ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

般°若(パンニャ)@下北沢

猛烈に暑かったある日、思い立って下北沢散歩に出かけました。東北沢駅で降りて、強烈な日差しを浴びて汗だくになりながら向かった先は「般°若」というカレー屋さん。「パンニャ」と読みます。

タレントの松尾貴史さんがオーナーだそうですが、写真やサインが飾ってあるわけではなく、言われなければ全く分からないです。お店を切り盛りしているのは、シュッとしたお兄さんと美人のお姉さん。私がいたときはお姉さんはほとんど店の奥にいて、一瞬しか見えなかったんでよく分からなかったのですが、あとで食べログの口コミを見たら「美人のお姉さんが料理する姿をカウンターからずっと見られる」「常連男性客の数割はカレー以外にもお目当てがある」と、男性の投稿のうちかなりの割合にお姉さんの記述が(笑)。そんなに有名な美人さんなら、もっとじっと見てくれば良かったなw

おっと、カレーの話をしていなかったですね。「ほうれん草とカッテージチーズのカレー」に強烈に惹かれつつ、「でもまあ最初だし、基本ぽいメニューで……」と思って注文したのは、チキンカレー800円。

写真からも分かるとおり、サラッサラのスープのようなカレーの中に、骨付きの鶏肉が二つ。この鶏はよく煮込まれていて、スプーンを差し込むと身がホロホロくずれるほど。ごはんは五穀米で、赤い唐辛子ペーストと千切りキャベツが載っています。

ここのカレーは……うーん、どこに似ているのだろう。あまり辛くないし、ガツンとパンチが効いた感じはまったくないけど、味が薄いというわけではないし、スパイスもしっかり使ってあるという不思議なカレー。食べていて印象に残ったのは、スープっぽいルーの中にたっぷりと漂っていた焦がし玉ねぎ。渋谷に「喜楽」というラーメン屋さんが昔あって(今もあるのかな)、ラーメンの中にたっぷりと焦がしネギが入っていたのを今も覚えているのだけれど、そのネギを思い出したほど。

最初の一口よりも、食べ進むにつれておいしく感じてくる不思議カレー。途中唐辛子ペースト(でいいんだろうか)と一緒に食べたり、キャベツと一緒に食べたりするとまた印象が変わって、味に変化を付けながら楽しく食べられる……んだけど、私にとっては一つだけ、だけど大きな問題点が。

何しろカレーがサラサラで、まったくとろみがないものだから、同じ皿に盛ったごはんにどんどんしみていくのです。ルーを吸い込んでモッタリとしたごはんが気になって気になって……汁を吸ってふくらんだご飯がもともとあまり好きではないため、途中からあまりおいしく感じられなくなってしまったのでした。うぅ、この手のサラサラカレーは、ごはんと別盛りにしてほしいよう。

あとで知ったのですが、「チキンとキーマのハーフ&ハーフカレー」にすれば、ごはんの上にはキーマが載って、チキンカレーは別皿で供されたとのこと。なんだ、そうと知っていれば……といってももう遅いですね。気になってたほうれん草とカッテージチーズのカレーも別皿らしいし、次回はカレーが別盛りになるメニューを頼むようにしよう♪

おいしいとは思うけど万人受けはしなさそうな、なんとも不思議なカレーでした。食べた感じも軽いんですよね。あ、あともう一つカフェ風の店内はいいんですが、背が高い椅子が座りにくい……椅子に座ってカレーを食べて、足を伸ばして足下に置いた荷物が倒れないように調節するに気を遣いました^^;;


☆般゜若 東京都世田谷区北沢3-23-23 下北沢シティハウスII 1F TEL:03-3485-4548 月曜休