一つ、席に座ったらスプーンを差したコップが出てきて「おお!」と。このコップの冷水も、ものすごい量の氷を積み上げたウォータークーラーからくんでいて冷え冷えなのです。
店のたたずまいからテキパキした店員さんからコップのスプーンからカレーの味まで、何もかもが正しくB級グルメのこのお店。こういうお店が地元の人に愛されて繁盛している、蒲田っていい街だなぁと思ったのでありました。ちなみに隣の人が頼んでいたのが気になったので、次回はジャガイモがゴロゴロものすごいことになっている野菜カレーを注文しようと思いますw
☆南蛮カレー/車屋 東京都大田区西蒲田7-67-11 TEL:03-3731-0515 営業時間:11時〜22時半、年中無休
☆杉山さんの鉄道連載 → 誠 Style「杉山淳一の+R Style」(旅&肉)、のらり「新・汽車旅日記」(紀行モノ)、マイコミジャーナル「【連載】鉄道トリビア」(ホントにトリビア)