ayanologはてな館

主に東京の東側で暮らしている私の日々を、ごはんやおやつの話を中心につづります。ayanoのblogなのでayanolog。夏の間はかき氷専門ブログ「トーキョーウジキントキ」もやってます。2013年10月に、はてなDiaryからHatena Blogへ引っ越してきました。

Bluetoothフルキーボード「MOBO」と移動した銀座線渋谷駅ホームとKURAの生パスタ

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気になってたBluetoothキーボードを入手💕MOBOというキーボードで、Bluetoothのほか、USBケーブルで使うこともできます。AndroidiPhoneWindowsに対応。

フルピッチなのでパソコンのキーボードのように使えるのに、折りたたむと文庫本くらいのサイズになるのがすばらしい!ケースはちょっと重いけど、単体で持ち歩けば無問題って感じかな。

パソコンを持ち歩くのは面倒でも、これなら日常的に持ち歩けるので良いかも。これから旅のお供になりそうです。

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谷東口のビックカメラで買ったので、これまた気になっていたKURAで生パスタの晩ごはん。生パスタもちもちでおいしい。

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あ、1枚目の写真は、今年数十メートルホームの場所が移動した銀座線です。数十メートルって聞いてたけど、めっちゃ遠くなった気がするのは気のせいかな。。。

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中目黒「鳥小屋」でもつ鍋

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1/15の日記。

・新しいハンコ(「しにものぐるい」のチンアナゴ入り浸透印)をデビューさせたら、ハンコ押し作業がとても楽しくなった
・もつ鍋を食べながら、日本で声優になりたいというフランス人のイケメンと話をした

…うん、今日はいい日だ。

 

もつ鍋は、中目黒「鳥小屋」。キャベツがすごい量!

そしてチンアナゴハンコは普通に使えました(1か月ほど誰にも何も聞かれなかった)。意外と大丈夫なものだね……!

鳥小屋 本店
〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-14-1
3,000円(平均)
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住所非公開『㐂津常(きつね)』のカキフライがすごかった

「銀座 魚勝」が新しく始めた、住所非公開の会員制のお店『㐂津常(きつね)』に連れて行ってもらいました。これは知らなければ絶対たどり着けないわ、というロケーションで、よくこんなところを見つけたなぁ…と感心するほどの物件。この日は夜遅く訪ねたので、大将がつくる絶品料理をアラカルトでいろいろ堪能しました。

突き出しは、魚勝でもおなじみだった鯖&梅干しのおいしいやつ。「絶対頼むべき」といわれたカニサラダは、蟹の身をほぐしてカニミソやたまご、ピンクペッパーなどで和えたもの。予想をガツンと上回る美味しさでした。「バケツで食べたい」の声があるのも納得。

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『㐂津常(きつね)』のカニサラダ

そしてそして、今回どうしても食べたかったのが牡蛎フライ。ジューシーとさくさくのバランスが絶妙で、さらにタルタルソースが美味!パンに挟んでサンドイッチにしてほしい!これは大変な発明ですよ~。

何が発明か知りたい方は写真をよーく見てください。そう!一つのカキフライの中に、大ぶりの牡蠣が3粒も入ってるんです!

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帰りに、魚勝名物のおいなりさんを買って帰宅。アナゴも五目もパワーアップしてました。確かに揚げがずいぶん変わったなぁ。

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きつねは紹介制のお店なので、気になる方はもとの魚勝が立ち飲み屋に変わった『糧亭 魚勝』へ。全部じゃないけど同じ料理も食べられるはず。銀座のど真ん中で昼から飲める立ち飲み屋さんになったそうなので、こちらも近いうちに伺います!

 

 

2020年のミールス初めは、アーンドラキッチンの豪華ランチでした@御徒町

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2020年のミールス始めは、御徒町のアーンドラキッチンで。

豪華~!カレーもラッサムもサンバルも美味しい~!前はランチは日本米だったのが、いつの間にかバスマティライスになってたのもうれしかった💕

ここ数年、東京でミールスを食べられるお店がすごく増えたけど、私自身はエリックサウスに行くことが多すぎて(職場から近い)、ほかのお店に行く頻度がむしろ減っていたので、久しぶりのアーンドラキッチン、めっちゃ堪能しました。

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アーンドラキッチンに行った数日後、2020年ミールス二食目は京橋のダクシンで。

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ラスト「鳥てる」の会を写真で振り返る@品川

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品川・鳥てるのレバー串

私の最愛の焼き鳥屋さん、品川駅近くの「鳥てる」さん。

とびきりおいしくてとびきり大きくて大人気、めったに予約が取れないお店。といいつつ2か月に1回くらいのペースで通っていたのですが、それも今日が最後...入っているビルが取り壊しということで、いまのところでは最後の営業となってしまったのでした。

 

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先になりそうだけど、移転してまた青木さんの焼き鳥がいただける日を心から楽しみにしています。こんなに好きになった焼き鳥屋さん、初めてなんです……。

 

台湾南部の旅、「豚足の町」に行く~萬巒豬脚街(屏東県)

年末年始、10日くらい台湾南部にいました。高雄&台南をぶらぶら。これまでにも何回か行っているので、観光らしいことはせず、ひたすらのんびりしたり、おいしいものを食べたりするだけの怠惰な旅。

とはいいつつ、何回か(ちょっと)遠出をしたのでその話を書こうかと思います。夕方に成田を出る飛行機で、夜、高雄空港に到着。空港の近くで一泊した翌日。高雄県お隣にある屏東県へ向かいました。潮州という町の近くに、「萬巒」という豚足専門店が立ち並ぶエリアがあるのです。

台湾では豚足のことを「豬脚」といいます。それでは豬脚の町・萬巒の話、スタート。


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右の地図で、青い斜線で囲ってあるのが屏東県。萬巒の町は、赤いポイントが付いているあたりにあります。

台鐵の高雄駅から特急自強号で35分、各駅停車に乗り換えて一駅「竹田」という小さな駅で下車しました。日本統治時代の古い駅舎は保存され、雑貨店&簡単なカフェみたいになっています。

実は竹田の駅前には「池上一郎文庫」というアジア最南端の日本語図書館があり、日本語の蔵書を揃えています。今でも日本語が話せる台湾人の方がここの図書館に集まったり、ボランティア(多分)で運営をしているそうなのですが、私が行ったときにはあいにくお昼休みで閉まっていました。

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竹田駅。昔の駅舎が保存され、その上に新しい駅が作られています

 

竹田駅から萬巒まではちょっと距離があります。歩くのは無理。タクシー……と思ったけど、駅前を見た感じとてもそんなものがいるはずもない。駅舎カフェのご主人にタクシーを呼んでもらって、萬巒の町へ向かうことにしました。やってきたタクシーは黄色くなく、普通のクルマ。40代くらいの女性が運転する、要は白タクでした(笑)。

車で10分以上走ると、左右に猪脚専門店が林立する街に到着。おおお、ここかー!本当に、右を見ても左を見ても豬脚を出すレストランが並んでいます。すごいなぁ。食事は店の中で食べるのですが、店の前で豬脚を煮ているので、あちこちに豚足の山ができています。テイクアウトで買って帰る人もたくさんいましたよ。

 

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萬巒の町はこんな感じ。右を見ても左を見ても豬脚のお店ばっかり!

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店頭はこんな感じ。どこも賑わってます

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店頭(外)にはよく煮込まれた豚足が山積みになった鍋がどどーん。写真だと分かりにくいですが、これめっちゃ大きいんです!

 

●萬泰猪脚大王

まずは白タクの女性運転手さん一押しの店「萬泰猪脚大王」に入りました。豬脚専門店はもともとは客家料理の店らしく、豚足料理がウリではあるのですが、メニューを見るとほかの料理もたくさんあります。とはいえ我々はたったの2人。たくさん頼んでも食べきれません。迷った末に「豬脚(半分、250元)」「高山大豆苗(180元)」「板篠(45元)」を一つずつ注文。475元、二人分でだいたい1800円くらいでしょうか。

数分くらいで、すぐに料理が出てきました。

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これが豬脚(豚足)。大皿に盛られた豚足は、半分といいつつすごい量!骨を外して食べやすくカットしてあるので、言われなければ豚足だと分からないかもしれません。ニンニクの効いた甘いタレにつけて食べます。食べてみると、皮の表面はぷるっぷる、肉の部分はしっとりとして実においしい。あー、これは美味しいわ…。すごい量と思っていたのですが、意外とパクパク食べられてしまいます。

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食べ終わってお皿に残った骨。ほとんど食べるところはないです。日本でイメージする「豚足」と違って、食べてる途中は骨なしのお肉なのが面白い。

 

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高山大豆苗という野菜のニンニク炒めがこれまた非常においしくて、スルスル食べられる美味。日本で見たことないけど、これ、おいしいなあ。

 

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もう一つ、板筱はきしめんのような麺。おそらく米麺だと思います。ふわん、ちゅるんと柔らかい米麺が、いい感じにスープを吸い込んで、これまたするする食べられる美味しい一椀でした。優しいお味~。うう、お腹に余裕があればもっと食べたいくらいだ…。板條はこの辺の特産のようで(あとで分かったところによると、どうも客家料理の伝統食材らしい)、町のあちこちで看板を見かけました。

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店頭では豬脚を量り売りしていました。 

●海鴻飯店

だいぶ満腹になったんですが、それでももう一店行きたくて。ドライバーさんが二番目に美味しいと勧める「海鴻飯店」にも入ってみました。ほかの料理もおいしそうだなーと思いながら、すでに満腹だったので今回は豬脚(半分)だけ注文。出てきた豚足は、さっきのお店とは結構、見た目から違います。

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萬泰猪脚大王よりは煮込み時間が少ないのか、皮のプルプル感が柔らかく、全体的にしっとりと水気が多い。食べると肉がややオイリー。うん、こちらもおいしい。ツケダレはこちらのほうが甘さが少なくて、よりニンニクが効いています。

同じ豬脚料理でも、意外と肉の仕上げ方も違うし、つけだれの味も違うんですね。楽しいな~。「美味しいー!」と感激したけれど、二軒目なのでさすがにとても食べきれず。持って帰りたいと伝えると、快く袋に入れてくれました。

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食べきれなかった海鴻飯店の豚足、ビニール袋に入れてもらって持ち帰ったのですが、丸一日くらい経ってから残りをホテルの部屋で食べました。そうしたら、お店では「水気が多くて食べるとオイリー」と感じていたのが、良い感じに水気が抜けて、適度にプルプルコリコリした食感になってこれまたおいしかった!

せっかく萬巒まで行っても、しかも豚足が好きでも、そうそうハシゴはできないと思うんです。テイクアウトしてホテルで食べるのも、オススメですよ。お酒のつまみには最高です☆

 

お腹いっぱいになったあとは、萬巒の町をフラフラ。といっても、本当に小さな町なので、賑わってるエリアは狭いのですが。 

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豬脚を食べた2店以外に目立っていた豬脚専門店が「林家豬脚」。なんだか見覚えがあるような気がしたのですが、それは気のせいではなかった……という話は後ほど。

 

帰りは竹田駅ではなく、バスに乗って潮州駅方面へ向かいました。潮州は、屏東県最大の町です。

なぜわたしが潮州に向かったか?それには理由があります。なぜならここに、ものすご~く珍しいご当地かき氷を出す店があるのです……続きは、トーキョーウジキントキ改め、タイワンウジキントキでどうぞ!

ice.hatenablog.jp

ice.hatenablog.jp

 

どちらもかなり珍しいかき氷だと思います。かき氷好きじゃなくても、台湾好きさんはぜひチェックしてみてくださいね。

 

●林家豬脚(おまけ) 

最後にもう一つ、オマケの話を。萬巒で豬脚を食べたお店は上記の二つだけだったんですが、実は私、半年くらい前に、高雄駅(左榮駅、新幹線が止まるほうの高雄駅です)のフードコートで、”萬巒の豬脚料理”を食べたことがあったんです。

フードコートにあったお店は「林家豬脚」。こちらも萬巒にお店を構える豬脚専門店です。そのときの写真がこちら。

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一人分のセットメニュー。写真の左奥が豬脚、手前が板條、奥が青菜。食べたものとしては奇しくも萬泰豬脚大王で食べたのと同じメニュー。

でも、このときの料理はイマイチで、萬巒で食べたほうが豬脚も板條も青菜も断然おいしかったです。比較にならないくらい。

 

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フードコート内の林家豬脚店内はこんな感じ。

 

この時はイマイチだったけど、萬巒の林家豬脚はおいしかったのかな?なーんて思っています。お腹いっぱい豬脚が食べたくなったら、また行こうかな、萬巒。

 

※萬巒豬脚街の地図はこちら。紹介したお店(萬泰猪脚大王、海鴻飯店、林家豬脚)はすべて同じ通り沿いのすぐ近くにあります。

信州・須坂でおやき食べ比べ

ゴールデンウイーク、長野&群馬で温泉ハシゴツアーに行って参りました。初日に泊まったのは、須坂(すざか)市。小布施のお隣の街です。須坂には「遠藤酒造場」という造り酒屋がありまして、そこの「どむろく」というどぶろくが大好きなんですよねぇ……(うっとり♡)。写真は目下イチオシらしいお酒「直虎」です。
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で、今回はその遠藤酒造場の斜め向かいにある「」というゲストハウスに泊まったのですが、そこで須坂のおやき屋さんを二軒教わったので、食べくらべてみましたよ、というお話です。

鈴木蛍雪堂

一軒目は「鈴木蛍雪堂」。和菓子屋さんでおやきも売ってる、という体なんですが、お店に入るとおやきがズラリ。八種類くらい置いてあったと思います。

パッと見たときに、表面がでこぼこしていているのが印象的なおやき。水分多そうな皮にラップがピッタリ張り付いていて、触るとほんのりあたたか。朝九時くらいに買いに行ったから、まだ出来立てだったのかもしれない♪

どのおやきもおいしそうで&種類がたくさんあって迷う迷う。さんざん迷った末に選んだのは、この3つ。

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持って帰ってくるまでに冷めちゃったので、レンジであたためなおして食べました。おおお、うんまーい!!! 

野沢菜、にらキャベツ、丸大根、どれも具がジューシーで、しっとりむっちりした皮がうっすら外を覆っているものの、主役は中の野菜という感じです。はぁ、野菜おいしい…。

特に印象的だったのは「丸大根」。厚さ二センチくらいのふろふき大根が丸ごと(!)と、たっぷりの信州味噌が塗ってあります。食べるとじゅわーっと大根のおいしいおつゆが…インパクト大です。はぁぁ、おいしすぎた、断面写真を撮っておけばよかった(笑)。


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季節的にこちらも(こどもの日直前だったんで)。むっちりした皮に、甘さ控えめなこしあん。こちらもボリューミーで美味しかったです。

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店構えはこんな感じ。

 

●つたや本店

もう一軒、違うお店でもおやきを買ってみましたよ。「つたや本店」
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こちらも「和菓子屋さんでおやきも売ってる」系なのですが、より和菓子が主力な印象。でもおやきはいっぱい種類があって、お願いすると奥から出してきてくれます。 

食べてみると、鈴木蛍雪堂のおやきに比べて、こちらは具よりも皮が主力という感じ。重曹で膨らませた田舎饅頭の中身が野菜になってる、という感じです。


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あ、メニュー撮ったらブレてた……。定番ものは一通りそろっていて、あとは「かぼちゃあん」「そら豆あん」「ずんだあん」など、甘いおやきが得意な印象。確かに私が食べた三つの中でも「かぼちゃあん」が一番好みだったかも。

こちらのお店は和菓子のバリエーションもすごく多くて、いろんなお菓子が買えます。買わなかったんですが、気になったのは「こねつけ」というお菓子。残りごはんに小麦粉を混ぜて、中に信州味噌を包んで、油を引いた鉄板やフライパンで焼くものだそう(参考)。お店の方に説明を聞いてナットクです。そういえば、昔、長野出身の人にそういう節約おやつがあるって聞いたことがあったなあ。北信地方のおやつなんでしょうね。


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お店の外観はこんな感じです。

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さらにこの他にも実はツルヤ(長野のスーパー)でもおやきを買って食べたんですが、3軒全部全然違う味でした。わたしの好みとしては、「鈴木蛍雪堂」のほうが好きかな。どれもおいしかったけど、やはりあの丸大根のジューシーさは感激だった……。

 

長野名物のおやき、あちこちで作ってますが、お店によって全然味が違うから楽しいですねえ。改めて食べ比べてみると、定番の具のものでも味がかなり違うなと気がつきました。思いのほか違うのは「皮」。今回はどちらも和菓子屋さんだったから余計なのかもしれないけど。

 

そうそう、長野のおやきといえば前に書いた、鬼無里の「いろは堂本店」の話もぜひどうぞ。焼きたて、めっちゃおいしかったなあ……思い出すとニヤニヤしちゃいます。

ayano.hatenablog.jp

 

長野・須坂の話、続く。 

創業1909年!老舗の鶏鍋屋『鳥栄』は徹頭徹尾シンプルで古風な店だった@湯島

湯島の駅近く、岩崎邸のちょい裏くらいにある、老舗の鶏鍋屋「鳥栄」。ものすごい有名店で、なかなか予約が取れないお店です。行ったのは実はずいぶん前なんだけど、お蔵入りさせるのももったいないので、写真を掘り出して書いてみます。 

 

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木造二階建ての日本家屋。創業1909年だそうです。さすがに創業時のままってことはないと思うけど、外観からして風情あるなあ。神田のあたりにはこの手の建物も時々残っているのですが、湯島界隈だとあまりないんですよね。

今回は友達が予約してくれたのに参加です。案内されて、二階へ。畳敷きの部屋に入ってびっくり。

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えっ、囲炉裏に炭並べて鍋料理……?!思わずびっくりして写真撮っちゃった。 

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炭の上には、思ったより小さな薄い鉄鍋がかけられています。水に近い色のスープで煮るのは、若鶏の胸肉、モモ肉、モツ、ハツ、砂肝、肝臓……って言ってたかな。あと豆腐とネギと。私このとき遅刻してしまったので、食べかけ写真でごめんなさい。 

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鍋でサッと煮た肉を、シンプルに大根おろしと醤油で食べます。お好みで山椒(七味唐辛子だったかも?記憶が……)をパラリ。もっと凝った味付けなのかと思ったら、ストレートに鶏の味をあじわう鍋で「なるほど、こういうのなんだ~」と感心。 

さて、鳥鍋のメインイベントはまだこれから。 

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じゃじゃーん。名物「鶏団子」です。上が出てきた状態、下が団子を鍋で煮ているところ。要は鶏つくねですが、上の写真で分かる通り、ものすごーーーーーくなめらかなんです。鶏団子と同じく、非常にシンプル。つなぎは卵しか入ってなくて、ひたすら包丁で叩いてこの状態までもっていくんだそうですよ。滑らかになるまで、ひたすらにトントントントン。

スプーンですくって、鍋に投入すると、ふんわりとした鶏団子がどんどんできていきます。こちらもさっぱりとシンプルにいただきます。

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最後にでてきたごはんとおしんこ。ごはんには鶏スープをかけてサラサラッといただきます。お、おいしい……!徹頭徹尾シンプルな鶏鍋を堪能しました。 はぁ、おいしかった!連れて行ってくれた食通の友人に感謝。

 

ところでこのお店、上述の通り「炭火で鍋」なんです(部屋の全景を撮っておかなかったことをものすごく後悔……)。私が行ったのは冬の寒い日だったので楽しくいただきましたが、エアコンなんてついていない昔ながらの日本家屋。真夏だと「エアコンなし、窓開け禁止、そんな中で炭をくべて、滝汗流しながら鶏鍋を食べる」ことになるそうです。なにそのマゾっぷり……でも私そういうの嫌いじゃない……w

夏に行くとどうなるか、詳しく書いてる方がいらしたのでリンク貼っておきます。いやぁ、江戸文化を平成の世に伝える、貴重なお店だなあと思いました。ほんと、「鬼平犯科帳」あたりに出てきそうなお店でしたもの。

ameblo.jp

お店の詳細はこちら↓ ↓

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こんなの初めて(はぁと)なホルモンを銀座で食べた@王十里

神奈川県民が愛するハンバーグを食べに行くはずだったある夜、何がこうしてああなって、何故だか「ここのホルモンは本当に旨いよ」とグルメなおじさまが太鼓判を押す焼き肉屋に行くことになりました。

場所は東銀座、店の名は「王十里(おうじゅうり)」。銀座で焼き肉なんて、いくらあれば足りるのだろうか…と内心ドキドキしながら二階席へ。

 

まずはポッサムキムチと、「ここでは僕、これしか肉頼んだことない」という「特上ホルモン」と「特上ミノ」を注文。

左がホルモンで、右側がミノです。この二つはちょっと変わっていて、メニューに「上記2種は、合わせて2人前からのご注文をお願いします。また、初回のみの受付となり、追加のご注文はお受けしておりません」と書かれていること。

 

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どどーん。写真だとサイズ感が分からないかもしれませんが、なにしろ太い&大きい。ものすごい存在感。今回は4人で行ったので、それぞれ4人分ずつ注文しました。つまりこれで8人分ってこと。

他のメニューは普通に客が自分で焼くのですが、この二つだけはお店のお姉さん(赤いチマチョゴリを着ていて大変カワイイ)が丁寧に焼いてくれます。


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コロコロ…じゅうじゅう…

見ているうちに特選ホルモンは人の指かなにかに見えてきますが(指にしては太すぎるけど)、指が焼かれていると思うと怖いのでそれ以上考えないようにする。

お皿で出てきた時には感嘆の声を上げてしまうほど太いホルモンだったのですが、焼いていくうちに細くなっていきます。フランクフルトがシャウエッセンになったくらいの感じ。


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じゅうじゅう…チョキチョキ…(ハサミでミノを切る音)…じゅうじゅう…

 

結構な時間と手間をかけて、焼き上げられたホルモンとミノを食べてみました(かわいいお姉さんが小皿に取り分けるところまでやってくれます)。ぱくりと食べると、口の中に甘さがほとばしる!うわ、うんまああああああああい!そして、甘あああああああああい!

肉汁というかホルモンの脂がジューシーで、思わず「こんなの初めて…(ぽっ)」と呟いてしまった私であります。なにこれ、めっちゃおいしいんですけど。

ハサミでチョキチョキといえばこちらも。ポッサムキムチ、こちらも大変美味。
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もうちょっと食べられるね、ということでハラミも注文。

 
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こちらはホルモン&ミノとちがい、塩コショウだけでさっぱりといただきます。うん、これも美味しい。でもホルモン&ミノほどの驚きはないので、余力があったら注文という感じで良いと思います。


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ビビンパと冷麺。冷麺はスープを凍らせた氷を作っているので、溶けても水っぽくなりません。細くてコシのあるおいしい麺だったなあ。でも、ちょっとお酢をかけたくなったかも…… 

 

そんなこんなで、「こんなの初めて!(はぁと)」と思わず声が出てしまうくらいおいしい、これまでに食べたことない美味なるホルモン&ミノに大満足でお店を出ることになったのですが、お会計のときにもう一度びっくり。お会計、一人1万4000円くらいだった…。普段私が行くホルモン焼きやさんって、ちょっと飲んでも一人3000~4000円くらいなんですよね。

「さすが銀座で焼肉だ……銀座、恐ろしい街……でもホルモンめっちゃ旨かった……」とおののきながら家に帰ったのでありました。王十里、銀座に2店舗あります。高いけどめっちゃおいしいので、よかったら行ってみてください。

 

☆王十里  東京都中央区銀座4丁目8−11 善隣ビル TEL: 03-3538-5866 営業時間:17:00~24:00(日曜と年末年始が休み)

近所にある支店↓

王十里 サランチェ

食べログ 王十里 サランチェ

錦糸町「タイランドショップ」で、休日の午後からタイ料理とビールの幸せ

ある休日、お昼というにはちょっと遅い時間に錦糸町でランチを食べることになりまして。「せっかく錦糸町に来たんだからやっぱりタイ料理かな」と向かったのは、「タイランドショップ」。

錦糸町はタイ人が多いそうで、おいしいタイ料理店がたくさんあるんですが、大勢入れる大型店といえば南口の代表店が「ゲウチャイ」、そして北口の代表店が「タイランド」。どちらもおいしいしメニュー豊富、「おいしいタイ料理が食べたいです」と言われたらまず間違いないお店。

で、今回行った「タイランドショップ」は、北口「タイランド」のすぐ近くにあるタイ食材ショップ。ショップなんですが、店の一部がイートインになっていて、お食事もできます……というお店。気のせいか「タイランド」よりも「タイランドショップ」のほうが、より現地っぽいお味で、料理の味も辛さも日本人仕様になっていない感じがします。


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「まだ外は明るいけど、ちょっと飲んじゃおうか……」ということで、シンハービールの大瓶を頼んでカンパーイ。そう、シンハーの大瓶があるんですここのお店。うれしい。手前はヤムネームだったかな?ソーセージを和えたサラダです。すごくおいしいけど、かなり辛い唐辛子が割と容赦なく混じっているのでご注意を。


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ソフトシェルクラブを揚げたもの。これもおいしかったなー! 


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チャーハンです。辛くないので安心。 


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汁なし麺を、メニューにある中華麺ではなくセンレックで作ってもらったもの。ここのお店に限ったことではないですが、タイ料理店では、麺の種類を変えるとか、肉の種類を変えるとか、メニューにないアレンジも相談すれば大抵聞いてもらえるので、気になったらオーダー時に聞いてみるといいですよ。 

東京のタイ料理店って一皿が結構な大盛で値段も高め、ということが多くて、4人くらいいないといろんな種類を食べられない……ということも多いですが、タイランドショップの料理はほとんどが500~800円程度。料理の量もそんなに多くないので、1~2人でふらっとごはんを食べるにはとてもぴったりなお店です。


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近所のタイランドもいいお店ですが(ここに行った翌週にタイランドにディナーに行きました)、タイランドショップはまた違った雰囲気で大好き。軽くタイ料理をつまみながらシンハービール、とかかなり幸せです。また、もともとはヌードルショップだったので、麺メニューはとくに充実。一人ならフラッと行って麺を食べてサッと出る、のもおすすめです。

 

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